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大人の作成する文書には意図が散りばめられている

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昔の職場の思い出話
 昔食品会社に勤めていた時、外部公表用の資料に「食の安心・安全」か「食の安全・安心」か。どちらを記載するかで議論したことがあります。当時は食品の偽装問題が相次いで報じられていて、マスコミ各社もこぞってこういった語を並べ立てていました。体感は前者が多かったかなと記憶しています。ジャンルは異なりますが、東京五輪開催に当たって、菅首相(当時)も「安心安全」という語順をよく採用していました。

 当時の議論の結果は、後者「食の安全・安心」が採用されました。2以上のものを並列で記載する時は重要度の高いものから、という判断基準によります。食品会社が主体的に守らなければならないのは食の安全であって、安心というのは安全な食品を提供することを継続して得られる評価で、評価する主体は顧客です。食品会社が食を守っていくのだという主体性を表現するのであれば、自身らが守るべき「安全」を先に持ってくるのが相当だろうとなったのです。

 このように、世に出される文書は、ほとんどの人が着目しないような箇所にも繊細な気配りがされています。文字による広報は会見とは異なり、数をこなせません。一度の機会で、誤解を招いたり揚げ足を取られたりしないよう、自身らが伝えたいことを文の節々に込めるのです。

吉田さんさあ、なんだいこの文書は
 先日、プロデューサーの吉田氏名義で、プレイヤーキャラクターのグラフィックに関するフィードバックへの対応についてと題された文書が公表されました。

 また本日、ねこさんという方が作成したnoteがXで話題になっていました。
グラフィックアップデートのはなし

 この記事には、「運営の対応が本当に気分が悪い」と太字で記載されています。私もねこさんと同様、自身のキャラの造形にそこまで深い愛着を持っているわけではないので、この問題について直接的な意見を持ち合わせてはいないのですが、あの公表文書に対しては嫌悪感を抱かずにはいられませんでした。

 この嫌悪感の正体は、読み手への挑発的な姿勢にあります。文書を作成する時、読み手の存在はまず考慮すべきものです。文書は読まれてこそ役割を果たすのですから、当然です。

 この公表文書は、キャラの造形についてフォーラムやSNS等で寄せられた不満点に応えるもので、読み手は「キャラの造形について不満を抱いている方」だと考えられます。そう整理した時、不快な表現が多く散りばめられていました。

>SS撮影などを含め、多くのご好評のお声をいただいておりますが
読み手は少数派ということでしょうか。

>グラフィックスや計算精度が向上したことにより、より滑らかになった、従来のデータ作成意図が明確化された
>半透明の処理精度も上がった
>ポリゴンやノーマルマップ等が高品質になった
>ポリゴン数の増加により、顎が滑らかになった
>太陽などの光が肌に対して透過・吸収・拡散するように処理向上した影響になります。この処理自体は正しいのですが、
>「手書きで嘘をついていたもの」を、「正しい処理に置き換え、自然なものに作り直した」
>ライティングシステムが大幅にパワーアップした

読み手は、改良されたデータの良さが理解できない、貧相な感性を持っているということでしょうか。技術的な説明は、修正に時間を要する場合や修正できない場合には読み手に納得感を持ってもらうために必要かもしれませんが、その場合であっても、従前のシステムと対比させて良くなったと逐一記載する必要はないかと思います。

>微妙×5回
>軽微×2回

読み手の指摘は細かすぎるということでしょうか?

>皆さんのこだわりには可能な限り対応させていただきたい
読み手の不満は読み手固有の問題ということでしょうか。

 上記をまとめると、吉田氏は読み手を偏屈とか、変わり者呼ばわりしているんですよね。吉田氏としては共感できない水準のこだわりを持っていて、新しいもの・正しいものの良さを理解できず、細かいところを論って不満の声をあげる、少数の方たち。これを偏屈・変わり者と呼ばずして何と呼ぶのでしょうか。

 誹謗中傷と指摘されない範囲での、大人の誹謗中傷とでも言うべき挑発的な文書だと受け取りました。私自身もこのような文書は作成しませんし、作成したところでお歴々に見せたり、ましてや外部に公表するなどとても考えられません。その水準の文書が取締役の方の名前で(しかも予定より遅れて)発出されてしまったことに心底驚いています。遅れた理由の「翻訳」には、先述のような繊細な気配りを含むのかと思っていたのですがね。

 私としてはエウレカ・ボズヤに続く特殊フィールドコンテンツを楽しみにしてはいるのですが、果たして今の吉田氏に面白さを担保する監修ができるのか。大きな批判を受けた時、きちんと向き合い修正できるのか。その手腕には疑問符をつけざるを得ませんが、結局杞憂だったと笑える未来があればいいなと思い、願っています。
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