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Ju-shirou Mishima

Belias [Meteor]

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偽典FF14 ch.3 #008 貧民街の連隊長 Part5

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流民街の奥には洞窟がある。


入り口は2階建ての家ほどの広く、すこし進むと村の広場ほどあり空間が広がり、そこから幾筋かにわかれている。日差しは入り口付近にやっと届く程度ではあるが、暑さはだいぶ和らぐし、忌々しい砂埃からも逃れられる。

流民街の近くに洞窟があるのではない。この洞窟に貧民窟でさえいれなくなったものが住み着き、その噂を聞きつけ連中がよりそうように更にヒトが集まり流民街ができたのだ。実際、ウルダハ周辺の貧民窟なる場所よりも歴史はながい。あれはウルダハにヒトが集まりすぎた後にできたもので、その中にいれてもらえない連中というのは、ずっと前からいるのだ。

一昔は魔物の巣だったらしいのだが、冒険者が退治したらしい。その戦いのあとなど侵食と苔に覆われて分からない。



「交代の時間だ」
洞窟の広場をぬけて軽装備の一人が門の前にやってきた。名前は、「ミミシマ」という。この門の警備は2人、その交代要員がずいぶん時間に遅れてやってきた。暗がりで顔はよくみえないが、顔は赤い。いっぱい引っ掛けてきたのだ。

「やっとかよ、来んのが遅えんだ。酒のこってるんだろうな。」
「知るか、こっちはこれから明日の昼までなんだよ。」

警備などといっても、小さな焚き火の前に腰をおろして、くだらない話をしたり、賭け事をするだけだ。
流民街の連中でここを襲おうなんてやつはいない。どいつもこいつも目に生気がなく、たまに元気な連中はでてくるが、そいつらは例外なく仲間になるか、くだらない理由で死ぬ。

「おい、差し入れだ」ミミシマは、懐に忍ばせてきた酒瓶を一口飲んで同僚に回す。酒盛りからくすねてきた。
「そろそろ一杯ほしかったところだ」盗賊団の連中は自分以外全員クズだ。しかしたまにこの手の気のきく奴が入ってきて、だいたい名前を覚える前に死んでしまう。

「棟梁もここをさっさと引き払って、アジトにうつしてくんねぇかな」
「ほんとだぜ、ここは暗いし、ジメジメしている。それに洞窟だとあの匂いがな・・」
 もらった酒は上等のようで、香りも味も悪くない。この盗賊団の金回りはめっぽう良くなったのだ。
「あれな、嗅ぎすぎると気持ちよくなる代わりに、二度と起きずに死んじまう奴もいるってきくしな」

 ミミシマがこの稼業をはじめてそろそろ2年ほどになる。これまでウルダハ周辺の商人や農家を襲っては、僅かな蓄えを奪ってきた。この手でヒトを殺めたこともある。殺したいわけではない、しかし歯向かえばそれをしないわけにはいかない。なぜならこちらが死ぬからだ。しかし最近は、この薬を売ることが多い。

 焚き火の向こう側を覗くと、すでに舟を漕いでどころか、いびきをかいて眠っていた。もらった酒がどうやら強かったらしく、やけに眠い。交代で見に来る奴はしばらくこないだろう。空にういているような気分を抱えながら、ミミシマは意識を手放した。



「レオフリック、そろそろいくか、、」
「そろそろだろ。渡した酒に夢想花潰して入れてあんだよ。このあと起きれるかはしらんけどな」
ローブに顔を隠し、荷物を担いで中へと洞窟へと入っていく。昼間ほど多くはないが夜でも出入りするものは多い。ふたりとも大男というほどではないので、身なりさえきっちり汚くしておけば、目立たない。ちなみに隊長役は部下が行っている。


「おい、作業している連中巻き込んで大丈夫か?」一応聞いてみる、剣の話になれば何人かは巻き添えになる。切り傷ですめばいいが、そううまくはいかないだろう。
「なんで今日にしていると思ってんだ。夢想花が入ってこないから今日は休みだ、安心しろ」


「とりあえず、そいつら二人邪魔だから脇においておけよ」
「こいつら、くそ重いぞ。手伝えよ」
目の前に男が二人ほど眠っていた。とりあえず担いでも起きなったので、レオフリックの特製の酒は絶対飲んではいけないということがわかった。そして奴は手伝わずに奥へと入っていった。


門の奥にすすむと道幅は狭くなって、二人くらいがようやく通れるという感じ。奥には鉄の扉が取り付けられている。そして天井には木のパイプが走っており、ここは精製工場というところだろう。扉はわずかに開いていたの、手をかけて入ると、レオフリックが両手をあげてたっていた。


「来るな!」
といっても、もう入っていたし、人質の首に刃物をあてている。いないはずの作業が1名。人質の目は生気を失い、なにやら独り言を呟いている。こいつと薬でもやっていたのか。

「近づけば殺す。もうすぐここに仲間がくる、そしたらお前らはおしまいだ」
その仲間はおそらく起きてくることはない。こいつを殺すのは簡単だったが、やつの手元が少し狂えば、ろくでもないことが簡単に起こってしまう。

「どっちも正気じゃねぇぞ、、どうすんだよ」
「うるせえ、おれはここの隊長なんだよ、住人見殺しにできるか、ぼけ」

「おまえら勝手に話すんじゃねえ。そこの壁をむけ。おい、もうひとりのやつお前も手のものをおけ。こいつ殺すぞ!」
こんなときなのにこの男は自分の仕事から逃れられない。目で頼むと訴えかけてくる、しかも言うことを聞かなければお前を殺すと同じことを伝えていた。ここ最近では一番深い溜息をつくと、剣をゆっくりとおいて壁の方を向いた。

「どうすんだよ・・」声を噛み殺して、非難を表明する。
「仕方ねぇだろ、お前もなんとかしろ」、人質とってる奴よりこいつに殺意が湧く。

「だから黙れ!」、レオフリックの腿にそのナイフをさしている。目の奥が赤くなり、耳なりがする。右の拳が最短距離で振り上がって、頸椎に全力のたたきこむ、はずだったがその腕が掴まれていた。賊と人質を間に挟んで、拳を握りつぶさんとするくらいの力だった。そしてもう片方の手で賊の肩を優しくたたくと

「にいちゃん、悪いな。おれは足が悪くてよ。こっちは感覚がねえんだわ。だまっているから許してくれや。
お前も静かにしとけよ。」掴まれていたうではいつの間にか離れている。壁を向き直したが、当人が涼しい顔をしていると頭の血も下がってくる。

気迫におされた賊は、人質をつれて部屋の奥の方へと腰をおろした。意識を取り戻したらしいその女性は泣き叫んだが、殴られてそもまま意識を失った。後ろ手に縛り、首元に刃を置いていた。
「あいつらなんでこねぇんだよ!」、ここを離れるわけにもいかず、しかし助けがこない状況に苛立っていた。

「そろそろだな・・・」、さっきから頭がぼんやりとしてきた。意識を保つために、死角から腿をつねってみたりしているが、痛みが感じずらくなってきている。隣をみると、目の当たりが怪しくなっている。あと1時間持つことはない、気分がよくなってきて、眠ってしまったら次起きたら立派なジャンキー2名の出来上がりだ。


「そもそも、お前がここに来て盗もうっていったせいだから!」
「は?何いってんだ、おまえ」、よほど薬がきいてきたのか、意味がわからない。呂律もまわっていない。
「こっちは刺されて立たされてんだぞ、おまえがあの糞女たすけるなんていうから、どうしてくんだ」

「おい、まて。だれが喋っていいって言った!」賊を思いっきり刺激している。もう人質がどうこういっていられない。

「落ち着けよ、人質がみえないのかよ。」何がおきたか分からない賊が喚き散らす。


「これが落ち着いていられるか?てめえ、つぎその口開いたら叩きのめすぞ。」ほう、叩きのめせると思っているらしい。銅刄団の元連隊長と現役の剣術士ギルドの部隊長を捕まえてだ。

「だいたいちょっと魔法が使えるかららって、おまえが使えのは火だろ、商売品がもえたらろうするんだよ」
いつのまにか壁をむかず、こちらをむいてズカズカと歩いてくる。なんだか望む所という感じに立ってきたところで、頬にいいのを入った。腰のきいたいい拳に精製用の作業机らしきところへと吹っ飛んだ。

「冗談もいいかげんにしろ!」レオフリックを蹴ると、思った以上に吹き飛んだ。道具かなにかの棚が倒れる。
すぐさまおきあがると、お返しとばかりに蹴りが飛んでくる。今度は完成した薬を入れた箱に叩きつけられる。


「頭きたぞ、おまえは黒焦げにしてやるから覚悟しろ」
「お前の魔法はあたんねぇからな、しっかりここを狙えよ」自分の額に指をさす。そういえば最近ご無沙汰だったと思いつくと、これでもかとエーテルをねり、そして「ファイア」と唱える。後少しでレオフリックにあたろうかというところで身体を交わすと、積み上げられた夢想花に火がつくと当たりが一気に燃え広がった。

すでに作業部屋は半壊している。このことがバレれば、苛烈な制裁がまっているのだ。明日の昼間で行きていられるか分からない恐怖に、人質など放って立ち尽くした。
「いい加減をしやがれ。人質もいんだぞ。こいつを殺すからな。」せめてこいつらを何とかするしかない。


「だからうるせえよ!」
「おれのシマのおんな捕まえてんじゃねぇよ!」

レオフリックは拳が、そしてこっちは蹴りをたたきこんだ。壁まで吹きとんだ。火の勢いで濁った空気が薄まりお陰で頭もすっきりした。

「あのなぁ、こういうことは、やる前に説明しろよ。」部下が日頃からどれだけ振り回されているか忍ばれる。
「いるか?つうか、うまくいったじゃねぇか。」
まだ汚れていない、作業用の白い布きれを拾い上げると、半分にさいてから渡した。痛くなくても傷くらいなんとかしてほしいものだ。

「わりいな、根性いれてうけたからかすり傷みたいなもんだけどな。」受け取ると自分で足に巻き始める。床におかれていたレオフリックの剣を渡す。両刃で幅広の剣、しかもえらい長い。この辺では見かけない。剣術士ギルドでもみかけないので相当だろう。こんな隠密任務でもってくるとか大事なネジがしまっていないか、もともとないかのどっちかだ。

「これか、最近やけに重くなってきたんだよな。。」
あんまり破壊すると、警備が重くなるので燃え広がるのをとめておく。そして一部の夢想花を盗んでおく。
これでアラクランの残党の制裁か盗人のどっちかになるはずだ。油断はしていなかったが、知らないヒトに対して気にもとめていなかった。帰りに担いでかえればいいかくらい。


「おまえらぜってぜえ許さねえ。まずこいつから殺す!」すでに気がついていた賊は小型な手にとると人質のほうへと一直線に走っていった。二人の位置からではどちらも間に合いそうもなかった。


「暗黒の剣」

黒く赤い剣閃が、まっすぐに伸びその切っ先が賊にふれた瞬間に円を描きの剣閃が四方に爆発した。
相手に命があることなど、微塵も思わず女性に近づくと、幸い無傷だった。

それなのに助けたほうの本人の周りに黒い気配と見事な威力とは正反対の悲しい顔する男が立っていた。
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