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Lauren Noir

Masamune (Mana)

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  • 2

Altruism—とある新米クラフターがFCマスターになるまで—

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リタという名前のララフェルはいつもFCハウスの庭にいた。

まるでそこが自分の家なのだとばかりに、軒下のベンチに腰掛けていた。
何をしているわけでもない。
ただただ、FCメンバーの帰りを待っているのだ。

エオルゼアは楽しい遊びに溢れている世界だ。
メンバーそれぞれ、やりたいことがあって、一生懸命になって遊んでいる。
私もそのうちの一人だった。
世界を救う光の戦士の一人として、数多くの冒険をした。
でもリタはずっと庭にいた。
FCハウスに帰れば、いつもリタが居てくれた。

いつしかFCハウスはメンバーが集まる憩いの場所となった。
リタを中心として、皆それぞれが思いのままに語り始めた。
すると、リタは楽器演奏をするようになった。
いつ練習していたのか、その秀でた演奏スキルは多くのメンバーを魅了した。

ある日、リタがFCハウスの庭にいないことがあった。
私はどこに行ったのだろうとFCメンバー一覧を確認すると、彼女はアバラシア雲海やドラヴァニア雲海にいることが多かった。
後で分かったことだが、リタは毎日、決まった素材を採集することが日課だった。
そうして集めた素材を装備品として制作し、マーケットに出品することでギルを儲けているという。
毎日、毎日。
まるでそうすることが己に課した使命であるかのように、同じことを繰り返していた。

FCチャットが静かになれば、リタは必ず自ら語り出した。
なんてことはない、たわいもない話だったように思う。
それでも、その始まりの語り出しは、多くのメンバーの心を救ってくれていたのではないだろうかと思う。

私はリタに見習って、クラフターのレベリングを始めることにした。
ありとあらゆる情報を収集し、もっとも最短で最高率でレベリングする方法を試した。
なぜそこまで急ぐようにしてレベリングしたのかは分からないが、今思えば、憧れのようなものだったのかも知れない。

私は〜のジョブが〜までレベルが上がったということを、わざわざFCチャットで報告するようにしていた。
今思えば「なんでわざわざ報告するんだ」と思われていたに違いない。
きっと、リタには知っておいてほしかったのだろう。
しかし、そんなことをわざわざ言わなくても、リタは全てを見てくれていた。
クラフターの装備更新のタイミングに差し掛かろうとすると、いつもモグレターが届く音がしたのだ。
運営以外から届くモグレターなど、ほとんど経験がない。
なんだろうと見てみたら、クラフター装備一式だ。

この時の感情は、今となってはうまく説明できない。
多分、嬉しいような、申し訳ないような、何か恩返しをしなければならないな、とか、そんなことを考えていたのだろう。
私がその後に取った行動は、FCチャットでお礼するのではなく、しっかりと自分の気持ちをレターで返そうというものだった。

この日から、私とリタのモグレターを介した文通が始まった。

リタから届けられる全てのレターに、私は長文の返信をした。
FCでの出来事や、その時に私自身が感じたこと。
FCマスターとは、リーダーとはどうあるべきか、そんな小難しいことまでやり取りをした。
私は、このコミュニケーションの方法が、何だか特別ような感じがして、嬉しかったのをよく覚えている。
そうしてリタは私に言うのだ。「律儀な人ね」と。

そうして、私は晴れてクラフタージョブを全てLv80にすることができたのだが、その時、リタはいなかった。
怪我をしてしまい、長期休養していたのだ。
一番この喜びを伝えたかった相手がいない寂しさに耐えきれなかったのか、
私はその日に初めて日記を書いた

そして、リタが休養から復帰してきた。
何事もなく、いつも通りの日々が流れていく。
些末な、微々たる異変に気づくこともなく。

ある日、FC内でリタと私しかいない時に、彼女は唐突に話を切り出した。

「このFCを抜けるかも知れない」

一瞬、頭が真っ白になった。
何を言っているのだろうと思った。
リタがいないエオルゼアなどあり得ないと思っていたからだろう。
それは私だけではなく、FCメンバー全員がそう思うに違いない。

なぜ、と話を切り出す前に、リタは私にこう言った。「きっと私がいなくなっても、あなたがいればこのFCは大丈夫」いやそう言うことを聞きたいんじゃない「もうクラフターも全部カンストしているし私が教えてあげられることもない」まだまだ聞きたい話がたくさんある「皆もあなたのことを慕っているし、何も思い残すことはないわ」

そんな話をやり取りを経て、リタはようやく本心を語ってくれた。

「私は、私を必要としてくれる新しい場所に行くの」

その後の会話はよく覚えていない。
たぶん、「私も一緒にそのデータセンタに行くと言ったらどうする?」とか、どうしようもないことを言ったような気がする。
当然のようにはぐらかされた。
「お金かかるよ?」とか言われたのではないだろうか。

そうして数日後。
別れの日は唐突にやってきた。
別れの時、という表現ではないのは、リタが脱退する瞬間に立ち会えなかったからだ。
私に何も告げることなく、彼女はFCを去った。

いや違う。
もう十分すぎるほどに。
私は彼女からたくさんのものを受け取っていた。
自分自身の楽しみだけではない、誰かの喜びや楽しみのために時間を使って、毎日金策を欠かさず、溜まったギルは他者のために使う。
「ギルはおしゃれのために使うのよ」と語っていた彼女だが、私は彼女がギルで買ったおしゃれ姿を見たことがなかった。いつも同じ格好をしていたからだ。
きっと、FCメンバーのために作っていた装備の素材(採集が難しいもの)を買っていたのだと思う。

受け継いで行こうと思った。
いつか私が、FCをまとめるマスターになった時に、彼女から得たものを試していこうと。
FCハウスとはメンバー皆が帰る場所であり、おしゃべりを楽しむ場であり、より深く、エオルゼアでの楽しみを深めるための場所であると。
どんな些細なことでもいいから、FCチャットで語らうことを止めないと。

「人によかれ」という心を持ち、まわりの人みんなが協力してくれるような場所を作ろう。
視野を広く持って、FCにとって正しい判断をしよう。
自分だけのことを考えて行動するのではなく、周りのメンバーのことを考えよう。


———思いやりに満ちた「リタの心」を持って。


Commentaires (2)

Natalia Mclagan

Masamune (Mana)

なんか……あったかい(語彙力失滅)
ろーねえはいなくならないでね

Lauren Noir

Masamune (Mana)

ナタリアさん
コメントありがとう。
私はどこにも行かないから安心してね!
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