私の愛機であり、愛鳥であり、つまりマイチョコボ。
私は私のチョコボに、”セルビナ”と名付けることにしました。
さて、セルビナと聞けば、「うわ、懐かしいw」という感想を抱く人も少なからずいるかと思いますが。そうです。セルビナと言えば、FF14の前身とも言えるFF11に登場した港町の名前であります。
サポートジョブ、通な言い方をするならサポジョブを入手することになる場所であり、また序盤の拠点の一つでもあったため、記憶に残っている人も少なくないはず。
とは言え、私も懐かしさばかりでその名を付けたのではありません。偶然にもチョコボを手に入れる数日前に、バルクルム砂丘にある”グィンハム・アイアンハートの石碑”の物語を目にし、それに痛く感動したため…というのが正解となるでしょう。
※グィンハム・アイアンハートは、FF11の世界”ヴァナディール”の地図を娘と二代に渡って書き上げた、冒険者の先駆けとなった人物です。彼らは世界の各地に石碑を残しており、その地域にまつわる様々なエピソードを石碑から読み取ることができます。
その石碑には、こう書かれてありました……
「風光明瞭だが、生命にとっては過酷な環境であることを、這いつくばる草が物語っている。
船を拒む遠浅の海。果てなく続く砂、砂、砂……。
海水浴以外、利用価値は無さそうな場所だった。
しかし、遊泳中に足がつった少女を助けたところ、その御礼にと、彼女はある驚くべき場所へと導いてくれた。
イルカを見せるために彼女が案内してくれたのは、天然の良港として最適な小さな入江だったのだ。
結局イルカは現れなかったが、船乗りだった私にとっては、それ以上に大きな収穫だった。
私は、この入江に『セルビナ』と名付けた。
自分の名前が地図に記されると、少女は無邪気に手を叩いて喜んだ。
天晶歴762年 グィンハム・アイアンハート 」
冒険者はこの物語を、美しい浜辺にある、危険なモンスターを退けた先の小さな洞穴で目にすることになります。当時は忙しすぎる冒険の中で、何かを感じ取る余裕もなかったのでしょうが、今こうして見てみると、なかなか感慨深いものがありますね。
今思えば、セルビナで声を上げ、必死にレベルを上げて戦っていたあの頃は本当に楽しかった。だから、あの冒険を忘れないために。そして、これから冒険をするために。私はチョコボに、”セルビナ”と名付ける。