紅蓮の4.0が決着して、始まった4.xの物語は、それぞれが「これから」を考えるとても大切なストーリー!
大事なお話しが続くからこそ、わたしも丁寧にどっぷり浸かって物語を書いてますっ!
お待たせしました、とほぱぴメイン日記、スタートですっ!!
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!!注意 : 4.xメイン ある重要人物の決意 〜 事業の決定 まで、びっちりあらすじとバシッとSS大掲載!!ナナモ : 決めたぞ、とほ。ウルダハの教会で。
ナナモ様は、真正面からわたしを見て、迷いのない瞳でお話ししました。
アラミゴが奪還できた今だからこそ、もっと本格的に難民支援に乗り出す。
個人的に行うのではなく、女王として、政策として、公費を投じてキチンとした支援をする。それは、ナナモ様にとって、とても大きな決断のようでした。
操り人形のように扱われ、そしてそれに抗ってきたこれまでから、女王として主体的に自分から政治に関わっていく。
大きく、そしてきっととても難しい方向転換なはずです。
とほ : ナナモ様・・・
ナナモ : しかし、どこから手を付ければよいのかとなると、わらわには検討もつかぬ・・・どうしたものか・・・眉をひそめて悩むナナモ様に、わたしはなんとか力になりたくて。
とほ : あの、餅は餅屋、ということわざが、東方の異国にあります。
難民の雇用に詳しい者に、少しお話を聞いてみてはいかがでしょぅ・・・
自分で言いながら、ちょっとヒヤヒヤ・・・
だってわたし、難民の雇用に詳しい人なんて、具体的に知らないんだもん・・・(>_<)でも、何か言わなくちゃって思って言ってしまった一言でした。
ナナモ : なるほど、一理あるな。わたしの、隠しきれない必死な表情に気づいたのでしょうか。
ナナモ様は、また少し考えて、ゴールドソーサーのゴッドベルトさんにお話しを聞いてみると言ってくれました。
ぇ・・・ゴッドベルトさんって
あの・・・??ゴッドベルト : いやはや、お待たせしてしまい、申し訳ございません。あの、ゴッドベルトさんでした。
ナナモ様とゴッドベルトさんが、ソツなく時候の挨拶を交わすのを、若干目を泳がせながら見守るぱぴるす・・・
だって・・・
ゴッドベルトさんだよ??まさか彼が、砂蠍衆の一員だなんて・・・
ゴッドベルト :
我が息子の友人、
とほ殿もご一緒とあれば、駆けつけぬわけにも、まいりますまい!
いぇ彼とは友人というほどの付き合いをした覚えは・・・もにゃもにゃ言い訳するわたしにちょっと面白そうに首を傾げて。
ナナモ : 話というのは、ほかでもない。
ザナラーンに身を寄せるアラミゴ難民のことじゃ。型どおりの挨拶を済ませたあと、ナナモ様は少しトーンを硬くして本題を切り出しました。
公費を投じて、効果的な方策を立てて難民支援に本格的に取り組みたい。
ナナモ様のお気持ちを、ゴッドベルトさんはただ黙って聞いていました。
そして、全てを聞き終えて一言。
ゴッドベルト : 率直に申し上げます。
よろしくない。
公費を投じて、アラミゴ難民を救うなど、もってのほかですぞ!ナナモ : な、なんじゃと!?驚きました。
ゴッドベルトさんは、これまでアラミゴ難民をたくさん雇用して助けてきた人です。
その彼が反対するなんて。驚くわたし達に、ゴッドベルトさんは根気よく、そして丁寧に「
世の中の仕組み」と「
モノゴトの本質」を教えてくれました。
「アラミゴ難民を助ける」という目先の分かりやすい目的だけに目を向けていれば、助けられたアラミゴの人々の自立を削いでしまうこと。
そして、目先の分かりやすい善行にばかりに夢中になれば、自国の人々の感情が見えなくなり、新たな火種を産むかもしれないこと。アラミゴ難民の支援と自国の利益。
女王という立場である以上、常に全体を見てバランスを考えなければいけないのです。ナナモ : ・・・貴重な意見に感謝するぞ、ゴッドベルト。
今一度、わらわも支援のあり方を、考え直してみよう。
押し黙った口を無理やりこじ開けて、ナナモ様は、ゴッドベルトさんにお礼を言いました。
・・・なんて、
なんて難しいんだろぅ。政治というものは。
上に立つ、ということは。
見えているものだけではなく、
見えない部分へも同じように気を使って、そして全体の利益を考える。目立って困っている人に寄り添うだけでは、全然ダメなんだ・・・
帰り道、わたしはナナモ様にかける言葉が出てきませんでした。
だって、わたしはゴッドベルトさんの言ったこと、全然思いつかなかったもん。
ホントなら、わたしがもっと冷静に考えていなくちゃいけなかったかもしれないのに・・・
わたし、頼りにならないなぁ・・・ナナモ : ウルダハの利益か・・・
わらわも、まだまだ考えが浅かったということじゃな。とほ : ナナモさま・・・
ナナモ : しかし、
己の浅はかさを嘆いてはおれぬ。
学びを得て、前進あるのみじゃ!あぁ、なんて強いんだろう。
この人は、本気だ。
本気で今、ひとつ大きくなろうとしてる。とほ : ですね!
さぁ、次はどうしますか?
わたしは、
利益を上げることについてアドバイスが欲しい、というナナモさまのために、ハンコックさんの元へと飛びました。
損得勘定、利益優先、それで言ったら彼以上の適任はいないからですww
ところが、わたしはまだまだ甘かったのです。ハンコックさんは、やってきて事情を説明するわたしに、こともなげに言ったのです。
ハンコック : アナタ方が相談すべきは、小物に過ぎない私などではなく、
東アルデナード商会の会長、ロロリトその人であるべきデ〜ス!
「百億ギルの男」に勝る商人など、いませんからネ。
とほ : !!
困惑するわたしに、ハンコックさんは自分がアポイントはとると言ってくれました。
とほ : でも、彼は・・・
ハンコック : 手強い相手デスが、ご武運をお祈りしていますヨ?・・・確かに、ロロリトに勝る商人はいないでしょう。
損得勘定にたけるだけでなく、権謀術にもたけ、そして・・・そのために
かつてわたし達を嵌めた男。でもだからこそ。
そぅ、ハンコックさんの言っていることは、確かにその通りなのです。
だいたい、ウルダハの経済界を牛耳るロロリトの協力なくして、確かに何かをすることなど、あまり現実的ではない。・・・どう伝えたものかな。
ウルダハへ戻りついて、わたしはどうナナモさまにお話しするか、迷っていました。
決していい感情を持てないであろうロロリトに、自分の大事な相談を持ちかけるのは、不安なはずです。
悩んだけど、答えは出ないまま。
嘘を伝えるわけにもいかず、わたしはそのままを話しました。
ナナモ : なんと・・・ロロリトとの交渉を提案されたと!やはり、ナナモさまは揺れているようでした。
それでも、すぐに覚悟を決めたようでした。
ナナモ : これは砂の女王として、避けては通れぬ道か・・・
ロロリトも使いこなせずして、ウルダハを導くことなどできぬ!わらわは、覚悟を決めたぞ、とほ!
とほ : はぃ!
ナナモさまは、今、
本気で変わろうとしてる。久しぶりの、砂のお家。
人払いはしました。
久しぶりに訪れたこの部屋は、ウリエンジュさんの手入れが丁寧に入っているのか、とても清潔で。
適度に乾いた涼しい空気に、
気持ちが静まります。
がんばれ・・・
がんばれ、ナナモさま。ロロリト : 「暁」から砂の家に招かれるとは、よほど重要な商談であると・・・そう考えてよろしいか。穏やかで優しい声音は、商人として数々の財を成すうちに、染み付いたものなのか。
優しい声が、ホントにその人の気質を表しているとは、限らない。ロロリトでした。
マスクをかけて、顔を隠す。招かれる客の態度とは思えないその態度に、しかしそれを許されるだけの地位と実力。
このままでは、ことがロロリトの優位に進みかねません。
がんばれ・・・
がんばれ、ナナモさま。ナナモさまは、負けませんでした。
自分で考えた作戦で、ロロリトをまずは交渉のテーブルへとつかせたのです。
商談は、ほとんどがナナモさまのペースで進みました。
整然と政策の骨子やそれによる展望を話し、相手に善意を求めるのではなく、利益を見せる。
ロロリト : どうやら、女王陛下も世の中の仕組みというものを、いろいろと学ばれたようですな・・・詳しい話を、お聞かせ願いたい。そぅ・・・
ここにいるのは、お飾りの、ただ慈しまれ、愛され守られる、優しく汚れのないお姫さまではありませんでした。
国の行く先を思い、与えた分の慈悲の見返りを計算し、モノゴトを思惑通りに進められるよう先んじて調整する、ひとりの堅実な政治家でした。ふたりの商談を、わたしはなんだか、とても誇らしく聞いていました。
理念で合意がとれたなら、後は具体策。
ギラバニアの地で、まだ誰も知らない産業を興せる土地がないものか・・・
この時ばかりは、わたしも各地を回ってきた冒険者として、いろいろと一緒に考えました。
とほ : ・・・アラガーナは?最初に浮かんだのは、リセさんの故郷でした。
あそこは、確か石がいい石だったはず・・・
おじぃちゃんががんばって、もう一度産業を興そうとしていたはずです。
ロロリト : 確かに採石業なら、利益が出る可能性はある。
だが、重い石材の運搬にかかるコストを考えれば、魅力的な産業とは言えまいな。
そうか・・・
アラガーナだけで完結するようではダメなんだ・・・他には?と、またも促されて、わたしは一生懸命考えました。
アラギリは・・・ダメです。
あそこには、既にそれなりに真っ当な生活がある。
新しい産業を興す、というイメージに繋がりません。でも待てよ・・・もう少し行ったとこにも小さな町があったな。
とほ : それなら、ソルトリー?ロロリトは、わたしの提案を慎重に、それでも前向きに吟味してくれているようでした。
わたしは全然知らなかったんだけど、どうやらあそこの真ん中にある塩湖のお塩は、かなり美味しいのだそうです。
ナナモ : どうじゃ、当地の住人との交渉は必要になろうが、この計画に、東アルデナード商会として乗るつもりはあるか?ロロリト : よろしいでしょう。ギラバニアの白き結晶を、我が商会の知恵と力によって、百億のギルへと変えてご覧にいれましょう。
それが、アラミゴを助け、かの猛牛が進むべき道を照らさんという、我らが女王陛下のお望みとあらば・・・
飾られた美辞麗句に、ナナモさまは肩頬をあげて応えました。
ナナモ : 交渉成立のようじゃな!ロロリトが帰って、労うわたしに振り向いたナナモさまは、またいつものふんわりしたかわいらしい笑顔に戻っていました。
とほ : お見事、でした。
ナナモ : ・・・ふぅ。
感謝するぞ、とほ。とほ : いぇ、勉強になりました。わたしがいてくれてよかった、と優しく微笑むナナモさまを、わたしは心の底から尊敬していました。
ナナモさまの決意は、本物です。
彼女はいま、慈しんできた剣をあるべき場所へと還す日のため、本気で変わろうとしている。
守られるのではなく、
対等に横に並べる存在に。がんばれ。がんばれ、ナナモさま!!□
ナナモさまががんばってて、それだけでもぅなんか泣けますっ!!!
政治の世界は難しいですよね。
目の前にある問題の解決だけに目を向けていたら、次へと進んだ時に必ず綻びが出る。
それでも、その世界に果敢に、そして前向きに挑もうとする彼女のしなやかさをカッコイイと思いました。
エオルゼアには、ステキな女性がたくさんいて、うれしいですw
明日も、楽しいエオルゼアになりますように。