世の中には不思議系と呼ばれる人がいます。
周りとは違った感性を持ち、誰もが思いもしなかった発言や行動を発して、みんなを驚かせたり、和ませたり。
どことなく謎に包まれた存在。
組織に必ず1人や2人存在してほしい、マスコットの様なそんな存在。
当FCにもその様なメンバーが居ます。
Mirk Aisさん
皆んなからはミルちゃん、またはミルミルと言う愛称で可愛がられてる存在。
彼女が居るだけでとにかく癒しであります。
何故か彼女が喜べば周りもホンワカと喜んでしまうそんな存在。
口調なんかも特徴的な顔文字を駆使し、それを観てるだけでもとにかく癒し。
普段はララフェルなのですが、時にサブキャラのヴィエラでセクシーお姉さんになったり、オスアウラで強面になります。
しかし、見た目が変わっても中身が変わるわけでは無いので当然口調なんかはララフェルの時のままで、ギャップが激しくそこもまた魅力の一つかもしれません。
発言に関しては若干天然な所もありつつ、しっかりとした礼儀も持ち、時に困った時なんかはそっと手を差し伸べてくれる、なんとも不思議でありながら頼れるFCのマスコット的存在です。
彼女を観ていていつも『敵を作らなそうな存在だよな・・・』と思います。
世の中には無敵と言う言葉があります。
無敵=戦っても誰も敵わない、そんな力を持った人の事を指すのかとばかり思っていました。
しかし、彼女を観ていて『戦わずとも、敵を作らない、まさに敵無しの存在もまた無敵なのだろう・・・むしろ究極の無敵の境地なのでは無いだろうか・・・』などと考えさせられたりします。
そんなエオルゼアで不思議な魅力を持ったFCメンバーに癒されておりますが、リアルでもザッキーは不思議な魅力を持った友人が1人居ます。
幼馴染の友人です。
とにかく彼は不思議な奴で、幼少の頃オニゴッコで遊んでいたら決まって彼だけどこかに行ってしまってました。
途中からいつもオニゴッコから、彼の捜索が始まりカクレンボになっていた、なんて事はいつもの事でした。
そして、彼を見つけた時に決まって地面の蟻を観察していたり、蝶々を捕まえて遊んでいたり、本屋で立ち読みをしていたり。
しかし、不思議な事に友人みんなから文句は出ず『また変なことしてるw』と笑いになり、決して嫌な気にはなりませんでした。
癒し系かつ不思議系な友人。
そんなオニゴッコで遊んでいた時からもう何十年の月日が流れてしまいました。
未だに仲良く、たまに家に招き入れて鍋を楽しんだり、地元の銭湯に行ったりしています。
そんな彼と先日道を歩いていた時のこと。
急に『お腹すいてきた〜』って言い出したんですよね。
それにはザッキーも『じゃあどっかでゴハンでも食べようかw』と言って飲食店に向かって歩いて行きました。
そしていざ飲食店の前について『何食べようか』と聞くと『俺、お腹いっぱいで今食べられへん』と言い出したんです。
・・・えっ?
なぜ?
ほんの10分前までお腹空いたって言ってたじゃないか。
君がお腹空いたと言うからこの飲食店の前まで来たんじゃないか・・・。
そう思いザッキーは『えっ!?お腹空いてたやんな!?』って聞くと彼は
いや、来る途中にめっちゃ飲食店の看板あったやん?
お腹いっぱいなったわ〜。
とマジな顔で返してきました。
・・・なるほど。
ザッキーは一瞬で理解しました。
流石に長い付き合いともなりますと、ちょっとした言葉でも意思疎通が出来るようになるものです。
彼は道中、看板に書かれていたステーキやハンバーガー、または寿司やラーメンなどを観てそれらを食べていたのです。
目は口ほどに物を言う。
日本にはそんなことわざが有ります。
目で相手に物を伝えれるのです。
目で物を食べれたとしてもなんら不思議な事では無いのでしょう。
彼の目は視野に入った物全てを自分の胃袋に納める事ができるのです。
不思議系を極めたものが辿り着く境地。
究極の進化では無いでしょうか。
世界が食糧危機に陥ったとしても、彼は必ず生き残るだろう。
そう確信し『じゃあ・・・銭湯でも入って帰るか・・・』と言って帰路についたのでした。
帰宅後、妻に『食べて帰って来るって言うてたからザッキーのゴハンなんも無いよ!』と激しく怒られました。
僕も早く進化したいな〜。
進化したらいっぱいグルメ雑誌を買おう。
そう決意したある日の話しでした。
おわり