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えすのおはなし「セルロ・セン・ビアト」

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「セルロ・セン・ビアト」

大地の裂け目は過去の霊災の爪痕らしく、元々は陸続きであったが霊災の影響で地割れを起こし、その隙間を埋めるように水が入り込んできたらしい。
対岸までの幅は20m程あり、その底には川が流れている。
向こう岸へは吊り橋で渡る事が出来るのだが…落ちてる。
橋が落ちてる。
橋が落とされている。
嘘でしょ?
ようやくここまで来たのに橋が落ちてるなんて想像もしていなかった。
対岸に渡る方法はないかと考えたが、いい考えは浮かばない。
いっその事ジャンプしてみようかとも考えたが、馬鹿らしくなってやめた。
川から渡れないかと、下を覗きこむと一隻の小舟があるではないか。
考えるより先に叫んでみたが、返事はない。
谷底から聞こえる水の音と、砂ほこりを巻き上げる風の音だけが辺りを包んでいる。
考えいても仕方がない、下に降りる方法を探そうと立ち上がった時だ。
一人の男が谷底から昇ってきたのが見えた。
恐らくあの男が持ち主に違いないと私は駆け寄り声を掛けようとした。
男は立ち上がり、腰に下げていた鋭いナイフのような物を取り出し言った。
「どこの所属だ、何人で来た、言え」
全身黒のフードを被った男は酷く怯えた様子で、構えたナイフが震えていた。
私は冒険者になる為にウルダハに向かっている最中の者だと簡単に説明をした。
すると男は、周囲を警戒しながらもナイフをしまい
「申し訳ない事をした。私はある組織に追われていてね、どうにも気がたっていたんだ。」
と、心底申し訳なさそうに言った。
「私の名前はセルロ・セン・ビアト。私もウルダハに向かう途中だったんだ、下の小舟は僕の物だから君も一緒にどうだい?」
願ったり叶ったりの申し出だった。是非同行させて欲しいという話をしたと思う。
フードを被ったままでは失礼になるか、と言って男はフードを取った。
肩にかかる程の銀髪に中世的な顔、そして第三の眼。

ガレアン人。

私はこみ上げる怒りを抑える事が出来なかった。
私は飛びかかる形で右拳をセルロと名乗る男の顔に放った。
男は後ろに倒れた。
怒りが抑えられない。
ガレアン人、それはガレマール帝国の主要構成民族であり。
私の両親を故郷を滅ぼした仇の国の住民であったからだ。

あああああああああああ!!!!!

声を出していたのか、本当は出しておらず心の中で叫んでいたのかは分からない。
ただ込み上げる怒りに抗えず、倒れた男に馬乗りになり、その顔に拳を打ちおろしていた。

お前が、お前の国が私の家族を殺した。
お前が殺した。
お前が私の全てを奪ったんだ。

男は必至に抵抗をしていたように思う。
打ちおろす私の拳から徐々に力が失われていき、代わりにジンジンという痛みが現われ初めた。

「すまない。すまない。すまない。すまない。」

自分の声だと思った。
何故殴られているセルロが謝るのだ、私は意味が分からなかった。
むしろ一度萎れかけていた、怒りが戻ってくるような気がした。
謝れば私の家族は帰ってくるのか。
謝れば私の故郷は友達は帰ってくるのか。
じゃあ返して、謝らなくていいから返してよ。
今度は心の中で叫んでいた。
いつの間にか泣いていたらしい。
男の上から崩れるように横に倒れた私はそのままうずくまり泣いた。
いつ以来だろう泣いたのは。
両親を失った日だろうか。
初めて野宿をした日だろうか。
もう覚えていない。
長かった。

これだけ殴ったんだ、男はきっと怒っているに違いない。
もっていたナイフで私は殺されるんだろう。
それも良いと思った。むしろそうなる事を望んでいたようにすら思えた。

蹲る私の横から声がした。
「すまない…。」
私は感情に身を任せなんで謝るのよと心の叫びを今度は口に出した。
「気持ちが分かるからだ。」と、男は言う。
ガレマールの人間に私の気持ちが分かってたまるかと思った。

「僕も帝国に両親を殺されている。」

谷底から聞こえる水の音と、砂ほこりを巻き上げる風の音にセルロの静かな声が響いた。

つづく
─────────────
雑記
─────────────
どうもエスです。
知ってる人は知ってるんですが、いい忘れていた事が。
私、スキップ厨なんです。
ストーリーの大半をスキップしており、メインは紅蓮も終わっていますが
未だに戦っている理由がわかりません。

エオルゼアってどんな国?
種族はどんなのがいるの?
歴史は?
などなど、全く知らないのです。

だからこそ、今回えすのおはなしを書きながら
凄い調べまくってますww
ガレマール帝国の主要種族がガレアンだなんて知りませんでしたよ。
普通ガレマール人じゃないの?とか思いながら
メインよりも予備知識を付けていってる状態ですw

あー今週のN周回しないと…
トークン集めないと…
サブ上げしないと…

はぁ…。

下記に記載していますが、投票が明日で最終日となりますので
もし、私に投票して頂ける方がいましたら

是非期限までにお願いします。

それじゃあ皆さんよいカオスを。

─────────────
えすのおはなし
─────────────
第1話 「はじまり」
http://jp.finalfantasyxiv.com/lodestone/character/4305310/blog/3472846/

第2話
http://jp.finalfantasyxiv.com/lodestone/character/4305310/blog/3475456/



えすのおはなし全文
http://jp.finalfantasyxiv.com/lodestone/character/4305310/blog/3475447/
Commentaires (4)

Betty Licole

Durandal [Gaia]

締め切りまでちゃんと!
意識高いエス姐!!果たしてどんでんはあるのかー?!☆彡
わたしもスキップちゅうなので、こういうお話は大変ありがたいです!(*'ω'*)勉強になるますー

S'olh Uki

Durandal [Gaia]

にこら>
丁度よくこんな日記を始めたから、出来る限りの周知はと思ってさ!
スキップしちゃうんだよねー早く戦いたくてw

Alrescha Altarf

Durandal [Gaia]

あああっ!続きがきになるです〜〜!(仝_仝:)

S'olh Uki

Durandal [Gaia]

あるさん>
ありがとうwがんばりまーす!
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