エオルゼアでのフレンド作りを、ハードボイルド鈴木(機工士レベル30)を通してお伝えする創作日記です。フレンドと出会うまでも長いです。
ー前回のあらすじー
カンパリオレンジを作ってもらい、お悩みをバーテンダーに聞いてもらうことになった。
俺は包み隠さず、全てをバーテンダーに話した。
バーテンダーは真剣な眼差しで俺の話を聞き入ってくれた。
時には頷き、共感を示してもくれた。
「ーそうですか。ハウケタ御用邸で先釣りした結果、パーティメンバーに迷惑をかけて、ダンジョンに潜るのが怖くなったんですね」
「あぁ、俺の力なら全てを守れると、本気で思っていたんだ」
「いえ。お客様は一般ピーポーなので、特別な力とかないですよ」
真顔で言われると、返す言葉もない。
そして、傷心の俺にとどめを刺す一言。
「というより、守りたいのならタンクやれば良いではないですか」
唐突など正論に雷が落ちたような衝撃が迸った。
だが、俺は...
「痛いのは嫌いなんだ」
「誰だってそうですよ」
冷めた視線を向けられ、俺はそれから逃げるように酒を飲む。
「まあ次から先釣りしないで進めば良いだけの話ではないでしょうか」
もはや興味が失せたのか、鼻歌混じりにグラスを拭き始めた。
「そいつは無理な相談だな。この相棒(カービンHQ)の間合いに入った瞬間、自動的に迎撃するシステムが搭載されている」
「フィールド移動地獄ですね」
「いや、雑魚は無視する設計だ」
「じゃあその迎撃システムも無効にしては??」
「ふっ。この機能を無効にした瞬間、爆発するよう設計してある」
「すごいいらない設計ですね...もういっそのこと爆発させて新しい相棒買えば良いのでは?」
もはや遠い目でバーテンダーは閉め作業に入ろうとしていた。
「そいつは無理な相談だ。こいつと俺は一心同体...死ぬ時は一緒だ」
「武器の更新が永遠にできない...」
「世の中にはミラージュプリズムという文明の利器がある」
「相棒なのに見た目だけでいいんですね...」
「大切なのは、中身だ」
「中身が別のものになってるんですよ。ミラプリ理解してます?」
はぁ、とため息をつくバーテンダー。
おかしいな、さっきまで俺がその立ち位置だったはずなのに。
「じゃあ、もうあれですね」
早く店を閉じて帰りたいのか、バーテンダーが提案をする。
「フレンドを作るしかないんじゃないんですか?」
フレンド。
頭の中で何度もその言葉を反芻する。
今まで一人で何事もこなしてきた俺に、友と呼べる存在など...。それに特段欲しいとは思わない。
そんな俺の表情を見て、バーテンダー感づいたのか、さらに言葉を足した。
「背中を預けあえる人ですよ」
「欲しいな」
「ええ。では...」
フレンド申請が、俺のところに届いた。
そこに書かれていた名前。
そう、俺に初フレンドの名前はー
「チャールズ大谷...?」
「ええ。これからもよろしくお願いしますよ。ハードボイルド鈴木さん」
かくして俺は、人生初の最大イベント。
初フレを手に入れた。
そして、この出来事をきっかけに俺の世界は急速に広まっていくことになる...
To be continued…