第六話「姉は戦場の緑獅子リリーナ」アスが私の正面で改まって話しを始める。
「両親を早くに失くした私達は生き抜く為に幼いながらも傭兵稼業に勤しんでいました。…正直、命と隣り合わせの毎日で生き抜くのに必死でした」
二人にそんな過去が!?私は言葉を失った。
「それでも二人で力を合わせて何とか生き抜いてきたのです、幸いにも私達は姉妹は戦闘向きだった様で日々何とか食つなぐ事が出来ました」
私が想像もできない様な過酷な人生をこの年にして経験して来たのか。
「姉との、…リリーナお姉様との出会いはとある戦場でした。」
どことなく当時の姉の姿を思い出し耽っている様に見えた。
「あの頃リリーナお姉様は、戦場の緑獅子(せんじょうのりょくじし)と既に呼ばれる通り名を有しており、勇猛果敢な光の戦士として高名でした。でも…」
「でも?」
「私達にとってはリリーナお姉様のそんな呼び名よりも、あの勇ましい後ろ姿が憧れだったのです」アスの目は、今もそこに存在するリリーナの…偉大な姉の背中を見据えている様であった。
~五年前のとある戦場~
「トンちゃん、大丈夫?」
「うん、大丈夫!アスちゃんこそ平気?」
言われて身体中を見ると既に傷だらけだった。
「うん、まだまだ平気!へっちゃら!」
よく見ればトンも同じように傷を沢山こしらえていた。
「この戦場、想像以上にやばいね…」
トンが呻く。
今回の戦場は大量に発生した魔獣の討伐が主な任務であったが、想像以上の数の多さ、そして対象の強さに手を焼いていた。
作戦に投入された傭兵、そして冒険者も多数の犠牲を既に払っていた。
そんな過酷な状況下で二人は力を合わせて生き抜いていたのであった。
「まだまだ敵の数が多い、このままいけば私達も危険かも…」「トンちゃん、今回の作戦これは明らかな失敗だと思う、だから敵の包囲網を抜けて逃げよう」
アスの提案にトンも命が優先とばかりに頷く。
それもそのはず、二人は多くの敵に囲まれ何時の間にか中央に追い込まれていたのだ。
この状況で敵を全て殲滅するのは不可能、であれば戦闘を最低限に抑えて生き延びるのが最優先事項だ。
「アスちゃん、分かった!私が道を切り開くから、回復と防御をお願いね!」
アスもその作戦に賛同して頷く。
トンがアスからの返答を見て、即座に行動に移す。
狙うは一点集中砲火、全てをそこに懸けて活路を開く、それしか作戦は無かった。
それが例えどんなに無謀な事でも。
トンが拳を構え目の前の敵に殴りかかる。この魔獣、は一匹一匹はそこまで手ごわくもないのだが如何せんが数が多い。
個体に時間を掛ければ掛けるほど、獲物に群れを成し襲い掛かってくる。
そうなるともう手の付けようがない。
逃げ道を確保するためには、囲まれる前に一匹ずつ確実に素早く仕留める、それが唯一の方法だった。
トンは我流ながらも自分の戦闘スタイルの元となる戦い方を身に着け始めていた。
ミコッテの持つしなやかな身体から生まれる流れる様な動きと素早さをふんだんに使いこなし、己の技として、武術として活かしていたのだ。
アスも同じく我流ながら的確な術の構成と戦況の判断は目を見張るもがあった。
この二人いわゆる時代が生んだ寵児(ちょうじ)なのかもしれない。
トンの拳と技が確実に一匹ずつ敵を仕留めていくが、仕留める以上の速度で敵がにじり寄ってくる。
アスの支援もあって何とか持ちこたえているが、圧倒的な敵数の前に徐々に劣勢に追い込まれていく。
「トンちゃん、目の前のやつを倒したら後ろから敵が一匹来るからそれに備えて、あっ!左右からも一匹ずつ…これじゃ切りが無い」
アスの指示を正確にトンがこなし道を切り開く努力をする。
「それでも生きのこる為にはやらないと!私達はこんな所で死ねない!」「…そうだね…私達は二人で幸せにならないといけないもんね!」
しかし、健闘するも願いは空しく次第に追い込まれていく。
既に満身創痍な二人に向かい容赦無く獣が牙を剥く。
「…私達ここで終わるのかな…こんな所で…」
「トンちゃん…一人にはしないよ、逝く時も一緒だから…」
二人は抱き合って目をつぶったその時。
「アンタら低くしゃがみな!!」大きな声が聞こえた。
声の主は気になったが今はそれどころではない、どうせこのまま終わるのであれば今は指示に従おう。
二人は頭を抱え身を低く屈めた。
その時二人の頭上をとんでもない勢いで何かが通り過ぎていった。
途端に飛び散る獣の四肢。
どうやら凄まじいまでの攻撃が敵を葬った様だ。
しかも一度に数匹だ、子供の二人から見ても並みの攻撃では無かった。
衝撃が飛んできた方に目をやると、その荷佇む一人のミコッテの姿が。
その髪は緑色で短髪、大きな目からは意思の強さを、斧を担ぐ姿は歴戦の勇士を感じさせるとてもカッコイイ女戦士だった。「あの…ありがとうございます!貴女は一体?」
お礼を述べつつアスが問いかける。
「アタイかい?アタイはリリーナ、詳しい説明は後だ、何でアンタ達の様な子供がここにいるのか気になるけど、先ずはこの局面の乗り越えてからだ!」リリーナと名乗る存在は名乗りと同時に、もっともな意見を提案してきた。
「アタイが血路を切り開くから二人は後ろから着いてきな!」
ハッキリ言って二人には他に選ぶ選択肢は残ってなかった。
「分かりました、リリーナさん宜しくお願いします!」
「…うん、リリーナでいいよ、堅苦しい呼ばれ方は苦手でね」
「分かったわ、リリーナ宜しくね!私はトンだよ」
「私はアスと言います」
「トンにアスね、オーケー!」
リリーナが豪快な挨拶を送る。
「何時までもここに留まってるのは危険だ、トンにアス、アタイにシッカリと着いてきな!」
「ハイっ!!」
二人が元気な挨拶で返事を返す。
姉御肌の様な彼女のきっぷの良さと、頼り甲斐のある背中に姉妹は目を輝かせていた。気が付くと、この間に魔獣が再びこちらに迫ってきた。
リリーナは手に持った大斧を担ぎ、一呼吸置くと一直線に特攻を始めた。
先頭をひた走る彼女に飛び掛かる魔獣。
「ふん!」
リリーナの豪斧が敵を一瞬で叩き伏せる。
凄まじいまでの一撃で対象が没する。
その光景を見た他の魔獣達がざわめいたが、ヤツラは数で攻めてくる事選んだ様だ。
「お前等の戦法間違ってない、でもね、それは相手の力量がお前等の範疇に収まる時だけなんだ…アタイがそんな獣の風情が推し量った枠に納まるとでも?」
誰が見てもいかついと思うであろう斧を勇ましく頭上に構える。
"ガウウウウウウゥ!"
魔獣の群れが一斉にリリーナ目掛けて牙を剥き飛び掛かる。
その数はゆうに50匹は超えていた。
この数流石にこの人が強くてもきついのでは…姉妹は不安そうに行く末を見守っていた。
しかし、リリーナは笑っていた。
まるで鬼の様に…
「唸れ…スチールサイクロォオオオオオオン!!」轟くような声を上げながら斧を振り回しながら自身も高く回転しながら舞い上がった。
それはまるで竜巻の様に…、獣たちを巻き込みながら粉々に切り裂いた。
この攻撃一つで、なんと魔獣の半数が屍と化したのである。
衝撃の目の当たりにした姉妹はあまりの事に唖然としていた。
まさかの獲物の反撃に、残りの獣たちも動揺する。
「おいおい、可愛らしい獣ちゃん達、まさかこれで終わりじゃないよね?アタイをもっと楽しませてくれるんだろう?なら掛かってこないと…こんなふうにさ」
リリーナは容赦なく目の前の魔獣に襲い掛かる。
「ヘヴィィスィイイング!!」大ぶりな打撃で数匹の獣達が飛び散る。
圧倒的な力の差だ…それだけに残酷さも感じるが、これが武器を持って戦うという事、戦場で生き抜くという事、姉妹達はそれを今までの経験から良く知っていた。
だから眼前に広がる光景に目を背ける事は無かった、むしろリリーナの戦いを刮目していた。
その間も圧倒的な火力でリリーナは目の前の敵を駆逐していった。
「アスちゃん…この人すごいよ…」
「うん…トンちゃん、私震えが止まらない」
アスはある種の憧れから武者震いが止まらなかった。
それはトンも同様であった。
初めて見る圧倒的な力、その純粋な力に憧れを抱いた瞬間だったのだろう。
気が付くとあれだけいた魔獣達はほぼ壊滅し、恐れをなし逃げていった。
「…ふん、アタイに挑もうなんて1000年早かったようだね」斧を担いだリリーナがこちらを振り返り微笑んだ。
「アスちゃん、私こんなお姉ちゃんが欲しい…」
「トンちゃん…実は私も…」
二人は既にリリーナの実力と豪快な戦い方を前に既にメロメロだった。
「…おっと、二人ともアタイから少し離れな…どうやら群れのボスがお目見えのようだから…」
リリーナの目がすうっと細くなった。
それと同時に前方から感じる強烈なほど明確な殺意、何かがこちらに迫っている、それもとびっきり凶悪なヤツが。
「少しは楽しめそうだね、掛かってきな!」
リリーナが臨戦態勢に入る。
そこには明らかに今までのヤツとは違う大型の魔獣が、リリーナ目掛けて猛然とした勢いで飛び込んできた。
ソイツの特攻を正面から斧で受け止めにかかるリリーナ。
「えっ、大型の魔獣を正面から受け止めようとしてるの?」
「リリーナ、大丈夫かな‥」
トンとアスが流石に心配になる。
「二人共見てな、戦士の闘い方ってやつをね!」当のリリーナはとても楽しそうに笑っていた。
暴力のやじりと化した大型の魔獣がリリーナと真っ向から接触した。
周りに伝わる程の衝突音が姉妹の鼓膜まで響き届く。
こんな、バケモノの体当たりを受けてリリーナは無事なのか?
恐る恐る目線をその場所に向けると‥
何と、あの一撃をその体と斧で受け止めていた。「図体と見た目の割に随分お上品な攻めじゃないか、何処かのお嬢様と勘違いしちまったよ」
その光景を見ていた姉妹達は、リリーナの強さにより惚れ込んでいた。
「これが‥戦士‥アスちゃんこんなのカッコ良すぎるよ!」
「こんなのスゴ過ぎて、私もなんて言ったら良いのか分からない‥」
「さてと、おいたをする悪い子にはキッチリと躾をしないとだね‥」
大型の魔獣は危険を察知したのか、リリーナから距離を取ろうとするが‥
「つれないねえ〜、最後までアタイに付き合いな!それじゃ行くよ!」
再び斧を構え標的に素早く斬りかかる。
「オラァ、シュトルムヴィントーーー!」猛り唸る破壊の重撃が魔獣にクリーンヒットし、後方にぶっ飛ぶ。
圧倒的な火力と痛さに堪らず泣き叫ぶ魔獣。
「他愛もないね〜、でも痛ぶる趣味は無いから次で終わらせてやるよ!」
敵に向かいリリーナが駆け寄る。
もはや誰の目から見ても勝敗は決した様に見えたその時であった。
「うぐぅああああ!」叫び声の主は‥なんとリリーナだった。
頭を抱えて、地面に膝を付き絶叫していた。
「くそ、こんな時にまたなのか‥一体何なんだこの頭に入ってくる声は‥ぐぅううう!」
トンにアスは呆然と出来事を見ていた。
今までの圧倒的に押していたはずのリリーナが頭を抱えて叫んでいる、なんなんだこの状況は。
姉妹はそう感じていた。
しかし、これを好機とばかりに反撃を企てている者もいた。
そう、絶対的に死の淵に追いやられていた魔獣だ。殺らなければ、自分が殺られる。
それを本能で理解しているのであろう。
闘志と牙を剥き出し、今まさに反撃の体勢に入ろうとしていた。
「チクショー、早く鳴り止みやがれ!あああっ!」
しかし、リリーナはこの間も苦しみもがいている。
姉妹は二人で向き合い頷く。
「アスちゃん!」
「うん、トンちゃん!」
うずくまったリリーナの前に二人が駆け出した。「あ、アンタ達何してるんだ、アタイの事は良いから早く逃げろ!」
よく見れば二人共手が恐怖で震えていた。
「ハッキリ言って‥スゴク怖いよ‥でも、それでも私もアスちゃんも譲れないものがある!」
「ここでリリーナを見捨てたら私達はきっと一生後悔する、なら共に生きる道を切り拓くのみ!」
震える気持ちを、それ以上の勇気で上塗りして覚悟を決めて戦う意志を固める。
手負いの魔獣は、いよいよリリーナと姉妹を始末しようとヨダレを撒き散らしながら突撃してくる。
「先ずは、私の結界魔法でアイツの攻撃を防ぐ!」
アスが残りの力を振り絞りありったけの魔力を込めた、バリアを展開する。
「全力ニャンコバリア!」とても大きいとは言えないが、三人を囲うには十分な術式を発動した。
と、同時に魔獣の巨大な牙がバリアに喰らいつく。
剣の様に鋭い歯牙が咬合力(こうごうりょく)と合さり、とてつもない圧が襲いかかる。
途端にバリアの各所にヒビが入る。
「‥トンちゃん、今だよ!」
一緒に退避していたはずのトンの姿はバリアの外、上空にあった。
「この打撃に全てを懸ける!」
空中から落下する速度と自重を利用した必殺技。
「フォールトンパンチ!!」魔獣の頭にトンの会心の一撃がクリーンヒットした。
予想していなかった攻撃をモロにくらい堪らずよろめく魔獣。
「お願い‥これで倒れて」
今の技で力を使い果たしたトンが願う様に敵の行く末をその場で膝を付いて見守る。
しかし‥願いは届かなかった。
魔獣はふらふらしながらも己の手足でシッカリと立ち上がり、明確な敵意と殺意をトンに向けた。
「トンちゃん‥逃げて!」
思わず叫ぶアス。
「もう駄目みたい、足に力が入らないや‥」
「今、そっちにもニャンコバリアを張るからもう少しだけ‥」
「‥アスちゃん、それはダメ、今それをやったらそちらのバリアが弱まってリリーナもアスちゃんも危険になる‥だからね‥」
トンは一呼吸分うつ向いた後に、顔を上げ満面の笑みをアスに返した。
「私の分も生きてね‥アスちゃん」「そ、そんなのいやだ!二人じゃなきゃイヤだ!」
間髪入れずに獣がトンを仕留めに突貫する。
覚悟を決めたトン、トンを助けようと術の展開を始めようとするアス。
その時、フッとアスの肩に優しく温かい手が乗った。
「‥大丈夫、アンタ達はここで終わりやしないよ、アタイがそんな事させない!」
そこには頼もしくも力強い、女戦士の眼差しがあった。
「リリーナ!お願いトンちゃんを助けてっ」
涙声でアスが叫んだ。
「その願い、確かに託されたよ!!」
斧の柄をグッと握り締めリリーナが構えを取る。
「獅子断絶・デッドリィィィィクラッシュュュ!」アスのバリアを内側から突き破り、大ぶりな下からの獣の牙と化した緑獅子の大咆撃が魔獣に迫る。
トンに襲いかかるつもりだった獣は、まさかの奇襲と強敵の復活にあ然としていた。
「いい夢見なよ!!」
豪快な声と技が魔獣の頭に触れる。
刹那、正面からキレイに引き裂かれる様に真っ二つになり地面にひれ伏す。
断末魔も上げる事は無く、対象は絶命していた。
「わ、私生きてるの?良かった‥」
トンが生きてる事を実感してその場にへたり込んだ。
空かさずアスが術を解いてトンに駆け寄り抱きしめる。
「バカーーー!もう、本当に心配したんだからね!今度あんな事したら絶対に許さないから‥」トンを抱擁しながらアスは泣いていた。
「ごめんね、もうしないから、ごめんねアスちゃん‥」
二人は生の喜びと再会を噛み締めながらワンワン泣いていた。
「やれやれ、青春してるね〜」
それを微笑ましく見守るリリーナ。
こうして不利な戦況からの脱出ミッションは無事に終わったのである。
その後近くの街に移動した三人は、姉妹が負った傷の手当と回復を最優先した。
幸いにも軽症で済んだのは二人の強靭な肉体と精神力、何より二人の連携あってだとリリーナは感じていた。
街に滞在して一週間程過ぎた日、リリーナと別れの朝がやってきた。
「アンタ達には、本当に世話になっちまったね、正直な話し私はここで死んでいたかも知れない、恩に着るよ」二人を真っ直ぐ見据えて緑色の髪をした戦士は微笑みかけた。
「私だって!リリーナが居なかったら、とっくに魔獣達の餌になってたよ、だから‥ありがとう!」
「リリーナのお陰で、二人揃って今日を迎える事が出来ました、本当にありがとうございます」
トンとアスもはにかみながらそれぞれ礼を述べる。
「さてと、それじゃアタイはそろそろ行くとするかね〜、アンタ達も元気にこの世界で生き抜きなよ!」
背を向き、立ち去ろうとするリリーナ。
「リリーナ!」
トンが堪らず呼び止めた。
「何だい、トン?アタイの忘れ物でもあったかい」
「そ、そうじゃないの!」
「?」
履いているズボンの裾をギュッと掴み意を決して伝える。
「ねえリリーナ、私達のお姉ちゃんなってよ!」「トンちゃん‥」
横でアスが見守る。
「お姉ちゃん‥てのはどういう事だい?」
「要するに‥私達と一緒に旅をして欲しいの!だってリリーナにお姉ちゃんになって欲しいから」
「リリーナ、私からもお願いします、私達の姉になって頂けませんか?貴女となら三人で力を合わせて楽しくこの先もやっていけると思うんです」
頭を掻きながらリリーナが答える。
「二人の気持ちは嬉しいけど、アタイは所詮一匹狼、それに群れるのは得意じゃない、今までだってそうやって生きてきたんだ」
それを聞いてトンは下を向き泣きそうな顔をした。
「でも‥」
リリーナがつぶやく。
「でも、そんなアタイだったからこそ、アンタ達と旅をしながら楽しく過ごす時間も悪く無いかもね‥」「えっ!?それってつまりは‥オーケーってこと?」
トンの顔が次第に明るくなる。
今度は、頬をポリポリと掻きながらはにかんでリリーナが話を続けた。
「ああ、戦闘以外はからきしのアタイだけど、二人共宜しく頼むよ!」
途端に、とびきりの笑顔でリリーナに飛びつく二人。
「リリーお姉ちゃん!こちらこそ宜しくねっ!」
「リリーナお姉様、私達二人を末永く宜しくお願いします」
「おいおい、子供じゃあるまいし‥ってまだ二人とも子供だったな、アッハッハ!」
こうして三姉妹が誕生して、同時に三姉妹の旅が始まったのである。リリーナが一人の孤独の生き方を終え、三人で進む未来を選んだ瞬間でもあった。
だが、この先に待つ過酷な運命を三人がこの時知る由もなかった。
‥‥‥
とても暗い場所で声が聞こえる。
「私達の復活の時は近い‥」
「その時こそ、我らの大願果たそう‥」
「‥だから、早くボク達の元においでリリーナ‥」囁くような声は闇に消えていった。
〜続く〜■FF14外伝 連続空想小説 最強最愛のビギナーズFF14の世界であるエオルゼアを舞台にしたビギナー姉妹とアクア・ルビーの物語。
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各話こちらからご覧になれます■物語はここから始まったビギナー姉妹とアクア・ルビー鮮烈な出会いを記した第一話は下記リンクより
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最強最愛のビギナーズ 第一話「出会いからしてこの姉妹最強すぎる?」