Personnage

Personnage

Iria Hanoi

Grande maîtresse de la magie

Belias [Meteor]

Vous n'avez aucune connexion avec ce personnage.

Demandes d'abonnements

Voulez-vous vraiment suivre ce personnage ?

  • 0

小さな光の戦士の、大きな闇の世界  第41話

Public
第41話「怒りの風車番〜ヴェイスケートの腕試し」

低地ラノシアから北上すると、すぐ東ラノシア地域に入る。
陸路で丘を越えると、そこはブラッドショア。
海賊たちの抗争で血に染まった浜と言う土地だが、その名の由来も今は遠く白砂のビーチが伸びるリゾートエリアとして知られている。(*エオルゼア冒険譚より)

白鴎塔を右手に眺めながら進むと、コスタ・デル・ソルは目前だ。


愛鳥をチョコボ留に預けて、街を散策する。
ラノシアと言えば、イエロージャケットが警備していそうなものだが、ここ、コスタ・デル・ソルは違っていた。
街を警備するのは、私兵の様だ。

聞くところによると、強い潮風が吹き付けるために塩気の多い土地柄で、商品作物が採れないため、黒渦団提督メルウィブルが扱いに困っていた所を大富豪であるゲゲルジュ氏が買い取り、リゾート地として再開発。
その強引さ故に、原住民とは衝突する事もあるのだとか。

街の中心に、サメが樽に入っている看板が目につく。
フライングシャークと言うその店は、大富豪ゲゲルジュ氏も舌鼓み打つ、美味い海産物を取り揃える名店。
庶民のイリアには敷居が高そうだ。

しばらく行くと、街の中心で睨みを効かせている男を発見。
ルガティンらしい巨漢にイリアは只々見上げる事しか出来なかった。

「なんだ?嬢ちゃん。どうかしたのか?」
見上げているイリアに気が付いた巨漢が話かける。

「あ、え〜と、ヴェイスケートという人を探しているのですが…」
つい、オドオドしてしまう。
おっちゃん怖そうだし。

「俺がヴェイスケートだが、何の用だ?」
どうやら、この眼帯に髭もじゃ甲冑の戦士風の巨漢がヴェイスケートの様だ。

「あ、え〜と、実はですにゃ、蛮神タイタンを討伐する様、黒渦団の方から依頼されてまして…」

「・・・何?お前たちが、蛮神タイタンを討伐するだと?」

お前達???
確か、コスタ・デル・ソルには一人で来たはず・・・

「ええ、そうよ。リムサ・ロミンサに被害が出る前に討たなくてはならない…」

コツコツと足音を鳴らしながらイリアの前に出るのは、暁の賢人[ヤ・シュトラ]だった。
いつのまにか到着していた様だ。

「フンッ!お前たちのような英雄気取りに、とても、討伐できるとは思えんな。」
ナメる様にヤ・シュトラ、イリアを見るヴェイスケート。

その目つきと物言いに苛立ちを感じたのか、ヤ・シュトラが反論する。

「なぜかしら?このイリアは、ウルダハで召喚された、蛮神イフリートを倒したわ、それに、蛮神のテンパード(信徒)になることがない、特別な[力]を持っている。
…危険なのは十分理解しているわ。
そのために[海雄旅団]の副団長だったというあなたに、蛮神タイタンのもとへ行く方法を聞きに来たのよ」

「……いったい、どこてその話を…
 まぁ、いい。
 あれを防ぐ力を持っていたとしても……
 おれたち[海雄旅団]は、生え抜きの命知らずだった。
 名誉のために、多くの犠牲をいとわず、数々の蛮神わ倒してきたんだ。
 その中でも、蛮神タイタンは別格だった。
奴のために何人の仲間が散っていったことか…」
ヴェイスケートは首を振りながら、かつての戦いを思いだしているのだろう。

「蛮神とやり合おうってんだから、それなりの力は持っているんだろうが…
しかし、俺がお前たちの力を認める理由はねぇ。」

「あなたに信頼してもらわなくてもいいわ。
それでも、私たちはやらなくてはならないのよ」
ヴェイスケートを下から見上げながら、ヤ・シュトラは続ける。

「リムサ・ロミンサを…いいえ、エオルゼアを救うために。」
その目には確たる信念が宿っていた。

「……俺は、蛮神との戦いや、第七霊災で多くの部下を失い、自身も深手を負った。
そして、知ってのとおり海雄旅団は解散した。
……それでも、未だに傭兵稼業を続けている。
ここコスタ・デル・ソルの主、ゲゲルジュの旦那の警備長というのが、今の俺の肩書きだ。
お前たちが、どうしてもというのなら、旦那からの依頼を、代わりにやってみるがいい」

ちょっ!
おっさん!
だから、人に仕事押し付けるなって……
まったく、この世界の住民(NPC)ってやつは……
そう思ってると。

「なんですって?
蛮神タイタンの脅威は、そこまで迫っているのよ!?
そんな悠長なことは…」
そうですとも。
ヤ・シュトラさんの言うとおり。
そんな悠長なことは…

「ならば、自分たちで探すことだ。
…オ・ゴモロ山の火口に乗り込む方法をな。」
しれっと横を向くヴェイスケート

「俺が情報を出すためのじょうけは、もう伝えた。結果的に、どちらが早いかは、お前たちの判断に任せるさ」

ヤ・シュトラは首を振りながら、やれやれ…といった感じでイリアに向き直る。
「…悔しいけれど、ここは話をのむしかなさそうよ。これ以上、回り道はできないわ。」

そう言って、イリアを力強く指差して
「あなたな力は本物よ。それを見せつけてやりましょう!」
お前も結局やらせるのか。

「ほう、やる気になったかい。
……せいぜい、頑張るこったな。」
ヴェイスケートが感心する。

「あなたは、依頼の方をお願い。私はほかに情報がないか探ってみる。
また、あとで会いましょう。」
そう言うと、ヤ・シュトラは足早に駆けていった。


第42話
https://jp.finalfantasyxiv.com/lodestone/character/7351506/blog/4770324/
Commentaires (0)
Écrire un commentaire

Mur de la communauté

Activité récente

Il est possible de filtrer les informations afin d'en réduire le nombre affiché.
* Les annonces concernant les classements ne peuvent pas être filtrées par Monde.
* Les annonces de création d'équipe JcJ ne peuvent pas être filtrées par langue.
* Les annonces de création de compagnies libres ne peuvent pas être filtrées par langue.

Filtrer
Monde d'origine / Centre de traitement de données
Langue
Articles