壺の試練に参加する候補者はアースンシャイア西側の建物で待つ事。
コーナが選者からの伝言を伝える。彼はサンクレッド達と合流してから向かうらしい。我々も合流しなくちゃ。
コーナは優秀なのでラマチを呼びに来る途中で見かけたルヴェユール家の兄妹にも伝えてくれてた。あとはクルルとエレンヴィルだな！
ウクラマトは私達は競争相手だから律儀に教えなくてもいいのにと言った。
「兄さんって昔からクソ真面目だよなぁ……」
そういえば父親はオヤジなのに兄達は「兄さん」なのよね、呼び方。兄貴じゃないんだよな。兄貴だとバクーの子分と被るからだろうか。
ラコロクはカーへが残って一安心。2人なら試練も大丈夫と言ってくれた。
建物に来たらウクラマトしかいない。ウクラマトもみんなはまだ来てないみたいだなと言う。これ何かの罠じゃないよね？選者いるし大丈夫か。
その選者のレディロクにはラコロクの手伝いを感謝された。
他の候補者が集まってから試練の説明をすると言われた。
いっぱい集まってるけど候補者はウクラマトとコーナしかいない。
アルフィノが壺匠を1人引き留められたけど私達はどうだったか尋ねた。引き留めて作品も作らせたよー。
変な笑い声がすると思ったらゾラージャが来た。変な笑い声は外征派のモブリンだった。
外征進めて他所の土地から壺匠を連れてきて欲しいらしい。
ゾラージャは力持ちで沢山落石を運んでくれたと感謝するモブリンもいる。
ゾラージャが落石の片付け、コーナ達が怪我人の治療、ウクラマト達が世話人の手伝い。バクーは何やったんだろ？
サンクレッドはゾラージャが落石の片付けをした事を意外だと言った。確かにゼノス君タイプなら自分の目的にしか興味ないからそんな事はしない。
ゾラージャって一応民の事を考えてるよね？困ったら助けるのかな。
コーナも何か考え込んでる。
バクーが来た。部下3人いるから怪我した人ちゃんとついてきたのかな？
アリゼーが私達がモブリンの頼みを聞いてる間隠れてたんじゃないのと言う。
バクーが何してたか結局分からないんだけど！もしかして今北産業ですか？今来たばかりですか？
大嵐の後、壺匠達は沢山去っていった。
壺匠の金細工は外つ国に売れる輸出品で供給が減ればトライヨラも大打撃。
それぞれ彫金職人を1人見つけてくる。それが試練の内容。
ここにいるんだけど？？？？？
え？私、彫金師ですけど？？？？
まあ私ここに留まって創作とかしないからダメか。彫金師以外の仕事もあるし。
彫金師と言えば名前の思い出せない海を見てたアイツが思いつくなあ……名前何だっけ。行きの船で会ったウルダハの彫金師。
トライヨラから連れてこようぜ。
ウルダハからトライヨラに来たばかりで定住先もないだろうし、アースンシャイアだと至れり尽くせりだもの、きっと住みやすいと思うよ。
試練と言えば聞こえはいいが実態としては我々を体よく利用しようとしてるだけ。労働者の確保は王位継承とは関係ない。
サレージャが正論言ってる。
レディロクは嫌なら辞めてもいい、連王にゾラージャは資格が無い、次代の王にはなれないと言うだけだと話す。脅しだよなーこれ。
サレージャがやれやれと腕を上げたけど、ゾラージャ自身は継承の儀は余興だからそこに意味は問わないと言った。何でもいいんだな、つまり何でも受け入れるんだな。女装しろって言っても受け入れそう。
無理やり連れてくるのはダメ。壺匠もモブリンも両方笑顔になれるようなのが条件。
魔のバクーが誰かの壺匠を奪ってはいけないという説明はなかったと話す。
またお前はズルしてクリアしようとするのか。
そういうの結局自分に返ってくるよ。
戦のバクーも賛成した。そろそろこいつら殴りたい。
アリゼーもアルフィノもバクーの態度に気付いた。
また悪巧みしてるとか、川上りの時のように妨害されそうとか言ってる。
クルルがウクラマトに心当たりがないか尋ねた。1人しかいないだろ。
ウクラマトは自分を応援してくれる職人もいるけど年寄りばかりだからトライヨラでの生活を捨ててこの村で壺匠として暮らすのはキツイと思うと話す。
そうじゃない。他にいるでしょ。ライオンなのにトリ頭かよ。
コーナなら若い職人の支持者が多いからすぐに見つかる。
トライヨラに戻って万貨街で探す事になった。アイツでいいじゃん名前出てこないけど。
トライヨラに戻るには船に乗らなきゃならない事にウクラマトは気付いた。
「無理無理無理、やだやだやだ！もう船になんか乗りたくねぇよぉ！」
仕事したくない時の私みたいだな。こんな風に人前で地面叩いて言ったりしないけど。幼児返りしてる。ウクラマトって本当は幼女なのだろうか。この世界、人の年齢全然分からんからなー。
弱みを見せていいと言うから告白するけど実は船が苦手。ウクラマトが深刻そうに告白する。
うん。知ってた。
「それは流石に今更すぎるだろ……」
エレンヴィルが的確なツッコミを入れた。
クルルが帰りは流れに乗るだけだからそんな揺れないと励ます。
「本当か？信じるぞ？」
ウクラマト泣いてる。これきっと帰りも揺れて「うそつきー！」って泣き叫ぶ流れだな。
「たぶん、おそらく……きっと、ね……」
クルルがあさっての方に目を逸らす。
ウクラマトはまた地面を殴った。
自動でトライヨラに戻ってきた。
アリゼーはバクーの妨害が気になってる。妨害だけならまだしも……と呟く。そろそろ殺そう？タコスの恨み忘れてないから。
アルフィノ達が担当した壺匠は常に誰かに応援されてないと創作に向き合えない人だった。めんどくさい人だな！壺匠やめちまえ。
ひたすら4人で何十回も何百回も声援を送り続けた。何だその茶番。壺匠なんてやめちまえ。別の職に就いた方がいいよその人。
エレンヴィルだけは腹から声を出せと何度も怒られてた。理不尽だな。
クルルはウクラマトが船酔いで気分が悪そうな事を気にしてる。
何とかしてあげたいけどクルルもどうしていいか分からない。
船酔いはなー、寝るしかないんだよなー。
エレンヴィルは指定された物を収集するのは得意だけど壺匠の世話人は2度とごめんだと言った。
私も壺匠の世話はやりたくないわ。理不尽な事多いよね。
なんか今までの2つの試練は普通に受け入れられたけど今回の壺の試練はモヤモヤする。
モブリン達は世話人として壺匠に最高の環境を与える事に誇りを持ってる。それは災害に遭っても同じ。生活＝壺匠の世話だからそれが一番大事なのも分かる。
でも、災害で道路も分断されて満足に他との行き来も出来ない中、自分達の望みが叶えられないからって帰っちゃう壺匠、我儘過ぎない？
熱いの食べるの苦手で冷めたら不味いから料理残すとかあり得ない。
私も猫舌だし、偏食なので食べられない物沢山あるけど余程の物じゃなければ食べるよ。量多過ぎて残す場合もあるけど。
芸術家はこれが当たり前、創作意欲が沸くように環境を整えるという話は理解出来るけど、すごくイライラする。
特に今回の場合、モブリンの世話人の中には怪我人も沢山出てるのに、それを差し置いてまで自分の世話して欲しいとかふざけんなって思う。
ご飯作ってもらってるのに文句言うな。自分で作れ。
暑いとか道具がボロいとかはまだ理解するけども。
多分これ終わったらヨカフイだし、ヨカフイには会ってみたいからさっさと壺の試練終わらせよ。
多分あのエレゼンの海を見てた彫金師スカウトして途中バクーがまた邪魔してなんやかやあって結果的に試練クリアってオチでしょ。
ウクラマトは結局船酔いしてる。
「やっぱイフイカ・トゥムの荒ぶる流れには抗えねぇな」
面白い言い回しするじゃん。
虚勢張らないと気持ち悪さマシになるんかい。精神的な余裕が出来るから？
壺匠についてローペリに相談。あの名前忘れたエレゼン呼んでくれ。
アルフィノとアリゼはエレンヴィルの案内でワチュメキに来てるけどゆっくり見て回れなかったからどんな職人が働いてるか興味深い。
私、私。私だ！(スカウト待ち)
アリゼーはウクラマトの為に壺匠になってくれる人がいるといいと言ってる。あのエレゼンでいいよ。
エレンヴィルはワチュメキには優秀な職人が集まるから壺匠の候補を探すにはいいと話した。
ここにも優秀な職人がいるんだけどな？
クルルはワチュメキに来るのはこれが初めて。そいや私達はウクラマトに案内されなかったものね。マーケットの時にワチュメキもあるけどーって言われただけだわ。
ウクラマトはようやく船酔いが治ってきた。
ローペリと話した。あのエレゼン出してくれる？
ローペリは王女の頼みなら引き抜きには目を瞑ると言うけどすぐに適任者を思いつかないと言う。
だからあのエレゼン出してくれよ！名前忘れたけど！
モブリンの求める技術を持つ彫金師でトラル大陸に来たばかりだからアースンシャイアへの移住もオッケー！適任者でしょ。
やっと選択肢が出た。
「エシュテム宝飾店で働いていた……」
「万貨街で働き始めたエレゼン族の……」←
さっきからエレゼン連呼してるしこっちにするね。
フォンジャンテーンの名前をウクラマトは覚えてて偉い。働き始めたばかりなのにいきなり壺匠になってくれと頼むのは気が引けると言うウクラマト。
大丈夫大丈夫。私も働いて1ヶ月で別の所から勧誘あって転職した事あるし全然平気。
エレンヴィルが条件が良いなら話だけでもしてみろと言い、仕事後の一杯やってるフォンジャンテーンの所に押しかける事になった。
私とウクラマトだけ。ぞろぞろ行くとプレッシャーになるから他の皆は宿屋でお休み。私も宿屋で寝てたい。
ローペリがフォンジャンテーンが来たばかりの頃は外つ国との違いに戸惑ってたけど最近は慣れてきたみたいだと話した。
もうそんなに時間経ったの！？慣れてきたみたいな話が出来るくらいに！？
私にとってはついこの前の話なんですけど……何日前だかは覚えてない。
フォンジャンテーンがご飯食べてる所に来た。こんばんはーいい物食べて……ないな、何これタレしかないやん。
食べ終わった所らしい。何食べてたの？タコス？
外で話そうと浜辺に来たフォンジャンテーンは伸びをした。ウクラマトは前にここで話した時もこの砂浜で生きるのが下手な自分に落ち込んでたと言った。彼は今は落ち込んでないし悩む事もない。そんな貴方を今から悩ませてあげます。
彼は壺匠の事を知ってた。モブリン専属契約の職人。専属契約なのかー。じゃあ私には無理だな。
ウクラマトは壺匠を探す事が試練とまで話す。
フォンジャンテーンはトライヨラに居住が認められてトラル王国の民になった。自国を知ろうと継承の儀や候補者についても調べた。
彼は父に憧れて彫金師になったけど父親はイーストエンド混交林のガレマール帝国との戦いに巻き込まれて死んだ。重いな。音楽と内容が合ってない。音楽が軽快すぎる。
「僕が敬愛する父を戦争が奪っていった。もう2度とあんな思いはしたくありません」
これウクラマトが和平派だから壺匠になる流れかな。
私とウクラマトはフォンジャンテーンの新たな人生の後押しした恩人。それ以上に平和を愛するトライヨラの民として彼はウクラマトに王になって欲しい。その為に出来る事があるなら喜んで協力する。
恩は売っておくものだな。
ウクラマトとフォンジャンテーンはローペリに事情説明する為にいなくなった。
シャバーブチェの店主のブルケブが来た。何？タコスくれんの？
私に頼みたい事があるから話を聞いて欲しい。腕が立つっていう枕詞付きだからロールクエ開放される気配がします。
『ロールクエを開放出来るようになりました！』
なりましたじゃないんだわ。
ロールクエ開放クエをやった。
自由の扉という悪の組織の6人が祭器を奪ったから取り返してぶっ倒すのが目的。
首領のうさこは頭悪そうだったけど実際に祭器奪ってエオルゼアに逃げ帰った。
飲食店に来たのに注文しないで帰るのは悪だね。
ブルケブが解決したら最高のタコスをご馳走すると約束してくれた。
キャスロールクエ開始。
祭器の守りについてた夫が昏倒し、娘が犯人追跡の為にラザハンへ行ってる。祭器の使い方は知らない。次はラザハン。
メインクエの続き。
ワチュメキのローペリの前に2人がいる。
フォンジャンテーンはローペリによくして貰ったから申し訳ない気持ちでいっぱいだけどこの国の為に自分にできる事があるならやりたい。
ウクラマトがローペリに説明しようとしたけどローペリはフォンジャンテーンの顔を見たら壺匠になると分かったと話す。話が早くていいわね。
腕の良い職人が減るのは残念だけど王女直々の引き抜きは有り難いからいいらしい。
「もしフォンジャンテーンのような優秀な職人がいたら分野を問わずまた紹介して欲しい」
ここにオールマイティーな職人がいるが？
「それが君自身だと言うなら、それもいい」
私が腕の良い職人です！
自機がしっかり頷いてた。私が来た。
フォンジャンテーンはこの国の最初の就職先がワチュメキで良かったと言い、ローペリはモブリンに見放されたらまた雇ってあげると言った。
いい顔で笑うようになったなフォンジャンテーン。荷造りしてくるって。
アルフィノからリンクパール。壺匠見つかったよ。ウクラマトは彼の想いに応える為にも王になるという負けられない理由がまた1つ増えた。
ワチュメキが開放出来るようになったぞ！
ウクラマトは連王宮で用事を済ませてくると言った。何かあったっけ？私も冒険は程々にしてホテルで休めと言われた。
なるほど。ホテル使えないフラグか。
勇連隊の伝令がホテル前に来た。「やっと戻ってきたか」と言われる。ロールクエの続きもやらずにまっすぐ来たんだが？
連王がウクラマトに内密で私を呼んでる。ウクラマトも連王宮に行ってんじゃなかったっけ？
門番が光ってる。連王からの呼び出しなのにレベルシンク戦闘？つまり連王と戦うのかな。黒魔に経験値入れたいから黒魔で行ってみるか。
門番に呼び出した理由は知らんけどそれなりの覚悟をしろと言われてレベルシンク戦闘のお知らせが出た。
連王、王都に戻ってるからにはこの機会を逃すわけにはいかないと言って武器を手に取った。
王位についてから今まで負けた事ないから武王。じゃあ今日負けるのね。
ニャンはなかなかだったけど勝敗つける前に都からいなくなったからいい加減強者との戦いに飢えてた。ゼノス君みたいだな。自機も嬉しそうだし、まあいいか。
外つ国で数々の武勇を上げてきた冒険者みたいだが、その武勇が自分の所まで届くかねえと武王は言う。
選択肢が出た。
「なら、直接届けよう」
「お手柔らかに」
「気が進まない……」←
控えめに言ってめんどくさい。
「このわしでは不足とでも？ならば我の武を以て本気を出させてやろう！」
本職は職人なんだよ。バトルは専門外です。
殺さないけど手加減はしない。戦いを通して私の力を量る。あ、音楽があれだ。オープニングのあれ。
黒魔じゃキツイな？ベリーイージーならいけるかな。
黒魔のスキル回し忘れてて大変だった。多分強いやつ撃ってなかった。サンダガだけは切らさなかったし強制ムビの時以外はエノキ維持したけど。
魔法も使えるんだーと思ったら理王の領域なのね。途中で呪文変えてた。
ゼノス君より弱いよね。ゼノス君はノーマルで倒したけど武王はベリーイージー使ったからかもしれない。
武王の本気を受け切ったのは私が初めてだと褒められた。叩き潰すのはやめて。虫じゃないんだから。貴方の大きさからはララなんて虫みたいだけど。
ニャンの言った通り強い冒険者。ニャンの事随分信用してるじゃん。
強者との戦いに飢えてたのも本当だけど別の理由もあった。大切な娘を託すのに相応しい人物か見極めたくなった。お前の娘と結婚なぞしないぞ？
ラマチは武王に似て熱くなりすぎて危機に陥る事もあるはず。既に何回か陥ってる気がする。
敵を素早く打ち倒す事に長けた私ならラマチの脅威を払い支えられる。お守りと護衛だな。報酬はいくら？無料でやれとはまさか言わないよね？
ここから先はトライヨラの王ではなくラマチの親父としての話。報酬はどうなの？変わらない？王と親父で。
これまで一緒に旅をしてきてラマチをどう見るかと尋ねられた。
言葉遣いが悪くて単純馬鹿だけど根はいい子だよね。
王女として、依頼主として、1人の人間としても構わないから私がどう思ったか聞かせて欲しいと話す武王。
選択肢が出た。
「未熟だが将来性はある」←
「王の器では無さそうだ」
民の声を聞ける良い王にはなりそうだからなー。
武王も王位に就くにはラマチはまだ未熟だと言った。
この国に生きる部族達が持つ歴史も文化も信仰も知らない。彼女が知ってるのは王都から見える景色だけ。
それは本人も言ってたよ。知らないからこれから知って学んでいけばいいって気付いてるよ。
それはラマチだけではない。コーナもよね？
武王は候補者全員が問題を抱えてると言った。分かってたんかい。
継承の儀は王に相応しい器を選ぶ訳ではなく王として相応しい器へと磨く為の儀式。だから民の問題解決したりするのね。
継承の儀を通して成長出来なければ誰にも王位は譲らない。じゃあズルしてクリアしてるバクーはダメだな。ウクラマトは少しずつ成長してるから可能性高いな。コーナとゾラージャはどうだろ。あいつら頑固で頑なだから難しいかもね。
親としては子供達が王に相応しい人物になってくれるよう願ってると武王は目を閉じた。
「とんだ茶番に付き合わせて悪い」
茶番だって分かってるんじゃん。本人が茶番だって言っちゃった。じゃあ黄金郷は無いの？それはあるの？
私達のような新しい風が彼らに変化を促してくれる事を期待してると武王は言う。他人任せにしないで。
「特にお前は冒険者として多くの土地を歩き、そこに生きる人々や文化を知り、愛して愛されてきただろう」
憎まれる事も多かったけどねー。ああ、でも、じゃあ私が黄金に入ってからやってきた進め方間違ってなかったんだな。
観光して、マップ全部埋めて、素材採って魚釣って、その土地のサブクエ全部終わらせてきたのは。文化や人々を知る旅として間違ってなかった。
「お前が思うやり方でいい。先達としてラマチと共に同じ路を歩き、時に導き、時に背中を押してやって欲しい」
私のやり方でいいならまずギャザクラやろうか？つまり後方彼氏面してればいいって事ね。
ウクラマトが入ってきた。
ウクラマトの用事、ナミーカのご飯を食べる事だったんかい。私も食べたい。
ウクラマトは私が連王に呼び出されたと聞いて来た。
「さてはオヤジ、アタシの目を盗んでこいつと手合わせを……」
ウクラマトの目が冷たく光る。半分当たってるよ。
武王は笑った。
「バレちまったらしょうがねぇ！」
継承の儀に影響が出るほどコテンパンにはしてないと言うけどベリーイージーでやったから確かに傷は浅い。
ウクラマトはこの旅でオヤジを見直した所だったのと言いつつもう行こうぜと言った。
連王に目配せしつつウクラマトの後に続く。
「頼んだぜ、冒険者」
見送る連王の顔は完全に父親の顔だった。
1人残った連王。
コーナの協力者も候補者達の問題には最初から気付いてた。まあ皆普通に分かるよ。
「流石ガラフと同じ場所から来ただけの事はある」
ガラフの事信頼してるんだな。
ここからしんどいのは残りの2組。ゾラージャとバクー。
「未熟さを認めてくれる奴を側につけず、さて、どうなる……？」
自分の未熟さを認めて進む旅なのかしら。コーナもそのうち認めるのかな。
2024年7月29日〜8月3日
