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その後のカステッルム・マリヌム:第8話「その時アラミゴは」

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目次&登場人物紹介&設定解説




カステッルム・マリヌム、会議室。


「アラミゴの部隊は動かなかったのですか?」


「さっき言った現状維持命令は既に出ていたからの。

現地の司令部も本国司令部に出撃命令が出るか聞いたそうじゃが、本国の命令に変更はなかった」


「その後は、この度の補給まで、動きはなかった、と、、」


「軍としてはな。あとは、パラメキア諜報機関の情報収集が頼りじゃった」


「わかりました。。前哨基地とオクシデンスにはすぐにでも現状維持命令を伝えます。

カストルム・セントリにも時間はかかりますが必ず伝えます」


「本国にもそう伝えておこう」


「もう一つ確認したいのですが」


「何じゃね?」


「後任の軍団長の任命はないのですか?あるいは、暫定で誰かが代行は?」


「わしらが司令部から伝達を命ぜられたのは、さっきも言った現状維持命令だけじゃ。

軍団長に限らず人事関連の通達はなかったのう」


「では、我々の現在の上官は、誰なんです?」


「、、、形式上は、司令部を仕切る大将軍、ヴァリス・イェー・ガルヴァス閣下ということになるのう」


「でも、政争でそれどころじゃないんでしょう?」


「だからこその現状維持命令ではあるからのう、、、」初老の補給将校は気まずそうな顔をして言った。


マリヌム司令は溜息をついた。

敗残処理となる任務に新しく来る軍団長はいないとしても、暫定でも軍団長代行を任命するのが普通ではないのか。

でも、うちら敗残部隊だし、しょうがないか、、、と思ったその時、あることに気づいた。

「あの、アラミゴに今駐留してるのは、、」


「第12軍団じゃよ」


「その第12軍団がエオルゼア方面の指揮を引き継ぐわけにはいかなかったのですか?

オリエンスはもうそうなってるのかもしれませんが」


「司令部も最初は暫定で第12軍団が引き継ぐよう命令を出したそうだが、軍団長が

第12軍団に弱者の席はない

と言って断ったそうだ」


「それ、命令違反ぢゃないんですか?!第12軍団長は何様ですか?!?!」


「、、、ゼノス・イェー・ガルヴァス様じゃ」


「?!ゼノス様って、ヴァリス殿下の、、」


「御長子じゃ」


「いくら皇族とはいえ、それでよく通りましたね、、、」


「一応第12軍団の幕僚も言葉を添えておってな、、アラミゴ内の反乱勢力への備えと鎮圧の方を優先したいということだそうだ。

それは現状維持命令に沿うものだったから、司令部も納得せざるを得んかった。

なのでカストルム・オリエンスも含めて、第14軍団各部隊は人事上も現状維持となっておる」


「せめてオリエンスは加えれば良いように思えますが、、敵が突破してアラミゴ入ること想定してないんでしょうか、、」


「想定してるどころか、期待してるらしい」


「?!」


「これは、公の情報ではないのじゃが、どうもゼノス殿下は、エオルゼア同盟軍と戦いたくて戦いたくてたまらないらしい。

しかし、現状維持命令があるゆえ、グリダニアへ進軍はできん。

第12軍団に弱者の席はないという台詞は、それらに対する意趣返しもあるようじゃ。

じゃから今12軍団は、エオルゼア同盟軍がアラミゴに向かってくるのを迎撃する前提で策を講じているそうな。

そのためには、オリエンスの守りはむしろ薄いほうが好都合、というわけじゃ。

ゼノス殿下にとっては、アラミゴはエオルゼアを釣る餌でしかないようじゃな」


「そんな裏話、よくわかりますね、、」


「儂はあちらこちらに知人が多いものでの」補給将校は人の悪い笑顔を浮かべた。







ウェルリト暫定政府施設内、尋問室。


「ゼノスも食えん男だな、、尤も、準備を整えて迎撃を図るのは策としては真っ当と認めざるを得んが」


Sound
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「待つしか無い身としては辛かったですがね、、」


「その後は、補給を頼りに待つだけの日々だったわけか」


Sound
Only

「だったらよかったのですが、、」




次回に続く、、、。




~あとがき~
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アルテマウェポン破壊作戦時にアラミゴから帝国軍が動かなかった理由を書いてみました。

現状維持命令と前回書いたバエサルの長城戦略だけでもよかったんですけど、ゼノスがいるのにとは思ったもので。
Commentaires (2)

Chihaya Akasaka

Gungnir [Elemental]

「そんな裏話、よくわかりますね、、」

のところで、思わず笑ってしまいました。

続きを楽しみにしています♪

Dicetarg Beoulve

Unicorn [Meteor]

初老の補給将校どのは地獄耳の爺様てなイメージです♪

ゼノスは欲をあからさまにするタイプですから周りの部下達も暗黙の了解と解釈してます。
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