これは私ムロイとフレンドであるふじいさんが巡り合った、小さなMMORPGのおはなしです。
私とふじいさんは、たまに探検をして遊びます。
あのサーバーのオシュオン大橋でバザーみたいなことをやってるみたい!行ってみよう!
新生エリアの探検手帳を自分達の手で全部埋めてみよう!
このエリアから見える塔は別のエリアから見える塔と同じなのかな?調べよう!
といった感じです。
その日も「アンテロープのマウントと野生のアンテロープでどっちが大きいかな?」
という疑問を解消するために南部森林まで来ていました。
野生のアンテロープはむっちゃ大きい!今日の探検の成果を二人で喜んでいると、
ふじいさんがあることに気付きます。
「レッドベリーのフェイトがやってる!」
【レッドベリー砦の戦い】連続F.A.T.E.で、鬼哭隊と共に砦を攻略するものです。
よし、鬼哭隊を助けよう!と勇んで闘いに挑んだはいいものの、
ものすごーーーーーーーく苦戦して、それでもなんとか勝利を掴みました!
奪還した村で勝利の写真撮影を楽しんでいると、
若葉をつけた冒険者が一人、この砦にやってきました。
私とふじいさんはすぐに彼に駆け寄ります。
「この村は我々が解放した!安心してくれ!」と自分達の手柄を自慢していると、
その瞬間にF.A.T.E.発生の合図が!なんと盗賊達がまたこの村を攻めにきたのです!
すぐに村の防衛に向かわなければ!
しかし、先程の闘いでの苦戦から考えると若葉くんの命が危ない……
「ここは我々にまかせてほしい」
「また会おう!奴らは危険だ!」
そう声をかけて二人は村の防衛に向かいます。
私は学者、ふじいさんは召喚士。
門を壊そうとする盗賊に「地の利を得たぞ!」と叫び遠距離から攻撃を仕掛けます。
しかし数に物を言わせた盗賊による怒涛の攻めに効果は薄く、門が次々と突破されていきます。
門は最後の1枚……文字通り最後の砦、ここを抜かれたら終わる!
その時でした。
さっき話しかけていた若葉くんが、加勢にきてくれたのです!
若葉くんは竜騎士でした。前線に立ち、果敢に敵に攻撃を仕掛けます。
そして……
なんとか門を守りきり、勝利!!!
三人はもう大喜び!!!!!
軽く言葉を交わした後、若葉くんは手を振るとまた次の冒険に旅立っていきました。
私とふじいさんは顔を見合わせて
「ねぇ、これMMORPGっぽくない?」と笑いました。
それは小さな、でも素敵なMMORPG。
そんなおはなしでした。