前編からの続き
ターゲットTさんとのコンタクトも終了しホクホク気分でいるのも束の間、フレリストを見るとミストヴィレッジにいたはずのターゲットYさんに動きがあった。
彼は既に蒼天街に移動していた。
きっと今まさにクラフター作業に熱中しているのだろう。
ということは、すぐには移動しないはずだ。
遂に追い詰めた俺はこの瞬間、チェックメイト(プレゼントを渡す)を確信した。
一つ深呼吸をして心を整えてからイシュガルドに飛ぶ。
するとなんとしたことか
またしてもターゲットRさんがエーテライト前で固まっていたあまりの偶然にSS画像を取り忘れてしまったが、間違いないく先程までクガネのエーテ前で固まっていたターゲットRさんだ。
もしや
実はサブリガが欲しくて欲しくて先回りしているのでは?
そんなことも考えたが、やはり微動だに動かない彼。
しばらく彼の端正なエレゼンの顔を眺めていたが今回は何もせずにそっとしておいた。
なにせまだ明日もあるからな。
そしてターゲットYさんに会うべく蒼天街に飛ぶ。
いた。見つけた、彼だ。
たくさんのクラフターがいる中でもルガディンの大柄な体がひときわ目立っている。
彼がクラフター作業をしている真ん前におもむろに座り
「ナイスクラフト!」
と掛け声をかけた。
そして
「メリークリスマス!」蒼天街で私は叫んだ。いやさすがにSAYだけど。
そしてサブリガを彼にプレゼントするとあたかも当たり前のように、彼は脱ぎだし、そしてサブリガを履いた。
最高だ。
さすがルガディン。最高のサブリメン。
なにも違和感がない。違和感どころか、これがファッションの正解とでも言いたげにサブリガを履いている。
「メリークリスマス!!」そんな彼に再度叫ぶと、なんとまわりにいたクラフターの方からも「メリクリ!」と掛け声が返ってきた。
そして、私達の勇姿に気づいて一緒に脱ぎだす人もでてきた。
他のフレさんも集まってくる。
大成功だった。
周りでクラフトをしていた方には迷惑だったかもしれないが、久しぶりにMMOらしい楽しさを味わった。
この企画、正直なところ、迷惑かなぁと、考えていた。
でも、こうやって人に会いに行くというのは結構新鮮であり、そして自分自身が楽しかった。
ルガのYさんからも「実はきてくれるの期待してたw」と嬉しい言葉を頂いた。
FF14は確かにコンテンツが豊富にある。
それだけでも十分楽しめるものとなっている。
でも、たまにはこんな人とのふれあいという、最高のエンドコンテンツに挑んでみるのも、このゲームの楽しさだと、改めて感じた今回の企画。
まだ本日も訪ねていきたい人がたくさんいるが、さすがにイン率低いですかねw
取り敢えず最後に言いたいことは
みなさん、よいクリスマスを!