少女「ねえ、詩人さん。どうしてホワイトブリム前哨地の南西のことをベヒーモスの縄張りっていうの?誰もいないのに。」
それはね、昔あそこにベヒーモスという恐ろしい魔物がいたからだよ。
少女「ベヒーモスってなぁに?」
ベヒーモス…それは山のように大きな体と恐ろしい爪を持つ魔獣だよ。
少女「どうして今はベヒーモスいないの?死んじゃったの?」
そうだね。それを話すと少し長くなるね。
少女「聞きたい聞きたい!」
それなら話すとしようか。
あるところにベヒーモスという魔獣がいた。
それはそれは大きくて強くて、クルザスでベヒーモスにかなう者は誰もいなかった。
少女「クルザスで一番強いのはステロペスさんじゃないの?」
今はそうだね。でもベヒーモスはステロペスさんより強かったんだ。
ベヒーモスが暴れていた頃はステロペスさんもクルザスから逃げ出したほどだ。
ほら、みんな忘れてるけどステロペスさんは帰って来た男って言われてるだろう?
少女「へー」
でもね、そんなベヒーモスに戦いを挑んだ戦士がいたんだ…
お嬢ちゃんも知ってる、デュランデル家の戦士だよ。
ホワイトブリム前哨地はデュランデル家の管轄だからね。
彼はその近隣を脅かすベヒーモスをなんとしても退治すると誓っていたんだ。
戦士はくる日もくる日もベヒーモスを探したが
なかなか出会えなかったらしい。
ベヒーモスを探す途中で色んな事件に巻き込まれて
帝国と戦ったりアラミゴを解放したり、よく分からない世界で夜を取り戻したりしたそうだ。
たまたま縄張りにいたマラクをベヒーモスと間違えて倒した後激怒したこともあったそうだよ。
会えない日々は長かったけど
強い力を持つもの同士、いつまでもすれ違い続けることはできない。
ある日、突然2人は出会ってしまったんだ。
2人の戦いは凄まじかった。
ベヒーモスのブレスで蒸発した氷が
戦士のホーリーでそのまま光のクリスタルになったそうだ。
こんな凄まじい戦いが7日間続いた。
そして8日目の朝、魔獣の最後の一撃と戦士の一閃が交差した後…
そこには誰も立っていなかった。
最大の仇敵同士だった2人は
ベヒーモスの縄張りで共に眠っているんだよ
こんな恐ろしい魔獣と、クルザスを守ったデュランデル家の戦士を忘れないために
ベヒーモスがいなくなっても、あの地はベヒーモスの縄張りなんだよ。
少女「そうなんだ。詩人さんお話してくれてありがとう。」
ベヒーモスはいなくても魔物はいるからね、気を付けてお帰り。
少女「でも詩人さん…どうして詩人さんはそんなに詳しいの?」
そうだねぇ…
…
要約:ベヒーモスやっと倒せました。それとステロペスさんごめんなさい。