Personnage

突然、ラーメンが食べたくなり、
たまには外食でもするかとおもい
駅前のラーメン店へ向かう都中に起きた出来事をはなしてこうとおもう。


たまには歩いていこうとおもい徒歩でラーメン屋へ向かう都中、
すれ違う人簿が普段より怖そうな人達とすれちがう。


強面でガタイがよくハッチング帽子が似合う人や、
茶髪でみるからにオラオラ系の人など・・


このとき、
自分とは接点がまったくない人なのだが、
なぜか彼らとすれ違うとき
他人とは思えない不思議な感覚があった。


この感じはなんだろう・・・？


その疑問はその先にあるものをみて確信へと変わる。



不思議な感覚に疑問を持ちながら、
しばらく歩いていると
うっすらと聞き覚えのある曲が頭をよぎる。



あれ、何か聞こえる・・・ささやきのように聞き覚えのある曲が聞こえる。


俺には聞こえる・・・・この曲は・・




”残酷な天使のように　少年よ　神話になれ”




エヴァンゲリオンの残酷な天使のテーゼだ。

なぜこの曲が突然、頭をよぎったのか？

右側を見てみると赤旗が目に入る。


パチスロ店のイベントが行われていたのだ。





うかつだった。

この店は以前、パチスロをやっていたときによく通っていた店。


きっと先ほど通りかかった男性達も、
もしかしたらこのイベントに参加してた人達かもしれない。

そうか、それで彼らから不思議と他人とはおもえない
何かを感じていたのか・・と腑に落ちた自分がいた。


エヴァンゲリオンの台で確変がはいったとき
”神話になれ”の部分で、演出でとても強いフラッシュが
台から放たれたのを今でも覚えている。



この歌詞が脳裏をよぎったとき、
フラッシュバックのように
確変が発生したときの状況がながれる。

隣に座っている不機嫌そうなおばさんの表情すら思い浮かんでくる。



あの大当たりしたときの興奮と
まるで人生の勝者になったかのような
余韻にひたっている自分が脳裏に映る。

パチスロで当たっただけなのに、
その瞬間だけ余裕がうまれ
心地よい気分になれる。



余韻にひたりながらコーヒーを飲んでいると

”キュインキュイン　キュインキュイン　キュインキュイン！！”という効果音が鳴り、テンションがあがったのをおもいだす。



いつも思うが、この音を開発した人は天才だとおもう。

はじめて聞いたときは、鳥肌が立ったのを覚えている。




あの感情をもう一度、味わいたい・・・・

その衝動でもしかしたら、
体が反応したのかもしれない。



でも、ダメだ。

もうやめて５年もたっているんだぞ。


ＦＦのおかげでやめることができたじゃないか。


そのかわり、今度はＦＦをやめることができなくなっちゃったけど・・・



もう何かに依存する人生をためたい・・てか、
そんな話してる場合じゃない。

とりあえずこの場から立ち去るんだ！！






その３０分後。



”ふぅ・・・・アブねぇ、アブねぇ。もう少しで入りそうになっちゃったけど、
　隣にあるラウンドワンのスロットメダルゲームでこの衝動をなんとか消化できたわ。”



もう二度と、この道を歩いてはいけない。


次、通りかかったときは間違いなくやってしまう。


そう肝に銘じた私でした。



その後、ラウンドワンの隣にある売店で、
１００枚ほど年末ジャンボ宝くじを購入して帰宅。

めでたし、めでたし！　”？”