どこにいたかといえば「アルダネス聖櫃堂」の墓所の一角だった。
市場の裏通りので薬をのみ、絶賛臨死体験中に運ばれてきたらしい。
石棺に安置され、「イードギサ」さんが様子をみてくれていた。
師匠とは定期的に繋がっていたらしい。魔法陣やいくつかの本なんかも
記憶をこちらに送ってくれていた。至れり尽くせりという感じに申し訳なくなる。
この連絡にはギルドに代々伝わる宝珠を用いている。
入会したものが一定の段階に達したときに使う。外部のヒトに使ったのは
相当な横紙破りなのだろう。
ある日、石棺の一つから煙がでたらしく、それに気づいた「イードギサ」さんが
大急ぎで師匠に連絡してくれ、駆けつけた師匠が内部と外部から消化をするという
荒業をやってのけたらしい。あと少し遅れれば黒焦げだったとのこと。
もちろん、お礼のお菓子を買ってきて頭をさげて渡しました。土下座は気持ち悪がられたけどね。
驚いたのは、裏通りであった日からひと月が以上経過していたことだ。
精神と○○などというご都合主義はここでは通らないらしく、しっかり時間がながれている。
それでもほぼ休みなしで修行となると半年分くらいの効果はあるんだろう。
文字も覚えれたしなにか短期留学した気分すらある。しかし二度とあの暗闇には戻らない。
「あの場所で最後に何をしたのか教えていただけますか?」
後片付けがすみ、久しぶりに食事をし、寝た翌日に師匠のところに出向いた。
ちなみに食事は、この修業用のものを強制的に流し込む。
痩せてはいたが生きて入るし、体調が悪いわけではない、すごい技術だ。
しかしこのルーチンが完成するまでの相当えげつないことがあったのだと思うと
なかなか背筋が寒くなる。
師匠には化学式のことは説明しなかった。一族に伝わる秘伝ということで
いったん強引にでも納得してもらうほかないのだ。しかしいつか話すことを
約束させられた。それを交換条件にこのあとの修行につきあってくれるとの
ことだった。
あの部屋には、そのあと何度かの薬を使っていくことができるようになった。
初心者はすぐにあの部屋にもどることはできないので、結局あの薬の世話になるらしい。
ギルドに戻り、いくつかの報告とギルド長からの極めてきつい一発をもらってから
魔法書を借り受けることができた。
あの部屋にでては入り、ランパートとファイト・オア・フライトを使えるようになった。
今度は石棺には自分で入れるので、余り手を煩わせないですんでいた。
もうそこは必要ないでしょうにと師匠が方を小刻みにふるわせて笑っている。
ウルダハの夏がくるたびにあの部屋のできごとと魔法を使えるようになったことを
思い出すことになるのだろう。
魔法習得編がやっと終わりました・・・・ 構想からかなり時間をかけて書いてみると自分のキャラクターになんとも言えぬ愛着が(笑 このときまだレベル10ないんですけどね!
次回からはまたメインストーリーに戻ります。やっと遊べる!