Personnage

Personnage

Leoherz Greenwich

Lame royale

Garuda (Elemental)

Vous n'avez aucune connexion avec ce personnage.

Demandes d'abonnements

L'accord du joueur est nécessaire pour suivre ce personnage.
Envoyer une demande ?

  • 0

灰被りの旅人

Public
※注意…オリジナル要素が過分に含まれている上、設定資料集とかも持ってないヤツのちょっとした小説です。
本編と矛盾することが多々出てくる可能性があります。
後々、加筆修正は行いますので、生暖かい目で読んでください。




むかしむかし、ザ・バーンに放浪していた幾人かの旅人の集団があった。
なぜ居たのか?なぜ放浪していたのか?なぜザ・バーンを横断する必要があったのか。
彼らの旅路に一切の記録や足跡はなく、英雄でもなく、絶対悪でもない。
唯の人、唯の旅人、目的も思想もなく、只々旅をしていた。
ただ一人、未来を視る「渡り」の力を持つ少女がいた。
その特別な力を振るい、永遠ともいえる長い長い旅を続けたのだった。





「おまえさんの言うとおり、我らは誰一人例外なく、民から迫害され続けた身じゃからな。」
乾いたエキナセア草の焼いた香りが、決して広くはない薄暗い廃墟に広がっていく。
その香の元に老人が一人、キセルを吸って佇んでいる。
私もこの御方と旅をしてきて長いが、未だに全てを理解していない。
ここは廃都イディルシャイアの外れ、シャーレアンという国の技術が使われた遺構を塒にしている。
シャーレアン本国から送ってくる物資を、エオルゼアに向けて運んでいる最中だった。
今は雷雨、激しい雨音をバックに、『長老』が私に言い聞かせる様に言った。

「じゃが、今は出来ることを最大限やるのが今の使命じゃ、野盗ものさばっておるしのう。」
トントン、とキセルの灰を落とす音がして、ふうっと火皿を空吹きして、一服を締めるようだ。

「では何故、奴らの手助けなんかしてるんですか。」
奴ら、とはモンスターでも、ましてや野盗でもない。
私は、いや私達は、彼らエオルゼアの民に棄てられたのだ。




私はウルダハの民だった。
それなりの財を成していた、唯の商人だった。
ある日、チョコボ同士の衝突事故が起きた。
その際に私は相手のチョコボの嘴が両目に突き刺さり、前が見えなくなってしまった。
相手側のチョコボは、共に商売をしていこうと手を組んでいた商人のものだった。
最初は、不慮の事故だと思っていた。

「すまない、ほんとにすまない。」
暗闇の中で、かの商人の声が聞こえる。

「あれは事故だ。こうなってしまったのもナル神の試練なのだろう。」
そう、割り切っていたが、どこかで少し恨みもあったかもしれない。
それ以降、かの商人が私の代わりに商売を取りまとめ、経営をしていくようになった。
対して私は、暗闇の中ただただ時間が過ぎていくのを、感じ取りながら生きていくしかなかった。
だがそれでも、希望を持っていた。
その時は信じていたのだ、彼と築く新たな事業を。

「出ていって頂きたい。」
耳を疑った。

「俺の事業に穀潰しは要らない、"眼"のない商人に利用価値などないんだ。」

「ま、待ってくれ、確かに今の私は何もできないが、それでもやれることが―」

「追い出せ。」
突如、両腕を思い切りわしづかみされ、そのまま連行されるように移動された
何も見えない恐怖の中、突然腰が地面に当たったような痛みを感じ、そのまま倒れてしまった。
バタン、と鉄のドアの閉まる音がして、戻ろうと立ち上がっては見たものの、どこにあるかもわからず右往左往する。
唯一つだけわかった事は、嘲笑う音とともに訪れた、冷ややかな目線だけはしっかりと感じていた。
しばらく立ち竦んだ後、理解した。
最初から、私を潰すためだった事に
そこからの記憶は定かではないが、ひどく荒れ、暴れていたように思う。
市民から通報をうけた憲兵に取り押さえられ、見えない檻の中にぶち込まれてしまった。
と思えば、突然開放されて、人肌寒い地に放り出され、そこで、

「あんたの財で釈放してやった。没収したものは俺がしっかり有効活用しといてやるよ。」
とだけ言い残し、去っていった。
内に秘める憎悪が煮えたぎっていた。

それからは、ウルダハの街をあてもなく放浪した。
道中、石を投げられ、足をかけられ、倒れたところを殴り、蹴り、チョコボの糞を投げつけられた。
不思議と、そこらじゅうにいる憲兵は駆け寄ってはくれなかった。

「おい、おまえさん、ひどい姿じゃのう。」
最初はからかってるのだと思い、腹が立って

「爺さん、あんたのほうが醜いよ、老いぼれが。」
吐き捨てるように言う。

「ハハハ、そうじゃな、そのとおりじゃ。おまえさんもな。」
声色は変えず、からかうように返す。

「ここで一人、薄汚れた姿で、異臭を放って彷徨う姿を、ひどい姿だと思わない方がおかしいわい」
立て続けにまくし立てる。
私は黙って、その声が発している元を辿り、近づいていた。
普段、人と喋っているであろう距離に立ち、その老人に暴力で答えようとする。
振りかざし、振り下ろした瞬間、拳を握られた。

「ああ、やっと触れられたのう、寂しかったろうに。」
拳をしっかりと握ったまま、今度は優しい声で言った。
それがどうしようもなく、自分自身が惨めに感じて、ふるふると震えた。

「クソッ…畜生…!」
涙腺などとうにつぶされて、涙など出ず、嗚咽だけ。
暗闇の中、ほんの小さなエーテルの光が、見えたような気がした。

それからはいろいろ話したように思う。
言葉の節々はうまく憶えていないが、

「おまえさんを連れて行こう、これも我らが始祖エラ様のお導きである。おまえさんが必要なのじゃ。」
と言って優しく手を引きながら、喧騒のするウルダハからだんだんと遠ざかっていった事はよく憶えている。




「おまえさんの憎悪は理解する。辛い過去は今も暗闇の中で燻っていることじゃろう。」
ギイイ、と椅子にもたれた音を響かせながら続ける。

「じゃが、だからといって人助けをしないという選択はない。」

「未曾有の大災害が起こった今、何故『サンドリヲンの民』である我々が生き残り、ここに立っているのか。」

「これは使命じゃ。旅路を終わらせないための、道程に過ぎん。」

少し、項垂れてしまった。
分かってはいるのだ。
『サンドリヲン』は、世界に見捨てられた民であるが故に、旅を以て己を知るのだと。
そして怒りや憎悪、暴力は棄て、人のあるべき姿に生まれ変わらせる。
それが、終わりのない旅路の目標であるのだと。
全ての始まりであった始祖エラ様は、迫害され続けて、その末にザ・バーンに棄てられた。
だが、悲しみに暮れることはなく、自身と同じ境遇の者たちを率いてザ・バーンの地で旅を始めたのだ。
自分は何者で、どんな使命をもって生まれたのか。
答えのない答えを求めて、旅をし続けたのだ。

「…わかりました、ついて行きます。」

「うむ、つらい思いをさせるようじゃが、頼んだぞ。」
これから、今ある荷物をもって南下し、被害の大きい場所へ送り届ける。
たとえ、あれほど憎いエオルゼアの民であっても、使命であれば全うする。
『我らサンドリヲン、怒りや憎悪を棄てよ。
未来永劫の旅へ。人のあるべき姿を取り戻せ。』





「ところでじゃ、ローランドよ。」
あらためて、私の名を呼ぶ。

「"ターシャ"はどうしてるのじゃ?」

「彼女は…未だに後遺症でうなされています。」

「特に左手を喪った事が大きいでしょう。加えて、エオルゼアや他の属州民からも顔を憶えられているはずです。」

「ふうむ…。」
長老から淹れてもらった香の茶を、長老の持つエーテルの残り香を辿ってコップに手をかけ口によそう。
少し、冷めてしまっていた。

「長老、本当にいいのですか?あの帝国軍人、それも『角付き族』ですよ。」
ターシャ、本名をアナスターシア・レム・ロマノフ。
声の感じからして30後半、だが"レム"というからには若い可能性もある。
黒い悪魔のような角を生やした。鱗を纏った美人な女性。
と、ベリスが少し興奮気味にそう話していたのを思い出す。
長老はおそらく、彼女も灰被りの旅人として迎え入れるはずだ。
率直な意見としては、危険な因子としか思えない。

「だからといって、放っておくわけにもいかん。」

「ユティスからの「ユティスの話は聞いた。彼女があの『黒鉄の凶鳥』だということもな。」

「それでも、一緒に連れて行く。」

私は長老の事を、全て理解したわけではない。
考える事、成す事、これからしようとしている事、何一つ意見が一致しないこともあった。
今までも、今も、そしてこれからも。
だが、それでも付いて行く。

「…分かりました。長老、彼女が目を覚ましたら声をかけてみます。」

「すまないの…じゃが、いずれ分かる時が来る。」
ゆっくりと立ち上がった。ような気がした。
足音がだんだんと近づき、私の右肩を優しく叩き、次第に足音が小さくなっていった。






※次回は設定にするか未定!よかったらコメントもどうぞ( ˘ω˘)
Commentaires (0)
Écrire un commentaire
ForumsStation MogBlog officiel

Mur de la communauté

Activité récente

Il est possible de filtrer les informations afin d'en réduire le nombre affiché.
* Les annonces concernant les classements ne peuvent pas être filtrées par Monde.
* Les annonces de création d'équipe JcJ ne peuvent pas être filtrées par langue.
* Les annonces de création de compagnies libres ne peuvent pas être filtrées par langue.

Filtrer
Monde d'origine / Centre de traitement de données
Langue
Articles