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ふむ、どうやら手記のページを飛ばしてしまっていたようだ。
ザナラーンでの、ささやかな思い出に少しばかり浸るとしよう。
【10月○日】
ザナラーン入りを果たして、二日目。
ゴブレットビュートにある、ナナモ大風車。
いつの日か中に入り、ゴブレットビュートの街並みを一望できるようになるのではないかと、期待に胸を躍らせていたものである。
そんなナナモ大風車に、兼ねてより計画が進んでいたアパルトメントがとうとう完成したらしい。
共通の友人が、早速住み始めたということで、お邪魔することになった。
期待とは異なる形での実現だが、やはり憧れていた大風車の中に入れるというのは嬉しいものである。
・・・、ちょっとここの建築を担当した責任者を教えてくれないか?
ゴブレットビュートに住む冒険者の誰もが憧れるであろう、ナナモ大風車を、一体どのように設計すればこうなるのだろうか。
ただひたすらの落胆である。
こんな物を造るぐらいならば、ただ螺旋階段があり、上からの展望を眺められるだけで良かったのだが・・・。
この日はそのまま夜になるまで、友人宅で語り合い解散することとなった。
客人用のベッドは用意されていなかったため、久々にゴブレットビュートに館を構える友人宅を訪れてみることにする。
ちなみにあまりの眠気で、エーテライト転送がご法度なのを忘れて、使ってしまったのは内緒だ。
最初に訪れたのは、冒険者ギルド&酒場『フレーフォルグ』の影なるスポンサーのこちらのお宅である。
美しい音色を奏でるオーケストリオンも、そんな彼から貰った逸品である。
お出かけ中のようだったので、勝手にお邪魔させて頂いた。
しかし、残念ながら、こちらにも客人用のベッドは置いてないようである。
もしかしたら、個人部屋にはあるのかもしれないが、勝手に入るわけにもいかないであろう。
ということで、次のお宅にお邪魔することにする。
こちらもまた『フレーフォルグ』の影なるスポンサーが住むお宅なのだ。
当店自慢のお手洗いのドアは、ここの兄君から頂いたものである。
妹君にも色々とお世話になっており、折角なのでご挨拶をと思ったが、残念ながら留守だった。
とりあえず、寝床だけでも借りれないものかとお邪魔してみたところ、地下に炬燵が!
いそいそと入ってみたが・・・、少し小さいか・・・?
しかし、眠気も限界に達したので、今日はこのまま眠ることにしよう・・・。
【10月○日】
久々にザナラーンを散策していたところ、何やら裕福そうなご婦人が従者を連れて買い物中のようだ。
このようなご婦人の目に叶う品物とはどのような物だろうかと、興味が湧き店内に足を踏み入れることにする。
・・・無骨な鎧であった。
流石はウルダハとでも言うべきか・・・。
暫し歩くと、コロセウムの呼び込みが。
そういえば、ジェイルが始まるまでは、いつかこの舞台に立てる日が来るのだろうかと夢に見ていたものである。
檻を離れて久しいが、たまには戦いの空気を味わうのも良いかと思い、中に入ることにする。
こちらでも裕福そうなご婦人が、係員と何やら談笑中のようだ。
隣りに立つのは子飼いの剣闘士だろうか。
それなりに腕は立つようだが、少々筋肉が足りないな。
どれ、ちょっと話でも聞いてみるかと声を掛けようとしたところ
と、にべもなく言われてしまった。
少し腹が立たないでもないが、ここはウルダハ。
持ちし金の重さが物を言う、そんな場所だ。
大人しく庶民は立ち去ることにする。
街道を歩いていたところ、儚げにベンチに座っている女性がいた。
盗賊・・・。
というか、そんな話を通りすがりの人間にしても大丈夫なのか?
不滅隊の本部が、目と鼻の先にあるのだが。
しかし、ギャンブルか・・・、二の舞いにならぬよう気をつけよう。
【10月○日】
はっ!?
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とある冒険者の手記4
旅のルールについては「10月の旅のしおり」をご覧あれ。
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