
Vol.9「運命の波vsリヴァイアサン」
リムサ・ロミンサが慌ただしい…
道場にも、その情報が入っていた。
デス「どうやら…待ってはくれなかったようです。」
ポンズ「おれは、なんとか集まったが…」
わさお「いえ、やります!やらせてください!」
わかった、とデスティンは頷き、三人は漁師の姿で、並ぶのだった。
デス「良い風だ…」
ポンズ「こんな日なのに、やけに…落ち着いてやがるぜ」
わさおは震える腕を抑えた。
??「あーら、三人でおでかけ?」
と、現れたのはアキだった。
デス「君には無理です。これは、われわれの戦いです。」
わさお「し、師匠…」
デス「我々の技は巻き添えを食う確率が高い。故に知り合った仲でないといけないのです」
ポンズ「アキさん、いってくる。めし、頼むわ」
デス「行きましょう!」
わさおはアキの顔は見なかった。みたら決心が鈍りそうだった。
アキ「待って…」
そういい、わさおの手が握られる。
わさお「え?」
アキ「あなたには、本当に悪いことをしたと思っている」
ごめんなさいと、わさおの手を両手に包み、胸に抱える。
わさおはアキのぬくもりを感じる。
アキ「生きて帰ってきて…じゃないと残酷すぎる」
わさお「帰ってくるよ」
アキ「あなたは一人じゃないはずよ」
その時、一羽の鳥がその手に止まった。
わさお「この鳥…あの人の」
青い鳥がわさおをみて、手をつつくとわさおはその手を開く。
そして、その手の中に入ると、アキは頷いて、わさおの手をつつむ。
アキ「あなたには、つらいことかなしいこと、うれしいこと、たのしいこと、その想いが導くわ」
手が光に包まれた後に、鳥の感触がなくなる。
わさおが手を開くと、そこには透明なクリスタルがあった。
わさお「まさか、ソウルクリスタル…でも、なんの」
アキ「心と心、魂と魂、時をつなぐソウルクリスタルよ。青い鳥のように」
わさおは頷き、三人は歩み始めるのだった。
アキのポニーテールが風に揺られる。
アキ「ごめんなさい…」
そして、岬に出た三人は釣竿を構えて、念じる。
すると、まわりからサハギンの群れが続々と現れてくる。
デス「やはり、ここが一番近いようですね」
ポンズ「ここは、わたしが…」
デス「いえ、2人はリヴァイアサンの切り札…ソブリンの魂を255吸ったこの名竿で倒します」
そういい、デスティンは竿を構えると、一閃するのだった。サハギンやフスィーが浮かび上がる。
それを片手で一匹ずつ、竿で引き寄せ、飛ばしいれるのだった。
デス「これが、ソブリン拳99の型。ソブリュー脚です!」
そういい、次々とカウンターキックをいれ、ときに片手で弾き飛ばすのだった。
毎秒1体倒されていく。
デス「この命、海に帰れ!」
すべての敵が海に落ちると同時に、地鳴りがするのだった。
大海蛇とはよくいうが、それよりも大きい印象だった。
ポンズ「いくぞリヴァイアサン」
そういい、アンカールアーを投げるが、すさまじい波と波動ではじきとばされる。
デス「やはり、ソブリンの魂だけではダメなのか」
ポンズ「どういうことです。倒すためのソブリンじゃないのですか!?」
デス「倒せるさ…しかしリヴァイアサンにたどり着くには、ソブリンの意思をまとめるものが必要だ。操るだけではないのだ。あのオーラに負けぬ意思を」
ポンズ「デストロイモードなら!」
そういいポンズは力を解放しようとするが…渦が周りを囲むと同時に消え去った。
わさお「かき消された…」
デス「リヴァイアサンにソブリンが恐れているんです」
わさお「リヴァイアサンに飛び込めばいいんですね!」
ポンズ「聞いてなかったのか!?おれが引き込めないと…ってお前!」
わさおは、ポンズの糸の先に自分をくくるのだった。そして、頷く。
わさお「ぼくの、ソブリンの魂、連れて行きます!」
ポンズ「そんなこと!っ!?」
デスティンが頷き、わさお肩に手を置く
デス「すまない…」
ポンズ「師匠バカ言ってんじゃ!」
デス「本気で言っていることなんです!わさおならいけます!」
その言葉に、ポンズは、首をふりつつも竿を構えて、いまにも襲い掛かってきそうなリヴァイアサンを見る。
わさお「はやく!」
ポンズ「くそたれぇぇぇぇえ!」
リヴァイアサンが波を起こすが、わさおの意志のごとくそれは動かなかった。
わさおがリヴァイアサンの口に飛び込む…
ポンズ「わさお、お前の命無駄にはしない!」
デス「いまですパーフェ(ry!」
すさまじい、勢いでリ…サンが引き寄せられる。
ポンズ「し、ししょー!」
そして、デスティンはその手に、真の力を手に入れた名竿侘寂を振るう…
デス「わさおぉぉぉぉ!」
その鋭い拳が、ルアーとなり飛んでいく。
そして…
デス&PX「「うわぁぁぁぁ」」
2人がリヴァイアサンの尾に弾き飛ばされる。
ポンズ「勝てないのか…」
デスティンは岩に叩きつけられて動かない…。侘寂が力なく落ちていく。
ポンズ「師匠!?そんな…」
リヴァイアサンはもがくように、糸を切ろうとする。
ポンズ「まだ、わさおが頑張っているのか…そうなんだな!わさお!」
そういい、右へ左へと、リヴァイアサンを振るう。デスティンのからだが岩から地に力なく落ちるのだった。
それを、片手で引き寄せようとする。
ピクリとデスティンが動く…
ポンズ「ししょー!?」
デス「パーフェク…ゲフゲフ…」
ポンズ「しゃべらないで!」
デス「わさおには本当にすまぬことをした・・・」
ポンズ「なんのことです?」
デス「そして、わたしの意志いやパンスネシオン委員会の意志通りに事は進んだ…だから、わたしは、あの組織のスタートを待たず三人で…」
ポンズ「アキさんはそれで…」
デス「すまない、こんな結果になってしまって…楽しかったな…三人での生活…」
ポンズ「大丈夫です!」
デス「いや、わさおはもう戻らない…。もうすぐ、侘寂は極まる…」
ポンズが侘寂を見ると、光り輝いているのだった。
デス「やはり・・・な」
ポンズ「どういうことです!?」
デス「あいつの名前を覚えているか?」
ポンズ「わさおはわさおです」
デス「それはお前がつけた名前だ。本当の名前はワビ・サビ」
ポンズ「なっ!?」
デス「この竿には魂があった、それをソブリンで埋めていたのだ。しかし、本物は」
ポンズ「わさお…が、生まれ変わりとでも!?」
デス「そうだ、それをパンスネシオン委員会のP…ミサキがかぎつけたのだ。すべては、あのシシプもどきの…」
パタリとデスティンは動かなくなった。
ポンズ「師匠!?ししょー」