自作するなら今はやめとけ。時期が悪い
電気代をかけて無から無を産むマイニングという行為によって
グラフィックボードが世間から枯渇して久しい昨今だが
今回、PCを思い切って更新した。
パーツ購入を検討していた頃、
参考にするためにミドルスペックのGPUとCPUの組み合わせで
漆黒のヴィランズがどの程度動くのかを調べたかったが
高性能GPUやCPUのレポート記事こそ豊富に見つかるものの
ミドルスペックについては情報がいまいちだった。
今回PCを更新したことで
ロースペックPCとミドルスペックPCの環境、プレイフィールについての違いを
大いに感じることとなったので、メモ代わりに残しておこうと思う。
■買い替え前構成
CPU:Ryzen5 3400G
GPU:RX Vega11 (3400G内蔵グラフィック)
M/B:ASUS TUF B450M-PLUS GAMING
MEM:16GB(DDR4 2667MHz 8GB✕2 DualChannel)
電源:750W(ANTEC NE750GOLD)
標準品質
1920✕1024フルスクリーン
スコア 4800程 快適
(※ちゃんとデータを残しておけばよかった。だいたいこんな感じだった)
ところが実際にプレイすると、プレイ初期は全く問題なかったのだが
5.4パッチ後あたりからカクつきが異常に増えた。
いや、元々発生していたが気にしていなかっただけかもしれないが……。
特にアーモロートやユールモアではしばしばカクつく次第。
FPSも一瞬20以下に落ち、普段は28~30をウロウロ。
グラボはまだ高いし買い替えたくは無かったが
ギミック中にコマ落ちするのは洒落にならない。
ということでまずはGeForceRTX3060を購入
■GPU購入後構成
CPU:Ryzen5 3400G
GPU:RTX3060 VISION OC 12G(GIGABYTE)
M/B:ASUS TUF B450M-PLUS GAMING
MEM:16GB(DDR4 2667MHz 8GB✕2 DualChannel)
電源:750W(ANTEC NE750GOLD)
最高品質
1920✕1024フルスクリーン
スコア 12386 非常に快適
ほぼ60FPSは切らなくなった。
何よりこれまで避けるのが非常にシビアだったギミックが見える見える。
環境を変える前は表示が足を引っ張っていることに気づいていなかったが
どう考えてもギミックを上手く処理できる確率が上がった。
しかしこうなると欲が出るもので
UWFHD、さらにその上のUWQHDを使ってみたくもなり
そうなるとCPUは今のままで良いのか。
ということで、CPUをAPUから第4世代RyzenCPUに変えることにした。
■最終構成
CPU:Ryzen5 5600X
GPU:RTX3060 VISION OC 12G(GIGABYTE)
M/B:ASUS TUF B450M-PLUS GAMING
MEM:16GB(DDR4 2667MHz 8GB✕2 DualChannel)
電源:750W(ANTEC NE750GOLD)
最高品質
1920✕1024フルスクリーン
スコア 20309 非常に快適
8000もスコアが伸びた。
Ryzen5 3400Gは3000シリーズながらZen+アーキテクチャ(第2世代 4コア)
一方5000シリーズは第4世代6コアとコンセプトも世代も違うから仕方ないのだが
かなり嬉しい結果になった。
本来であればB550あたりのマザーを買うのが良いのだろうけど
B450マザーもメーカーがBIOSさえ出していれば
最新のRyzen 5000シリーズに対応してくれるのは大変助かった。
CPUの世代が変わっても意外と対応してくれるのが
AMDらしいところで、コスト的にこれ以上の出費は避けたかったので助かった。
何よりM/Bを変えていないのでOSをクリーンインストールしないで済むのがありがたい。
ということで、
Ryzen5 5600Xは
これまでIntelより低めに出ていたFFベンチも改善した、かなり良いCPUです。
今後UWQHD環境も試して見るかもしれません。
……というか、Ryzen9 3950XやCore-i9 10900KよりRyzen5 5600Xのほうがいいスコアが出るらしい。マジか。