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FF14狼鬼冒険記‐追想録‐ 072 【~究極幻想アルテマウェポン】ネタバレあり

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第72話「光を継ぐもの」

 光の戦士カミカゼ・ロウキです!これまでの冒険を振り返ってるという設定で書いているこの日記。ジャンプポーションを使った方が大体のストーリーを把握したり、シャキ待ちの待機時間にでも読んでもらえればと思います!
 ただし、寸劇やストーリーのネタバレ、さらに独自解釈や設定もありますのでご注意下さい!





 最下層に止まった斜行リフトを離れ、オレ達はガイウスの後を追う。巨大な整備施設へ入ると同時に目に飛び込んでくるのは、悠然と佇むアルテマウェポンであった。ネロが言うには、既に起動準備は終えているらしい。

 その究極兵器の肩にガイウスはいた。こちらを見下ろしている。

「教えてやろう、力の使い方を!」

 そういうと首筋――人で言う脊椎の辺りにある操縦席へと乗り込んだ。アルテマウェポンが動き出す。と同時に、床が振動を始める。この部屋全体が、運搬用のリフトだったのか。
 今降りてきたばかりの長い道のりを、今度は垂直に上がっていく。

「見せてやろう!このアルテマウェポンの真の力を!」

 まるで生物かの様に咆哮する幻想を前に、オレ達は武器を構える。ここにきて、怯んでなどいられない。アレが外へと出れば同盟軍にも大きな被害が及ぶだろう。この場所で叩く。



 セラナイトが真っ先に突撃し、アルテマの敵視を自身に集中させる。そしてオレとクルエリさんがその周りで攻撃、というパーティ戦闘の基本。相手が強大であれ、それは変わらない。
 しかし、オレ達の攻撃はまるで見えない壁にでも阻まれるように一切アルテマウェポンへは届かなかった。いや、事実壁があるのだ。蛮神を喰らい得た力は、人程度の攻撃を寄せ付けない。

 クルエリさんはセラナイトの回復に専念する。余計な手間を掛けないよう、オレは全てのアルテマウェポンの攻撃を避ける事しかできない。予想以上だ、このままでは何もできずに地上へ出してしまう!


 だが別の世界でもこういう上昇リフトでの戦闘を何度か行った記憶がある。最終決戦の舞台となる場合は大体攻撃が通らない。知ってる。だからこの状況にも焦ることは無い。そのうち、上空から仲間がロケットランチャーを投げ入れてくれr

「ロウキ君!超える力を使って星の声を聞くんだ!!」

 セラナイトの声が響く。ああそうだ、この星の危機に、この星自身が何もしないわけがない。思えばこのエオルゼアに来た最初の瞬間から、オレは星と共にあったな。

 星の声を聞く。超える力はいつでも好きに発動できる力ではないが、この瞬間に使えないはずがないのだ。答えろ、ハイデリン――!!


――… 光のクリスタルを手にし者よ。それは闇が造りし機械仕掛けの神 …――

 成功だ。頭に直接響くかのような声は、間違いなくこの星、ハイデリンのもの。何度も聞いたその声は続ける。

――… 光のクリスタルに願うのです。闇の力を打ち砕く・・・光の力を! …――


「力を貸せッ!光の戦士!!」

 なぜその言葉だったのかは分からない。だがオレはそう叫んでいた。蛮神を倒した時などに拾っていた光のクリスタル。そこに込められていた想い。オレはそれを何となく、カルテノーで消えた本物の光の戦士のモノだと感じた。願う。その力を。


 オレとセラ、クルエリさんの身体に光が纏われる。それは手にした武具にもおよび、直感的に悟る。今なら戦えると。


 セラがアルテマを挑発する。再び敵視を向けられ狙われるが、今度はその攻撃を受けてばかりではない。オレとクルエリさんの攻撃は簡単に通る様になっていた。

 それに気付いたガイウスは、さらなる蛮神の力を使う。取り込んだイフリート、タイタン、ガルーダの技を次々と発動させる。だが一度は見たその技を、避ける事は難しくなかった。
 オレが槍を打ち込む度に、光の力がアルテマウェポンに流れ込む。その力が内部で爆発し、取り込んでいた蛮神を次々に引き剥がす。

 同時に魔力が体に満ちてくる。クルエリさんの特大の魔法攻撃が次々と炸裂する。

「何なのだ、この力はッ!?」

 ガイウスの言葉にもう余裕はない。驚愕を浮かべているであろう顔が容易に想像できる。素顔知らんけど。

「なぜだ、なぜアルテマウェポンの力が通用せぬ!?この兵器の力は、絶対ではなかったのか・・・。それほどまでに、この冒険者達の力が優っているというのか!?」

 そのガイウスの問いに答えたのは、突如としてアルテマの眼前に現れたアシエン・ラハブレアであった。

「光の力だ」

 サンクレッドの顔で、ラハブレアは続ける。

「この冒険者は光のクリスタルの加護を受けている。光の加護を打ち払うには、闇の武器で打ち払えばいい。アルテマウェポンには、お前達に明かしてない本来の力。究極の武器がある」

「究極の・・・武器?」

 ガイウスも知らぬ、いや知らせれていない武器。上空のラハブレアへ攻撃は届きそうになく、そのやりとりをオレ達は見ているしかない。

「古代アラグ帝国の超文明ですら、その表層しか解明できなかったアルテマウェポンのコア、黒聖石サビク。そのコアの中には、ある魔法が秘められていてな・・・」

 あ、それ絶対マズイやつだ。
 オレはガイウスへと叫ぶ。話を聞くなと、その力はお前自身をも滅ぼす力であると。だがそんなことは、恐らくガイウスも承知なのだろう。

「その名は、究極魔法アルテマっ!」

 蛮神の吸収はその本来の力を取り戻させるために過ぎなかったのだとラハブレアは言う。
「アシエン・ラハブレア、貴様何を考えている・・・!?」
「私の考えは元より変わらぬ。真なる神の復活、これだけだ」

 蛮神を殲滅する目的であるガイウスが、それに同意するはずもなく、ラハブレアはその目的をガイウスには明かしていなかったのだろう事は容易に分かる。ラハブレアに悪態をつき、その身体をアルテマウェポンで握りつぶそうとするガイウスだったが、その究極兵器は寸前で動きを止めた。ラハブレアが、外からアルテマを操っているのだ。

 もはや究極の幻想兵器はラハブレアの意志で動き、ガイウスは兵器の部品の一つに過ぎない状態であった。

「唸れアルテマウェポン!我が真なる神の一旦を見せて見ろっ!」

 真なる神とは何のことか。その一旦と言う事は、アルテマウェポンはその真なる神の一部なのか。古代アラグ帝国の時代から、あるいはもっと以前に召喚された・・・あるいは元より存在していた何か。アシエンが崇める、いわば究極の蛮神とでもいえる何かの存在を感じた。

 だがそれ以上考察する時間をラハブレアは与えてくれない。
 アルテマウェポンは胸のあたりを中心に青白い電流をその身体に纏う。その光は辺りへと飛散し、針のような塊を数十と作り出す。それがアルテマの周りを囲み、頭上へと上昇する。光の針の中心、アルテマの直上に凄まじい力を帯びた光の球体が出現する。

 その球体は肥大化し、アルテマウェポンと同等の大きさとなったところで止まる。
 光の球体に向かい、ラハブレアは最後の詠唱を唱えた。

「渦なす生命の色、七つの扉開き、力の塔の天に至らん!」

―― アルテマっ ――





 
 強い光に飲み込まれたのは分かった。視界は白に染まり、何も見えなくなった。その後に何があったのか。上昇リフトはまだ地上には出ていなかったはずだが、視界が戻ると空が見えた。

 クレーターのような半円が一帯に広がり、その中心にオレ達はいた。そこにあったはずの帝国基地は跡形も無く、飛んでいたはずの飛空艇も一隻も見当たらない。

 遠くで炎が見える。耳を澄ますと、やはり遠くから聞こえる絶叫と怒号。悲壮な叫び声。
 まだ多くの帝国兵が基地にはいた。外では同盟軍の先行隊も戦っていた。彼らはどうなったのか。基地内部にいたシドの安否は。

 絶望的な状況に、オレは言葉を失う。
 星の力だろうか。オレ達はドーム状の光の壁のようなものに護られていた。オレ達三人は、無事だ。そして当然、アルテマウェポンも。

 アルテマの肩でラハブレアは笑っている。

「何なのだ、この威力は・・・」

 ガイウスの声は震えているように聞こえた。強大な力を望んだ彼であったが、想定以上のこの力。恐らく自身の領分を超えたモノであることを悟っての事だろう。

「流石にこの者達を守るので精一杯だったらしいな、ハイデリンよ」

 ラハブレアはニヤリと笑い、アルテマウェポンに向き直る。そして、内部にいるガイウスへと言葉を掛ける。

「力は与えた。思う存分、戦うがいい」

 そう言うと再び姿を消す。だがどこかから見ているのだろう。

「ラハブレア。貴様には戦いの後、聞きたい事がある。しかし今は!この者らを倒し、我に力有りと証明するッ!」

 使いこなすつもりか、その力を。
 もはやどんな説得の言葉も無駄であろう。ガイウスがそう覚悟を決めたのなら、オレ達もそれを打ち倒す。覚悟などとうにできている。決着の時だ、ガイウス・ヴァン・バエサル。

「どちらが真に持つ者なのか、決着を付けようではないか、冒険者っ!」


                   つづく!


 今回でアルテマと決着を着けようと思ってましたが、長くなったので次回に分けます。果たして年内に倒すことができるか・・・!
 リアルタイムではGE3の世界から戻って来て急ぎ紅蓮編の追加パッチ分のメインクエを進めています。果たして4.5までに追いつけるか・・・!
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