※前作 花屋のアイヴィー の続編ですが、本作のみ で遊べるようになっています
※個室001 にエピローグの部屋を追加しました。トップマストにある閉店後の花屋という設定です。⬇️
動画です、文字より判り易いかも 幽体のヴァインの視点 ドア開閉ギミックも見易く撮れてますwストーリー 人間花の術Cliquez pour afficherCliquez pour cacher
解説※判り易くするため手順のみを載せています
※手順通りに進めて、数回試行してもダメな場合のリセット方法
①メニューのコミニケーション→ハウジング→玄関に移動する を選択してください
距離を取ることでリセット出来ることが多いです(足場は出現しているため手数は減ります)
②ハウスから出る or 個室に入る での再入室によるリセット(玄関に移動してから)
この場合、足場ギミックの進行状態が最初に戻るため最初からの攻略になります。
お手数お掛けします。
①入り口ホール 奥に、真っ赤な座布団のパイッサチェア が緑の壁に埋まっています。
ここで2パターンの行動が取れます。
パターンA(パイッサチェアに座らない)
パイッサチェアの左上で輝く紫色の花に向かって ジャンプ 透明な足場に乗れる。
枝をつたい丸太に乗る → バラの鉢の上を周りこみ反対の丸太を渡る → 段差を降り階段室へ
パターンB(パイッサチェアに座る)
パイッサチェアに エモート 座る → 立ち上がる → もう一度 エモート 座る
パイッサチェアに ハマります。
そこで ジャンプ (1、2回ほど)
手前に降ります。
パイッサチェアの中ほどに足場出現。
枝をつたい丸太に乗る → バラの鉢の上を周りこみ反対の丸太を渡る → 段差を降り階段室へ
②階段室 2本の緑色の木の柱の間、地面にある枝に乗ります。
枝には小さな段差があり、少し地面から浮きます。
エモート 座る で通り抜け。
※段差に載っていないと反応しません
石床の隙間から地下へ。
③檻(おり)で隔てられた部屋 階段を降りてまっすぐ進み、曲がっていくと檻で隔てられた部屋が。
積み上げられた本 に乗り、エモート 座る
檻の向こう側へ出ます
次に、オレンジの鉢の上 に乗り、エモート 座る 檻の向こう側(本が置いてある側)に出ます
ここで、玄関ホールでパイッサチェアに座らなかった パターンA の方は、もう一度上記を繰り返して下さい。
パターンB の方は大丈夫です。
廊下の壁に 紫色の花 が現れます。
紫色の花 のところまで移動すると、さらにもと来た道に 紫色の花 が現れています。
そして、その奥の脇道にも 紫色の花 があり、 足場 が出現しています。
階段あたりから ジャンプ すると 足場に登れます。
足場から降ります。
④ 2つのドア(2択エリア) 開いている状態のドアの真ん中あたりで エモート 座る で移動出来ます。
※角に寄っていると 座る 判定の線が通らないことが申し訳
ここまで来たら自分で2択選びたいかもしれないので今は隠しておきますね。
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⑤青い月明かりの差すステンドグラスの部屋(2択エリア) 入って来たのとは別に、2枚の ムーンライトステンドグラスが部屋に並んでいます。
それぞれのムーンライトステンドグラスの面にくっついて エモート 居眠りする
で移動出来ます。
先ほどと同様に隠しておきますw
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お疲れ様でした、クリアおめでとうございます!!
お読みいただき(お越しいただき)、大変ありがとうございました!
今作で9作目。
パレスオブザデスは10階層が1セット。
ハウジング製作に信じられないくらい時間を投下してしまっていて・・・さすがにやり続けるのもどうかと思っているところです
またお会いできることを楽しみにしています。
お付き合いありがとうございました!
アスタビエルゴ〰︎♪
人間花の種がある
魔界の植物だ
その種は植え付けられたものの力を全て吸い取った実をつける
その実を食べると、その者の力を得ることができる
異なる属性・器の違う力さえも
禁術書に記された邪法
古の昔には、人間を武器に変えてしまうスナップドラゴンという魔法もあったという
世界にはまだまだ恐ろしい禁術が隠されている
本ストーリー&エピローグ
冒険者は再び戻ってきた。
邪悪な魔女のはびこる家へ。
2人の女性を救い、魔女を祓う(はらう)ために!
ほんの少し前、冒険者はこの花屋を訪れた。
花屋の店主アイヴィーの友人で行方不明のヴァインという女性を探すために。
その冒険者を待っていたのは予期せぬ脅威・魔女の罠だったのだ。
はぐれカーバンクルの助けにより魔女の罠を辛くも逃れた冒険者。
かの魔女をそのままにしておけない。
賢人の友人とギルドの協力を仰ぎ、魔女を抑える準備を整えて戻ってきたのだ。
庭には奇妙な変化が起こっていた。
花屋の架台には魔法のカエル プロッゴが主人のごとく構え、妖異の気配を隠さない。
庭の草花の間からは大きな蔓(つる)が伸び魔法の房を付けて妖しく輝いていた。
慎重に玄関を開ける。
店内の様子は以前と様変わりしていた。
花屋のバックヤードだったはずの空間が跡形も無い。
そこは出口の無いホールだった。
死者の宮殿の青白いタイル壁で周囲が覆われている。
頭上には太い蔓(つる)が植物に覆われた壁から伸びている。
この異変、魔女の仕業だろう。
前回も魔女は花屋の地下を作り替え、冒険者に呪術の罠を掛けてきた。
それに・・・あの気味の悪いガゼボ(西洋式あずま屋)も
そうだった!冒険者はガゼボのことを思い出した。
真っ暗な空間に浮かび上がる白い花の床を囲む、色ガラスの庇を持った6角形のガゼボ。
そしてその側にあったものを思い出し、重苦しい気持ちになる。
人間が入るような巨大な鉢に彼女は植え付けられていた。
花屋の店主アイヴィーの友人、ヴァインが魔女の実験の犠牲となっていたのだ。
人間花として。
冒険者がホールの植物の壁に近付くと、ブドウのような甘い香りがした。
え?こんなところにブドウの樹は無いけど・・・
すると目に入ったのが紫色の蔓(つる)の花だった。
ああ、そう言えばこんな香りするんだった・・・
冒険者は、その紫色の花の辺りにドアの取手を見つける
間取りを見てもガゼボへのドアに違いない
力を込めてドアを押し開けようとする
と意外なことにドアは開いた
蔓で絡まって開かないかと思ったのに
冒険者はガゼボの部屋に入ってまた驚く
部屋はそこら中に生い茂った植物で埋まっていた
入り口にあった2対の妖異の石像すら緑に埋まり壊れている
ガゼボ自体も太い蔓に巻き込まれ、色ガラスの庇も落ちて…
植物に襲われて壊れたような状態だ
彼女は…ヴァインの人間花の鉢はどうなったのだろう?
冒険者がガゼボの中央に目を向けると・・・
そこにはヴァインが植えられていた鉢があった
どうして?部屋の角にあったものが
ガゼボの中央の鉢に近付くと、紫色の花が見えた
そして、巨大な蔓(つる)に包まれるように彼女が居た
ヴァイン!
彼女は部屋を埋め尽くす巨大な植物や蔓の中心にいる
その時、冒険者の耳に風のような微かな声が聴こえてきた
“…ア…アイヴィ‥ー…マッテ‥テ…イマ…タスケ…ル…カ‥ラ……”
え?
この声、もしかしてヴァイン貴方の…
ならこの魔女が作ったガゼボを破壊し部屋を埋め尽くしている植物は!
ヴァインは魔女と対峙している?
人間花は魔界の植物だと言う
自らの意志で、自らの身体となった魔界の蔓を動かして
あの声の通り、魔女からアイヴィーを助けようとしているのなら
ヴァインの蔓(つる)と紫色の花が魔女を追っている
それを追って行けば魔女に辿り着けるハズ!
入り口のホールに戻った冒険者は、ヴァインの蔓に飛び乗る
蔓の先には思った通り、ホールから抜け出す隙間があった
降りた先に部屋が続いているようだ
!?
「アイヴィー!」
冒険者は思わず声を上げた
花屋の店主アイヴィーが作業用のエプロン姿でこちらを見て立っていたのだ
拍子抜けするほどあっさりと彼女を見つけることができた
奥の部屋のドア前で何も言わずこちらを見ているアイヴィー
彼女との間には鉄格子があり、その鉄格子を捻じ曲げるようにヴァインの蔓が隙間を作っている
この隙間なら抜けられる、もう少しだ!
「アイヴィーさん!あなたを探していたんだ・・・ヴァインさんが」
身をよじるように隙間を抜けると
アイヴィーは瞬く間にドアを閉じて去ってしまった
ドアを開けようとしても開く様子は無い
冒険者はかぶりを振った
アイヴィーはやはり魔女になっている
前回、ガゼボの中で彼女の日記を見つけたのだ
その中でアイヴィーが自分と自分の中を支配していく魔女に苦しむ様子が見てとれた
まだ彼女の意識優位になる時があればと思ったのだが
甘い考えだったかもしれない
魔女がアイヴィーの精神と肉体を乗っ取り、人間花の実験台に友人のヴァインをせしめたのだから
冒険者は石床の割れ目を見つける
ヴァインがこじ開けたものかもしれない
地下へ進むことにした
地下へと進むと2つに分かれた道があったが片方は行き止まりだ
奥へ進むと、曲がり角がありその先にはドアがある
今度は開けられるといいが
ドアの前まで行くと・・・再び鉄格子があり
その向こうに開いたドアが2つあった
これは一体?これも魔女の罠なのか
2つのドアのうち1つはモーグリがそろそろと漂い
もう1つには
ああ!ヴァインの蔓・紫色の花が輝いている
冒険者は鉄格子の隙間を抜けて2つのドアの前へ行く
と、2つのドアは勝手に閉まってしまった
開けようとしてもびくともしなかった
・・・魔女の仕業か
冒険者が踵を返し戻ろうとすると
元の廊下のドアが開いている
そのドアの隙間から皺だらけの黒い手が飛び出ている
さらにその手は魂の入った籠を見せつけるように晒していた
魔女の手がアイヴィーの魂をさらして弄んでいる!?
冒険者は素早く鉄格子の隙間を戻り、ドアの前に迫ったが・・・
結果は同じ
魔女にドアを閉められて開けられない
振り返ると背後の2枚のドアは開いている
もう一度、鉄格子の隙間を抜けて迫ってみたが・・・またしても同じ結果となった
ダメだ・・・大砲でもあれば吹き飛ばせるのかもしれないが
いやいや、それでアイヴィーが大怪我をしたら意味がない
魔女を確保しなければ
かぶりを振りながら元の道を戻ろうとする冒険者はまたブドウのような甘い香りに気付いて顔を上げた
あっ
廊下の壁にいつの間にかヴァインの紫色の花がかかっていた
紫色の花を追いかけると、さらに壁に沿って続いている
最後まで追いかけると行き止まりだった場所にまで現れていた
しかもヴァインの蔓はそこに足場まで持ち上げてくれていた
ヴァインが冒険者の存在をにんしきして導いてくれているとしか思えない
冒険者は足場に飛び乗り、2枚のドアがある部屋へと降り立った
今度は魔女の感知の外だったのか2枚のドアは閉まっていない
冒険者はヴァインの蔓がかかった方のドアを開けて先に進んだ
出た先は細い廊下だった
植物が繁茂している廊下を突き当たりまで進むと
そこで冒険者は声を殺して立ち止まった
いた!
狭い廊下の下にも廊下があり、そこにアイヴィーが居たのだ
ドアを開け、背後の様子を気にしている
その姿は、先ほどの作業着姿とは異なり、魔術儀式の洋装だった。
魔女は冒険者を相当警戒しているのだ
考えてみれば、前回時間をかけて準備した呪術が失敗に終わったこと
短い時間で戻ってきた冒険者に対して、十分な対策が用意できていないのかもしれない
その上、人間花にしたヴァインが魔界の植物となった力を使って魔女を捕まえようとしている
魔女は、冒険者とヴァインを相手にして何とか逃げ切ろうとしているわけだ
上から覗き込む冒険者に気付いている感じは無い、確保するまたとないチャンスだった
冒険者は息を潜めたまま上から魔女を確保しにかかる
が、その一瞬に魔女は気付くと身を交わした
しまった・・・さすが魔女
冒険者はまた別の部屋に放り出されていた
2枚の大きな青いステンドグラスのある部屋だ
青い光は見覚えがある、そうだエーテライトの光
エーテル官能することで転移可能なエーテライトクリスタルで作られたステンドグラス
この規模ならちょっとした空間へ転送できるだろう
ただ2枚ある
恐らくどちらかに魔女は逃げ込んでいるはずだが・・・
ハウスの構造的にも逃げ場は限られている
これは魔女の最後の悪あがき
しかし甘く見てはいけない
周到に執念深く用意してきた魔女だ
冒険者は2枚の青いステンドグラスを注意深く観察した
1つにはヴァインの蔓がかかっている
今までヴァインの蔓を追ってきたのだ
こちらを信じて間違いないだろう
冒険者を歩みを進める
エーテル感応して先へ進めば…
今度こそ魔女を
そうしてステンドグラスに手を伸ばした時だった
幻のような透明な手が伸びてきて冒険者の腕を止めるそぶりを見せる
え?ユウレイ…?
隣を見るとボンヤリと人影が淡く青い光をまとっていた
その姿はまるで魔女のような
でも冒険者はその姿をどこかで見た記憶があった
『冒険者さん…私のこと覚えているかしら』
そうは言っても、完全に昔の姿では無いのだけど
と亡霊は語った
『私は・・・そうね、死者の宮殿で死霊術の実験を繰り返していた魔女に・・』
苦しめられてきた亡霊たちの形代なのだと言う
さらに魔女は、蔓のかかったステンドグラスの先には居ないと言う
『こっちのステンドグラスに来て、ブドウの香りがするでしょう?』
彼女の言う通りだった
どうやら魔女はヴァインの蔓に追われたことを利用して騙そうとしていたのだ
『私たちも…そして貴方もヴァインも、魔女を打ち倒そうとしている』
彼女は冒険者に手助け出来ると語った
彼女の幻体は砕けたエーテライトクリスタルの粒子で出来ているのだと言う
死者達の怨念とも苦しみとも言える想いが伝達、引き寄せられ形造っているのだと
障害物を苦にしない彼女は正確に魔女を追えるのだと言う
蔓を使ったヴァインよりも警戒されにくい存在だとも
しかし幻体であるが故に、拘束力は無い
話を聞いて冒険者は良い案を思いついた
そもそもの作戦は…魔女になってしまったアイヴィーを捕まえること
その後、賢人の少女に魔法生物をテレポで転送してもらい処置を施すものだった
幻体の亡霊がエーテライトの粒子で出来ているテレポのアドレスが作れる
さらに魔女に警戒されることなく近付ける
ということは直接、魔女に不意打ちで魔法生物の浄化力をぶつけることができるのでは?
『それは良い案だわ!魔女は警戒して逃げ回るとしたら確保するのは難しいもの』
こうして準備が整った
短い距離ならテレポ効果で簡易な通信が出来た
後はリンクパールで幻体の亡霊と繋いだ座標を双子の少女に知らせれば
双子の少女は自らが生み出した魔法生物を起動状態で準備してくれている
それをシャーレアンにあるエーテライト研究所から転送してくれる手筈になっているのだ
あの魔法生物は肉体や精神を汚染されたものを浄化する機能を持っていた
『じゃ、行ってくるね』
幻体の亡霊がステンドグラスの向こうへ消える
冒険者はリンクパールの通信を繋げた
キラッとエーテライトクリスタルの粉塵が糸のように輝いた
『冒険者さん!ここです、今!!』
リンクパールで座標をそうしんすると少女の元気の良い声が返ってきた
青い稲妻のような光と共にテレポの衝撃が走る
『やった!』
幻体の亡霊のふりしぼるような思念が響いてくる
冒険者はブドウの香りのするステンドグラスにエーテル感応して移動した
「アイヴィー…」
そこには花屋の店主アイヴィーとヴァインの蔓に絡まれて動けなくなっているシワだらけの化け物のような姿をした魔女が居た
アイヴィーの肉体から魔女を分離出来た上で、確保に成功している
冒険者は急ぎハウスのそとで待機してもらっているギルドの救護班に連絡をした
魔女の封印と護送の担当者もいる
魔女がいつまでも肉体を留めているとも限らない…冒険者の立ち合いの下で慎重に封印し滅却のために護送を手配した
気を失い衰弱し切ったアイヴィーは救護班が搬出する
ヴァインは魔界の植物と同化してしまっているため直ぐに処置することは難しい
だが魔法生物による治療を続ければ恐らく元に戻る見込みがある
イディルシャイアの近くに居を構える魔女に確認した話だ
人間花は宿主の力を抽出するため、宿主の肉体を破壊し尽くすことは無いのだと言う
一通りの手配を終えた冒険者は玄関に戻った
後はギルドに報告を終えれば…
双子の少女にもお世話になったからラストスタンドで何か美味しいものでも
いや、こちらで何かお土産でも買って行った方が・・・
そんなことを思っていた時に一瞬気が遠くなる
ふと気づくと不思議な空間に居た
目の前には美しい花が咲いていて
その上にアイヴィーとヴァインがふわりと浮いている
これは一体なんだろう
そう思っていると幻体の亡霊が現れた
『冒険者さん、ありがとう』
もうこれで魔女に魂が弄ばれることは無い
そのことが本当にうれしいの
そう彼女は語った
『私の幻体は、さっきのテレポでほとんど消えてしまったから…もうこれでお別れね』
もし、貴方と冒険することが出来ていたら…
私たちの未来も変わっていたのかな
少し俯きながら言う彼女
『ごめんなさい…また貴方に救ってもらっちゃったね
これからも元気でいてね
そう言いながら彼女は手を振ると
かき消えた
気づくとそこは元のホールだ
あれは何だったんだろう
でも懐かしい気持ちがした
冒険者は理由のわからない涙がひとすじ頬を伝わるのを覚えながら
アイヴィーの花屋を後にしたのだった
エピローグ
※エピローグは 花屋のアイヴィー・ヴァインの花籠を経た後の一幕です
※場面は個室番号001 の部屋になります
あれから時が経ち、冒険者はアイヴィーが快復したと聞き彼女を訪ねることにした
同じようにヴァインも快復したんだとか
依頼をこなしていたら少し遅い時間になってしまった
トップマストに新しく開いたというアイヴィーの花屋のドアを叩く
まだドアは開いているようだ営業してるのかな?
冒険者は声をかける
「冒険者さん、お久しぶりです!」
アイヴィーの元気な声が聞こえる
こんな明るい子だったのか
考えてみれば、魔女に操られる姿と衰弱して運ばれていく姿しか見ていない
「あの時は、本当にありがとうございました私も、ヴァインのことも助けていただいて」
仕事だったとは言え、、中々なヤマだったと言える
魔女は冒険者を逆恨みしていたし、2人を救えるかどうかも確かでは無かった
事件が終わって本当にホッとしたのを覚えている
今日は営業も終わり店内は少し暗く、花も少ないようだ
欄干の向こうにはトップマストから遠くの諸島と満天の星空が見えていた
とてもいいところだね、ヴァインは来ているの?と尋ねてみる
するとアイヴィーは項垂れてしまった
「実は…
友人のヴァインは商船員で定期的に航海に出ていたのだと言う
植物や花もアイヴィーによく紹介しれくれて、リムサ・ロミンサで出会って友達になったのもそれがきっかけだった
事件の後、無事に快復するとまた仕事に戻って行った
むしろ以前より植物に興味を持ったようで
グリーナーもやってみたいと楽しそうに仕事をしていたそうだ
「それが…あのヴァインの乗っていた船が海難事故で沈没してしまって
えっ!?
冒険者は思わず身を乗り出してしまった
そんな…あんな事件のあった後なのにそんなことって
アイヴィーは作業机の上にあるセーラー帽を見せてくれた
「これ…ヴァインの遺品だって、潮に流されているのを拾ったんだそうです、名前も刺繍してあって…」
泣き崩れそうなアイヴィーを冒険者はそっと支えた
「あの、でも私、毎日祈ってるんですリムレーン様に!!」
ヴァインはきっと生きてるってリムレーン様が守って下さっているって!
そう彼女は少し目を潤ませながら言った
「事故のあった海域の潮流は新大陸の方にも流れているって聞いて、私…冒険者さんに会ったらお願いしたいことがあって…」
冒険者は頷きながら言葉を促した
「冒険者さん…新大陸に行かれるって、そのギルドの方に挨拶に行った時に聞きました…差し出がましいですが…その」
そういうことか…
せっかく助けたヴァインが行方不明のままじゃ終われない
そういうことなら、この英雄サマに任せておきなよ!
明るい声で励ますように冒険者はアイヴィーに声をかけて腕を支えた
アイヴィーの表情は希望の灯火を得たように明るくなり、その瞳は灯台のように輝いた
遠い海からでも見えるこのトップマストに開いた花屋は、ヴァインを待ち続けるだろう
空には満天(どうだん)の星が輝き、アイヴィーの心は花の灯台となって希望の光を守っている
その様子を壁の蔦の間からのぞく紫色の蔓の花が優しく見守っていた…