【経済裏情報誌 ミソシルアイ】あくびをし、涙を流し、居眠りし、いびきをかいて唾液を拭い、
多忙な貴方に代わってドリームをウォッチする汁物の眼「ミソシルアイ」。
記者の失踪のためにやむなく休刊していた本誌だが、現在エオルゼアに吹き荒れる黄金の砂嵐、「宝物庫アクアポリス」がもたらす空前の商機を前に、いち経済誌として眼をつぶっているわけにはいかない。
神秘。
ロマン。黄金。
財宝。一攫千金。
ボロ儲け。人々を惹きつけてやまないキーワードにあふれた夢の都、
アクアポリス。
今日もその魅力に引き寄せられ、多くの冒険者が、その魔境への扉を開き、門をくぐっていく。

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Voir l'image当初言われていたよりもはるかに高い確率で、その入り口が開き、エオルゼアは今まさに享楽と狂騒の時代、ゴールドラッシュを迎えようとしている。
そんな
夢と希望に満ちたパラダイスと思われたアクアポリスに、恐ろしい
「黄金の呪い」が潜んでいることがわかった。
いつの時代にも
黄金にまつわる話には
「呪い」の噂が付き纏うのだ。
ここにその恐怖の一端を記そう。
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ここに爽やかな風貌の一人の青年の写真がある。

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Voir l'image格闘家の道を究め、また騎士としても剣技を極め仲間を守り、常に最前線に立ってパーティを導く、頼りがいと未来のある男性だ。
フリーカンパニーのメンバーは誰もが彼を信頼し、その活躍と成長を見つめていた。
その日、彼を含むFCメンバー8人がアクアポリスに挑んでいた。
探索者に襲い掛かる大量の魔物。
容赦無く命を狙ってくる巨大なモンスターの乱入。
行く手を阻む数々のトラップ。
そして行く道を非情に閉ざす鋼鉄のシャッター。
メンバーは幾度となく辛酸を嘗めさせられていた。
何度目かの挑戦にて。
その時、扉の選択を任された彼は冴えていた。
迷いなく開く扉を選び、その決断は次々と当たりのルートを引き当てた。
それだけでなく、一度は閉ざされた扉が間を空けて開いたり、選択を失敗した冒険者を迷宮から強制退去させる仕組みが故障し作動しないなどの幸運も起こったのだ。
冴えているだけではなく、ツイていた。
変化に気付いたのは、最難関と言われる第四区画を突破した時だった。
通路には金貨・金塊が山のように積まれ、地下深くにも関わらず、眩い金色の光が空間に満ちている。
濃密な黄金の匂いに、メンバーも興奮を隠すことはできない。
しかし、この時すでに恐ろしい「呪い」が、扉を開けてきた彼の身に降り掛かっていたのである。
扉を一枚開くごとに、彼の身体はわずかずつ体格が良くなり、体色にも変化が生じていたのだ…!
第五区画に至る道が開かれた時、着実に進行していたその変化にメンバー達が気付いた。
全身が大きく膨らみ、皮膚は金色に見えてきていた。
「お、おい、お前…その体どうした…!?」「な…なんでもねェよ…!服の間に金貨を詰めていってるのさ…!」
それがウソである事は明白だった。
しかしこの時、本人を含めたメンバー全員が、完全に金に目が眩んでしまっていたのだ。
繰り返される成功と報酬が、退き帰すという道を閉ざしてしまった。
「おいおい…もう交代した方がいいんじゃねえか!?ヤベェって!」「そうだよ!○○○ーさん!次は私が開けるよ!」「何のことはねェ!このまま最深部まで突っ切ってやんよ!」ここまで自分の判断で辿り着いたんだという成功体験と自信。
そして他のメンバーの身に呪いをかけるわけにはいかないという優しさ…。
だが、彼の判断を鈍らせていたのは、それらの気持ちだけではない。
すでに呪いによる変化が、彼の脳にまで及ぼうとしていた事に、この時誰も気付くことはできなかったのである。
そして、第六区画への扉が開いた。
「ね、ねえ…し○○ーさん、もうやめて!これ以上開けたら…!」変化は目に見えて頭部にも及び、いよいよ言葉を発することが難しくなってきていた。
全身が金色になった彼はただ首を横に振り、かすかに笑みを浮かべると、静かに扉に手を掛ける。
(この扉を開くことができたなら…オレは…!)その脳裏に弾けた感情は絶望か、それとも希望だったのか…。
悠久の刻を経て、ついに最深部第七区画への道が冒険者達に開放された!最深部で彼らを待っていたのは、それまでと比べ物にならない壮絶な激闘と、そして、言葉では表すことができない程の財宝だった!
その時の様子を写した一枚の写真が残されている…。

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Voir l'image中央に佇む
「金色に輝く豚」が、変わり果てた彼の姿だ。
それでも、写真の中の彼らの笑顔は、大きな事を全員で成し遂げた、達成感に満ち溢れている。
素晴らしい連帯感がメンバーを包んでおり、「呪い」の落とす影は微塵も感じられない。
だが。
この財宝と呪いを眠らせてきた都の
「最大の罠」は、この最後、最大の喜びに満ちた瞬間に仕掛けられていたのである…!
財宝の山の中に、彼以外のメンバーは最後の
「黄金」を目にしてしまったのだ。
その「黄金」については公表を避けたいが、同じ悲劇に陥る人が無いよう、その答えに至る糸口を記しておこうと思う。
これだ。
↓
http://www.ebarafoods.com/yakiniku/product/#ougon「宝物庫アクアポリス」。
その最深部へメンバーを導いた最大の功労者である「彼」が、その後どうなったのか…。
断片的ながらも、本誌がキャッチしたその情報を、最後に皆様にお知らせしなければならない。
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姿はすっかり変わってしまったが、仲間達は今までと変わらず彼と接し、今まで以上の親しみと信頼を寄せていた。
その夜、アクアポリスでの過酷な戦いの疲れが癒えた彼は、一人、庭の木人に向かっていた。

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Voir l'image (オレはまだ終わっちゃいない…。こんな姿になっても、身体で覚えた「技」のキレは全く衰えてはいない…!)
(むしろ、見栄を張って隠していた自分の心の奥が解放された気分だ…!)
(あの財宝の山がオレの山頂じゃねェ!オレはもう一度…いや、何度でも、もっと遥かな高みに辿り着いてみせるぜ…)再起を誓う彼は、再び木人に対し、流れるような連携技を叩き込み始めた。
やがて雨雲が月を隠し、木人の打音はラベンダーベッドに流れる水音と雨音に溶かされていく…。
雨足の強まる闇夜の中、いくつかの影がFCハウスに近づいていた。

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Voir l'imageそのうちの一人は、真紅のスーツに身を包み、表情の見えない黒いマスクを装着している。
「…ワタシを呼んだのはキミかな?用件を聞こう」「……」「……!」「そうか…それはワタシが実行した方がいいだろう…報酬は…」そして…
「やあ、しし○ーさん、ずいぶん遅くまで頑張っているね」「お、○○○○、この前話してた格闘の連携を見てあげようか」「ホント?ありがとう!ししとんさん…!」
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Voir l'image <<バシュウゥッ>>
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Voir l'image 「正義は執行された」
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Voir l'image 「報酬とし…焼き…パーティには…ワタシも…ボソボソ」*************************
ふと
「GOLD called COLD」という言葉が浮かんだ。
「金が呼んだ寒け」といった意味だろうか。
「金」は時に鋼鉄のような冷たさで寒々とさせる。
「GOLD」も「マネー」も、時に人の夢であり、目的であり、命でもある。
そして「金」は人類の歴史を作り、時に太陽のように人の心を温めてもくれる。
だから人はいつまでも「黄金」に魅せられ、追い求めていくのだろう。
エオルゼア経済の裏側を追う我々も、今回のようにたとえ何度寒い思いをしても、心温まる時のためにまた「金」を追いかけていくのだ。
なんか、ソレっぽい言葉で締めくくれそうだが、今回の取材で使用された「食材」はスタッフが美味しくいただいたので安心していただきたい!
ハフハフウマウマ!ブヒー! 論説委員:ニバク・トロバク