昨日、ヨルハの方もクリアしたんですがウィークリーの方でまだストーリーが続くのでまだ感想は書きません。
ので、昨日クリアしたもう一つウェルリトの方の感想を書きます。
ネタバレは当然含むのでそういうのが嫌な人は回れ右。
旧版から存在があって、なおかつ新生のラスボスだったガイウスはここで退場かー。
という意味では不満があるクエストでした。
一つのシナリオとしては文句はないですが、ガイウスが退場する。という意味では不満がある。と非常に評価が面倒くさいシナリオでした。
暁月のフィナーレにてハイデリン・ゾディアーク編は完結する。との事ですがおそらくガレマール帝国がらみも完結するだろうに、そこにガイウスが一切関わらないのが決定かーと思うと。
レグラさんもそうでしたがサブクエで退場された方はその後メインクエの方で何もフォローされないので
、後続の新規の方はメインを一目散に進めていく関係上サブクエ触らないんですよね……
なので、メインで重要キャラだった存在をサブクエで消化するのは嫌いだったりします。
シドみたいにメインとサブを行ったり来たりしてくれればなーと思うんですが。
不満はさておき。
シナリオとしてはダイヤウェポン捕獲作戦との事でしたが、戦い終わった瞬間落下していって光の戦士さん壊してません???ってなりました。
特にGセイヴァーが光の戦士が戦い始めた以降は戦わなくなっただけに。
戦闘面は面白かったですけどね。
あの姿が鎧で、鎧をパージした姿が本来の姿。鎧は機能をセーブするため。とは完全に予想してませんでしたし。(そこに至るまでのウェポンたちが全員ごつかったこともあり)
ただ、シドさあ……
2体目を作っていたのは、ちょっとツッコミを入れたくなりました。
平和のためのガーロンド社が軍拡の片棒担ってどうするの、というツッコミと資金はどっから調達した、というツッコミの2点が戦闘中に口から出てしまいました。(死んでたので暇だったのもあるんですが)
宇宙から降ってきたオメガという規格外の存在。
それを解析し1からアルテマウェポンを造り上げたアラグ帝国。
そのアルテマウェポンを修復したネロさん。
アルテマウェポン修復のデータを元にガレマール帝国で新たにウェポンを造り上げ独自改良をしたヴァレンス。
そして、シドたちガーロンド社のGセイヴァー。
オメガによって齎された技術力での軍拡の波がやばい。
それはそうと、ヴァリス帝はソル帝亡き後の後継者争いから第2代皇帝になったわけですが、このヴァリス帝即位後にアグリウス級戦艦を再び建造、エオルゼア軍事同盟の手により世界各地で反乱が勃発したことによる反乱鎮圧のための軍費。
そして、ヴァレンスが貪っただけだとは思うけれどもウェポンを建造するための建造費。
初代ソル帝時代も領土拡大拡張戦争をずっと続けてきていた事を考えると絶対にガレマール帝国の国庫は火の車か財政破綻手前か。レベルですよね……
ソルの直系の孫であり長年ガレマール全軍を束ねる大将軍の地位にいたヴァリスがいたのに後継者が争いがあった。という事は言い換えれば力を持った親族がたくさんいたという事で。
ヴァリスのあの性格上、後継者争いを終わらせて皇帝に即位した段階で後継者争いで争った有力な所は全部潰されてるでしょうからねー。
そんなヴァリスが死に、皇位継承権第一位だったゼノスは消息不明となり……
そりゃーこんな状況じゃ各地の軍団長が野心芽生えてもしょうがないですね。
ソル帝もかつてはガレマール共和国の軍団長から帝国を建国してるわけですし、圧倒的な武功や力を持っていれば自分が帝位に。と考える人物がいても不思議ではない。
ヴァレンスはウェポンの力で帝位に就こうとしたわけですが……(個人的にはあのウェポン全部が健在だったとしてもゼノスに勝てなそうな気がするのがなんとも)
世界有数の帝国だったアレクサンドロス大王のマケドニア帝国は大王の死後に有力な武将たちが独立(この過程でアレクサンドロスの息子は殺されてる)、モンゴル帝国も後継者争いによってフビライの時代に分裂、最終的にはロシア帝国と中国(明・清)によって一時期領土を失うという事になりましたしねえ……
フィクションの帝国のモデルになる事の多いローマ帝国に関しては、共和政時代から巨大な領土を持っていた事、事実上の帝政をしていたカエサル、帝政を始めたアウグストゥスの死後も国が亡びるような問題はなく300年近く持っていますからねー。(カエサル死後に後継者争いは起きましたがカエサルに後継者に指名されていたアウグストゥスが勝利し国を継いでいるのでね)
ガレマール帝国の置かれている状況とはだいぶ違います。
(共和国から帝政へ。という点ではローマ帝国に似ておりますが、ローマも始めは都市国家でしたがハンニバルと戦ったポエニ戦争の段階でイタリア半島は統一していた・ポエニ戦争が完全に終了しカルタゴの領土を得た時点で北アフリカやギリシャ方面の領土も手に入れていた。というのがあって、カエサルの登場なのでソル帝の登場によって国土を拡張してきたガレマール帝国とは元々の国力の差が違いますからね……
共和国から帝政へ。という意味ではまだヒトラーのが近いですね。ワイマール共和国からのナチスによる総統誕生へ)
暁月のフィナーレでガレマール帝国の終焉も描かれるとは思いますが、どうなるやら。
話をウェルリト本編に戻すと、ダイヤウェポンこそが本命のウェポンであり他のウェポンはダイヤウェポンのための情報収集をする実験兵器。というのは、惨いというかそのためにパイロットを使い潰すとは人的資源も建造費用も馬鹿にならないだろうに……
と、こっちもどうしてもお金のことがストーリー読んでる最中頭にちらついて仕方がありませんでした。
ただ、組み込んだゼノスが暴走して暴れてしまうからそれを抑えるために人の脳を組み込む。と言うのは非常にSFしてて好きです。
実際問題機械を人間の脳が抑え込めるのかどうなのかは怪しいですけどSFっぽいので個人的にはありです。
最初のカットシーンで「安全な場所」という単語が出た時点で想像はしてましたが、大切な妹分の涙で起動。というのを見ておや?となり、戦闘中のセリフでこれは多分……からの戦闘後のムービーでやっぱり。
という感じで、人命が消費されているという点では面白いと言っては失礼なんでしょうがSFとしては王道の展開を行っていて非常に好きなストーリーでしたね。
事前に吉田Pがロボットもの好きなあれこれが詰まっている云々言っていたこともありちょっとエヴァがよぎったりもしたのは秘密。
ヴァレンスの最期は……
どうなんでしょうね。
個人的にはぬるい死に方・殺し方だと思いましたがあれで留飲が下がる人の方が多いのでしょうか。
ちょっとわかりかねますね。
というか、あの後ダイヤウェポンはあそこに放棄されたのかな?
ガーロンド社が回収したのかガイウスが破壊したのか……
理想を言えば破壊されてるといいのですが。(もう誰もウェポンを作らず、犠牲も出ることが無いのがいいので)
最後のシーンについては、サブシナリオでFINって出たの初めてじゃない?何かありました?
在りし日のリットアティンやネロ、リウィアが登場しておりましたが、あれもあれで幸せな時代だったんでしょうね。
当時のガイウスの周りにいた人たちは実力であの場にいたわけですから、それが一つの幸せだったのではないでしょうか(常に劣等感に苛まれていたネロさんは今シドと遊んでる方が幸せかもしれませんが)
劇中でガイウスは否定していましたが強者が世界を導いていく論は一概に悪いもんだとは思わないんですよねー。
実際ガイウスが統治していた時代にアラミゴ人だったフォルドラの両親もガレマール帝国の人間になれていましたし。
(ガレアン人からは差別受けてましたが……)
問題があるとするとヴァレンスのような存在がトップに立ったら録でもない国になるっていう、個々人の資質によってしまう所。
まあ、この後のウェルリトは反ガレマール同盟に参加することになるのでしょうが、ガイウス自身は死ぬまで自身のやってきた事の贖罪を続けるんだろうなあ……という終わりでしたね。
つくづく、ここでキャラを使い捨てるにはもったいないキャラだと思います。
――ウェポンもいなくなったし、ガレマール帝国内は絶賛内乱中だし。
エオルゼア同盟の皆さん、Gセイヴァー使って空爆しません???
ガレマールの戦力一気に削れますよあれ。