1.緒言
ファイナルファンタジーXIV:蒼天のイシュガルドにおける装備製作クエストであるアニマウェポンストーリーは、その各段階において大量のアラガントームストーン:伝承(以下、伝承とする)を必要とするクエスト群である。現在伝承収集の主な手段はコンテンツルーレット:エキスパート及び同レベル60であり、最新パッチのインスタントダンジョンを除いては「蒼天聖戦 魔科学研究所」が最も突入頻度の高いダンジョンであるとされている。
本ダンジョンは比較的長丁場となるコンテンツであると同時にアイテムレベル180シンクが存在し、一部のサブステータスを除いては基本的に全員が設定された上限値のステータスでの参加となるため、装備改善による周回効率化を望むことは困難である。従って効率化には立ち回りの工夫が必須であり、本研究は暗黒騎士をタンクロールに採用した際の効率的な攻略方法について、極めて個人的な所見を基に考察したものである。
※以下の内容は経験的に高効率であったモ竜/召詩/学を主として想定したものである。多少机上の空論めいた記述を含む点については卒業論文として多めに見て頂きたい所存である。
2.MP運用の基本方針
暗黒騎士のMP消費と範囲攻撃の効率については「
暗黒騎士の攻撃とMP効率を考えてみた」
より、アンリーシュとダークパッセンジャーが優れていることが確認されている。
ダークパッセンジャーは範囲攻撃でありながら威力150を有するため、火力貢献のみならず最序盤の敵視安定にも貢献しうる。序盤に素早く敵視を安定させた上で敵それぞれにスカージを入れ、長期的な総火力の増大を狙うことが、効果的な雑魚処理に繋がるものと考えた。
また、各戦闘の後半には次の集団との衝突に備えMPを回復する必要があり、MP回収効果のあるサイフォンストライクルートのコンボが必要となる。MPが尽きるまで範囲攻撃を狙うよりも、次の戦闘の自由度を高めることに集中すべき場面の見極めが重要である。
3.「まとめ」の基本方針
タンクロールに暗黒騎士を選択した最大の要因として豊富な範囲攻撃と高威力のDot攻撃が上げられる。これらは複数の敵を同時に処理する際に有効であり、運用に際しては直線範囲攻撃のダークパッセンジャーと、円形範囲攻撃のアンリーシュ、円形設置型dotのソルトアースの効率化が課題となる。
魔科学研究所第一階層の特徴として、壁際に出現するエネミーが挙げられる。道中に点在するエネミーを引き連れてこれと相対した場合、タンクは二正面・三正面戦闘を強いられることとなる。
ここで生じる問題は
1、背面攻撃に対する受け流し発動確率の低下
→平均被ダメージの微増と、リプライザル発動確率の低下、ロウブロウのリキャスト頻度の低下
2、敵の方向散乱による範囲攻撃の全周囲化
→扇状範囲が重なることで攻撃しながらの回避が困難になる
が主に考えられる。この対策として壁側の敵の誘い出しが効果的である。
この挙動により敵群の統合が可能となり、設置型dotの効果的な使用が容易となる。
※第一階層2箇所目の壁で出現するエンフォースロイド210は基本的に移動しないエネミーであるため、ある程度の包囲は避けられない。この敵の直下に範囲dotを設置し、道中の小型エネミーを優先的に処理するのが効果的と思われる。
4.培養システムの対策
第二階層に登場する培養システムが呼び出す増援は主な初期配置が半円或いは円形の包囲陣であり、先の理論に従うとAoEの散乱を用意に引き起こす厄介な配置である。また、広範囲の遠方から接近してくる性質上、敵視の集約に手数を要し、範囲dot攻撃の効果最大化が難しい。そのため、敵の集約を中心とした立ち回りを模索した。
図中紫円で示したように、敵が中央に集まる地点でアンリーシュを用いて回収、片側へと誘導することで近接DPSが培養システムを攻撃する際の安置を形成し、暗黒自身の範囲攻撃を効率化する。
また、一つ目の培養システムが二度目に呼び出す際のまとめはカルチャード・ボウヤーを中心とした。このエネミーのみ射程距離が長く、移動を促すことが困難であるため範囲攻撃から漏れるケースが多発したためである。この区画の処理方法について、単体攻撃向けのスキル等を最後に残った培養システムに向け、同等の耐久力を持つ雑魚群は同時に処理することが効率的であるとの結論に至った。
5.結言
敵群にすぐさま範囲dotを設置せず、一旦誘導することや、培養システムを範囲攻撃の対象に含むことにこだわらない攻撃は、純粋な数値から見た場合効率の低下である。その一方で、敵視を安定させ、「比較的高効率」な範囲攻撃を容易なものとする立ち回りは、周回において重要な再現性の向上に欠かせないものでもある。
敵味方の動きのランダム性の影響を抑える立ち回りは、一期一会のパーティメンバーとの快適な攻略においても重要なものとなるであろうと考えた。