Personnage
「そぉい!!」
一人のハンターが振るった双剣の連撃が、
巨大な竜の顔面に幾重にも刻み込まれた。
ほどなくして、
竜は憎らしげに最期の咆哮を上げて
地に伏した。
「ねぎしおさん、おみごとです」
竜の背後で同じく双剣を振るっていた、
もう一人のハンターが駆け寄ってくる。
ねぎしおと呼ばれたハンターは、
竜の鱗を剥ぎ取る手をとめ、
駆け寄ってきたハンターに顔を向けた。
「おつかれ、とんとろ。」
※MHFでは、戦うリテイナーみたいな相棒が雇えます。とんとろはその相棒の名前でした。
「さて、今日はあと何をしようかな。」
ねぎしおは、んーっと伸びをしながら、
ひとりごちた。
「何をって、私の装備更新してくれるって言ってたじゃないですか!?」
その様子に頬をふくらませて言及したのは、
相棒のとんとろだ。
「あお、そうだったね。ごめんごめん。ちょっと秘伝珠つくるのに疲れて気が抜けてたよ」
秘伝珠、というのは、ざっくりいうと数百、
下手したら千回くらい狩りをして造れる
装飾品のことだった。
「まあ、しんどかったのは分かりますけど。」
「黙々とひたすら狩りしてたからねー。でも団の人が手伝ってくれたりもしたから、幾分は楽になったかな。」
ねぎしおは、共に狩りをするハンターが集まる、
猟団のひとつに所属していた。
結構な人数が在籍しており、みんな仲良く、
活気があった。
ずっと相棒と二人だけで
狩りをしていたねぎしおだったが、
ある時その団の団長に声をかけられ、
所属することとなった。
「きりさんも、続けてたらなあ、、、」
ふと、ねぎしおは居なくなった
団員のことを思い出した。
この地で同じ時期に狩りを始めて、
いつかは秘伝珠装備をつくるんだ、と
意気込んでいた友だ。
その姿に触発されて、
自分もずいぶん頑張ってこれた。
しかし、その友は次第に狩りへと足を運ぶ
頻度も少なくなっていき、
しまいには居なくなってしまった。
居なくなった友は、その友だけではなかった。
ともに笑い、仕様もない雑談をしながら、
何度も何度も共に戦った友の何人かは、
姿を消していた。
「ねぎさん?」
考え込んでいたねぎしおは、
とんとろに声をかけられて我に返った。
「はやく装備整えて、次の狩りにいきましょうよ!」
「言わずもがな。そーするですよ。」
とんとろに急かされて、工房の親方のところへと足を運ぶ。
せめて。
残された友には寂しい思いをさせぬよう、
自分は狩りを続けていこう。
そう、思っていた。
「はあぁ、、、、」
「どうしたんです、この世の終わりみたいな溜め息ついて」
自室のベッドに腰掛けながら、
ねぎしおは深く長いため息をついた。
脇には、とんとろが定位置で仁王立ちしている。
「いや、また中の人が殺人的な多忙に追われて、しばらく狩りできそうもないんだよ」
「またですかー。でもどうせ帰ってくるんでしょ?」
「もちろん。」
ねぎしおは、中の人事情で、
何度か狩り活動を休止しては戻ってくることを
繰り返していた。
長くて4ヶ月ほど。
でもその度に帰ってきたし、
団も戻ってきたねぎしおを迎え入れてくれた。
「とりあえず、団長には一言伝えてちょいと頑張ってくるかな」
「ええ、待ってますから、また狩りしましょうね。」
とんとろと団長にしばらく休止の旨を伝え、
ねぎしお(というか中の人)は、
激戦区へと身を投じていった。
そしてまた二ヶ月ほどの月日が経った。
「戻ったですよーっと。」
「あ、おかえりなさい。」
再び狩りの戦場に戻ってきたねぎしおは、
とんとろとの再会を喜んだ。
また、離れている間に、
新たな強敵も増えたようで、
新鮮な戦いに心も高揚していた。
「さて、まずはまた団長に言って団に入れてもらわないとなー」
団の規定で、長期インがない場合、
除名されることになっていた。
「まずは団長の名前で団を検索して、、、あれ?」
おかしなことに、団長の名前で団を検索しても
団が見つからなかった。
「まあ、いっか。団長がインしてきたら聞いてみよう。」
そう思いねぎしおはとんとろとともに新たな強敵との連戦に勤しんだ。
しばらくして。
「ねぎさーん」
クエから戻ってくると、クエストボード脇に、
ねぎしおのよく知る人物がいた。
「団長!おひさしぶりですー」
「ひさしぶりー」
それは、ねぎしおが団に入るきっかけとなった
団長そのひとだった。
「なんか、団長の名前で探しても団出てこないんですけど?」
「あ、私、団抜けまして。いまは他の団で副団長やってますー」
意外な言葉に驚きつつも、団長の名前で検索しても段が見つからなかった理由が分かった。
「そうだったんですね。今は誰が団長やってるんです?」
「さあ?●●さんあたりじゃないかな?」
「ああ、適任ですねー」
よく知る友人の名前に、少しほっとする。
「ところで、ねぎさん。うちの団にこない?」
「、、、いや、復帰したてでしばらくはゆるゆるとソロでやろうかなって。●●団のみんなの様子も後で見に行きたいし。」
「そっかー。じゃあ、落ち着いたらいつでも声かけてね。」
団長に別れを告げ、ねぎしおはホームだったランドに足を運んだ。
そこに居た友人の話によると。
突然、団長が団の解散宣言をし、数人の団員(よく知る友人だった)と口論になった末、数人の団員を引き連れて団を離れたそうだった。
「ねぎさん、戻ってこないの?」
「いや、復帰したてで、またいつ休止になるか分かんないし。しばらくはソロでゆるゆるやるよ。」
「そっかー。戻ってきたくなったらまたいつでも歓迎だよー」
もといた団の友人にも団長と同じことを伝え、その場を離れた。
「はあぁ、、、、、」
「どうしたんです?また一際大きなため息ついて、、。」
とんとろが主の顔を覗きこむ。
今回ばかりは、ねぎしおの雰囲気がいつもと違い、
心配しているようだった。
「いや、そろでゆるゆるとは言ったものの、延々とただひたすら一人で狩りしててもなんかつまんなくて、、、」
「団長さんのお誘いにはのらないんです?」
「んー、、、、。もとの団のがフレさんいるから戻りたいんだけど、それだと団長の誘いを断ることになるしなあ、、、かといって団長がいなければもとの団に入ることもなかったわけで、、、恩もあるしなあ、、、まあ、もうちょっとソロでやってみるよ」
「そうですか、、、」
「そいじゃ、いつも通りやってるとマンネリ化しそうだから、裸でG級モンスを完全ソロで討伐に挑戦でもしようかな。」
「完全ソロ、ってことは私もお留守番なんです?」
「そだね、まあたぶん普通に返り討ちにあうだろうから、ちょいと待っててよ」
「むう、、、分かりました。とっととぼこにされて帰ってくるがいいです。」
「あいよー。」
意気揚々と、でもどこか消沈した様子で出掛けていく主が見えなくなるまで、とんとろはその背中を見つめ続けていた。
それが、とんとろが見たねぎしおの最後の姿だった。
チョコボキャリッジに揺られながら、
ひとりの冒険者が遠い目的の地へと目を向けた。
「あんた、冒険者だろ?何を求めてこの地に?」
同乗者のひとりが、冒険者に聞いた。
冒険者は答えた。
「相棒を、探しに。」
それから幾日か経って。
ひとりの冒険者と、一羽のバディチョコボが出会った。
「今日から、あんたを乗せて走り回る相棒だ。名前は、、、」
案内人が、チョコボの名を告げる前に、
冒険者が口を開く。
「ひさしぶり、とんとろ。」
「おかえりなさい、ねぎさん。」
はい、おしまいー(´▽`;)
はずい、これははずいよ!!
しゃなさんの日記に触発されて書いてみたはいいけど、これは、、、
というか、ある意味とんとろ回は物語の部類にはいるんですかね。
そんなこんなですが、8割方ノンフィクションだったり。
なぜか文章にすると何かせんちめんたるな感じになっちゃいましたが、実際はもっとあっけらかんとしてますので悪しからず。
ただ、前と変わらずねぎしおの名を使っているのは、いつかどこかでMHF時代の友人とエオルゼアで会えることを期待している意味もほんの少しはあるのでしょうね。
しょっぱい、は付いてなかったですが。
ではでは。
恥ずかしいですよね!!
そしてコメントが気になるw
やっぱりトンちゃんでてきましたかw
私は物語がみんなにイメージしやすいように書くってのをイメージしてますかねw
イメージは人それぞれで楽しいですよ♪
文章作ってるときに熱中しちゃうし♪
ネギさんの物語!!
色んな固定概念壊しちゃて下さいw
合体魔法とか(笑)
しゃなさん
この話は一話完結だったり(´∨`)
MHFを引退して、FF14始めるまでの話です。
ちなみにいかにもできるハンターっぽく書かれてますが、PS地雷のヘタレハンターでしたよ、ええ。
とんとろ回自体は今後も続けていきますよーヽ(´∨`)
コメありでしたっ!
いつも改行とか、の入れ方に悩みますねw
そこも上手く使って
楽しく書いていきましょう♪
今年は色々やります!
リアルも既に動いてます♪♪
シェンロン鯖からこんばんは。
あちらを立てればこちらが立たず、とかいう日常に潜む罠のひとつですね。
それはさておき、
>「相棒を、探しに。」
かっこいい、これはかっこいい。
わたしもどこかで使わせてもらってよかですか?
さくらさん
ぜひぜひ使ってくださいませ(´▽`)
買い物にいって、店員が
「何かお探しですか?」
なんて絡んできたときなんかにおすすめです。
きっとにこやかな笑顔で
「ごゆっくりどうぞ」
って言って去っていってくれますよ!
私は試す勇気はなかとです、、、
だいたい愛想笑いを浮かべながら接客を受け入れ、欲しくもない商品を買わされたりしてます(´∨`;)
NOといえる日本人になりたいですね(´▽`)
コメありでしたっ!
とんとろとの再開、不覚にも最近ゆるい涙腺にちょっときました…。
ネトゲーって、最初はゲームがやたくて始めたはずなのに、
いつしかフレとか仲間とかが、ゲームをする上での大きなモチベーションになってるってよくあります。
そうなるとゲームの内容は二の次とかに成ってしまったりして…、人にもよるかもですが。
ハンターだった頃よりちょっとしょっぱくなったネギさんを見て、ネギさんの旧友がどのような反応をするか…
同じハンドルネームだったら遭遇の可能性もありそうですし、会えるといいですね!
ちぇちぇさん
おっしゃる通り、チャット死どんとこいでしゃべりながらだと、何十回の連戦でも全然気にならなかったり、あの人と約束してるからインしよう、ってなったりするんですよね(´▽`)
実はMHFとFF14の間に、ちょっとだけドラゴンズドグマオンラインにも手を出してたりしたんですが、やっぱりその時も名前はNegishio、相棒はTontoroでした。
この組み合わせなら、もしかして、って思ってもらえるかな、と。
とはいえ、前は前、今は今なので、エオライフをこれからもめいっぱい楽しみたいと思いますよヽ(´▽`)ノ
コメありでしたっ、
FFへの切り替えの所…好き!
ハンターだったのねー。
うちもPSPで3Gならやってたおー▼о●ω●о▼ノ
やっぱとんとろ可愛いw
ぴかさん
冒頭では双剣使ってますが、
やたら太刀を振り回すハンターをやってました(´∨`)
とんとろは今も昔も大切な相棒です!
こんど見かけたらなでてやってくださいませませ(´▽`)
コメありでしたっ!
いろんな人が物語始めてる(笑)
ラスタでしたっけ?フロンティア懐かしいなぁ
いりさん
MHF-G3.0くらいで実装された「パートナー」ですねー(´▽`)
いろんな人のラスタにも大変お世話になりましたね。ええ、なつかしい(´∨`)
ハンターと光の戦士が戦ったらどうなるか、、、少し気になりますね。
コメありでしたっ!
ふむー
あいるーとは違うものなのですな。
別のMMOですが、
ぼくはFF14やるから!
と宣言して去りましたけど、みんなどうしてるかなーって時々想いますね。
そういうわけで未練?たらたらな紹介文なわけです。
ろえさん
もろねこさん、ごんさんってそういう、、、
でもなんかようやく?が解消しました(´∨`)
たまにサーチで元フレさんの名前入れてみちゃうあたり、私も未練たらたらなのでしょう(´∨`;)
ろえさんもいつか旧友と再会できるといいですね(´▽`)
コメありでしたっ!
そいえば、うちも他ゲーの友人と
偶然再会したことあったよ♪
同じ鯖でハウスが近かったとか軌跡やったw
ちなみに黄色くてピカチュウだったから
まさかと思って声かけてくれたみたい。
顔文字も自作だから特定されやすい
▼o●ω●o▼
小説ブーム到来だ…!
人に歴史あり!このキャラがゲームを越えてくる感じ、好きですね。
にとろはエオルゼア生まれですが、再会を期待してハンター時代を含め3つの世界を渡って来た私もいます。
ぴかさん
おおっ、そんな素敵なことがっ(´▽`)
いつかそんなときがくるのをわずかばかり期待しつつエオライフを楽しみやすー(´∨`)
MHFではずっとロビー装備でデッキブラシしょってたんだけど、、、そんな武器でないかな?
コメありでしたっ!
にとさん
過去記事見てたらドグマもやられてたんですね(´∨`)
シーカーまではがんばったっ、、、!
あのキャラメイクはほんと生々しいと言うか、光源によってすごい違って見えたり苦戦した覚えがあります(´∨`;)
もしかしたらハンター含めどこかでお会いしてたかもですね(´▽`)
コメありでしたっ!