フフ……へただなあ、Aileくん。へたっぴさ……! ソイルの解放のさせ方がへた……!
Aileくんが本当に撃ちたいのは……ソイルコンボ……これを仲間のバフで強化して……ボッコボッコにしてさ……DPSを出したい……! だろ……?
フフ……だけど……それはタンクの仕事じゃないから……こっちの……フェイテッドサークルでごまかそうって言うんだ……。
Aileくん、ダメなんだよ……! そういうのが実にダメ……! せっかく貯めたソイルでスカッとしようって時に……その妥協は傷ましすぎる……!そんなんでソイルを吐いてもうまくないぞ……!
嘘じゃない。かえって戦闘時間がかかる……! 後で吐かれたエンボルデンがチラついてさ……全然スッキリしない……! 敵の頭数は残ったままだ、単体への火力の出し方としちゃ最低さ……!
Aileくん……火力ってやつはさ……小出しはダメなんだ……やる時はきっちりやった方がいい……! それでこそパーティーの火力の励みになるってもんさ……! 違うかい……?
※戒めだよ
※バーストタイミングは合わせようね
※グループの数次第ではフェイテッドサークルの方が絶対強いと思うよ
※そもそも僕がまとめ進行が嫌いなだけだよ
どうも、Aileです。
まあ一、二週間くらい前の話なんですけど、5.0クリアしました。
新生編からチマチマ進めて、ぴったり半年というところでクリア。随分時間かかったんじゃない??
◇
ということで完走した感想。
といってもストーリーについてはちょっと前にあーでもないこーでもないとアレコレやいのやいのと言ったので、キャラ毎にスポットを当てて。
当然ネタバレがすごいことになるので、まだ5.0クリアしてないよ! という方はすぐにブラウザバックしてください。
エールくんはネタバレ歓迎派なんですが、漆黒はネタバレ見ない方が面白いと思うよ。
とりあえずひとつだけネタバレしておくと、犯人はヤス。
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はいここからネタバレ
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●ヒカセン
前も言ったけど、もう本当に主人公だった。
僕はオルシュファンが転がされるシーンでボロボロ泣く人なんで(というか何回見ても、思い出すだけでも泣いてしまう人なんで)、主人公が感情を露にするシーンに弱い。
つまりどういうことかと言うと、全部主人公に委ねられることの多い漆黒はもうずっと泣く。
ずっとって程でもないけど、例えばヴァウスリーを追おうってあたり。罪喰いになりかけてる身体に鞭打って、仲間にも黙って行こうとするシーン。そのあとの、みんなが駆けつけてくれるシーン。クリスタリウムのみんなが応援してくれるシーン。
やめ時が見当たんねえ……! ってなってました。全部全部、ヒカセンが紡いだ絆なんだぜ。
エオルゼアの方でも例えば紅蓮4.0ラストなんかは紡いだ絆が助けてくれたって感じはするけど、5.0のお話はもう本当にヒカセンに力をくれて、紡いだ絆が新たな力を呼び起こすって感じでしたね。光指す道となれ。
●アルバート
おーい、不法侵入者ー。
やっていたことは、ヒカセンと同じ。それがとにかく辛い。全部良かれと思ってやったこと。ヒカセンと同じ。なにもかも同じ。
ラストシーンで仲間たちのもとへ歩いていく描写がもう本当にずるい。そして全部同じだから、何かが違えばこの結末を迎えたのがもしかしたら僕(ヒカセン)だったのかもしれないと思ってしまう。
誰かの犠牲の上に生きている。漆黒はとくにそんな感じだよな、と思う。
俺、お前にまた会えた時に胸を張って「ようヤミセン」って言えるように、頑張ってヒカセンやるよ。
とにもかくにも、とりあえず俺も戦士育てるわ。
●リーン
健気でいい子。覚醒後は芯の強さも手に入れて、立派になりました。嫁にするならこういう子がいいと思うよ。
現パロとかしたら間違いなく一番人気になるだろうキャラ。スクエニさん、零式のシークレットムービーをやるなら今ですよ。
個人的には武器が双剣ってのがいい。サンクレッドさんが護身用にって教えたんでしょ。てえてえ。
サンクレッドがミンフィリアに抱く想いをわかっているから、自分が消えてしまえばいいと、そう思っていた。そんな彼女にーー
●サンクレッド
ーーお前はお前なんだ、というニュアンスを含めてサンクレッドがリーンに向き直る。
一番成長したというか、漆黒本編中に一番心が動いたのは間違いなくサンクレッドさんだと思う。ミンフィリアを想う心は本物だ。だからリーンに辛く当たって、『自分』に踏み込んでこないような態度を取る。自衛のつもりだったんだろうけど、結局最後にはミンフィリアの意思を尊重し、リーンを認める。
いや、というかむしろ最初から認めてたんだと思う。けどリーンを認めてしまったらミンフィリアとの繋がりを消すことになってしまうから、どうしても諦められなかったんだと思う。
男ってのは未練がましくて、格好つけたがりで、面倒な生き物なんだよな。
●ヤ・シュトラ
バブ~!バブバブ、バブ~!
●ウリエンjあっはいすみませんちゃんとシュトラさんについても書きます
といっても公式にネタにされるくらいには、お母さんだと思う。#マトーヤお母さん保存用
とにかく母親のような、しっかり構えて受け止めてくれるような、素敵な人だと思う。
彼女の場合成長というよりは、元々持っていたものをここで更に掘り下げられたような感じがする。夜の民が蒼天編あたりにいたとしたら、きっとその頃でも同じような立場になっていただろうし。
フェイスで選んだ時の「手のかかる子ね」で僕の中の暁最好きランキングの一位が入れ替わりました(先代はアリゼー)。
ところでエンシェントテレポしたヤを助けようつて時、またヤの全裸が見れるのかやったあ! って思ったのは僕だけじゃないと思います。
なまじあの猫背が優秀だったが故に未遂でしたが。ああモッタイnおっと誰か来たようだ
●ウリエンジェ
髭を剃れ!!!!!!
いや、もう髭がなかったらただのイケメンになってしまう。というかむしろ美人。
蒼天ラストだかで素顔見せた時、女性人気めっちゃ出たんだろうなあ。
ジョブも占星術師なんてオシャレなものにしちゃってまあ。薄目のローブなんてキメちゃってまあ。相変わらず泳げなくてまあ。
これまで裏方ばかりだったのが、表舞台に出るからにはそりゃこれくらいキメないとね。
けれど彼自身、公のことで最後まで悩んでいたんだろうなと。それをただ自分の責任にして。
全体のために自分が罪を被れる人って格好いいと思う。自己犠牲とはまたちょっと違う(それでいえばアルバートなんて究極だし)けど、生憎これを上手く表現出来るだけの語彙というかボキャブラリーというか、それがエールくんにはないのが悔やまれる。
彼がいなければ暁が成り立たない、ってのがよくわかった。組織的にも、イロモノ枠的にも、回復性能的にも。
●アリゼー
紅蓮で成長を見せてくれたので、今回は控えめ。……かと思いきゃ、やっぱり活躍してくれる。
生意気言うけど、他人の強さを誰よりも認められる人。最たる例がアルフィノで、普段は舐め腐ってるのに政治や勉学においてはアルフィノを心底信頼しているのがよくわかる。
というか、今回はアルフィノとの絡みが多くて僕はほっこりしてます。ハーデス撃破時の、あのバランスを崩したアルフィノをアリゼーが支えるシーン。もうね、双子ならこれやんなきゃ駄目だよなってのがまさにこれ。
この二人がよくやる『説明や提案する時に人差し指を立てるポーズ』、俺もしたい。
というか、アリゼーの心強すぎない?
目の前で友人が罪喰いになるの、ついさっき会ったばかりの俺だって無言になったぞあのトラウマシーン……
●アルフィノ
蒼天で散々成長し、紅蓮で参謀役として裏方へ。久し振りの表舞台への登板となりましたが、相も変わらずアルフィノはアルフィノでしたとさ。
とにもかくにも、暁メンバーで一番ヒカセンに近い人(心の距離感的な意味で)がアルフィノなんだろうな、と。そりゃまあ雪山の中ひいひい言って一緒に逃げてたんだからそうなんだろうけどもさ。
ヤやウリエンジェのように直接答えに迫る機会は多くないけれど、ヒカセンと悩み、ヒカセンと知り、ヒカセンと考えるっていうのは他の知識人二人には出来ないポジション。選択肢でしか会話出来ない不器用なヒカセンの言葉を代弁するのも、大抵アルフィノ。
ヒカセンからすれば相棒ポジ。今回は更に色んな人との出会いがアルフィノを更に強くした。まだまだ育つよこの子は。今のアルフィノの成長っぷりをエスティニアンが見たらもう泣いちゃうんじゃないですかね。
●エメトセルク
正直さ、正義の反対は悪ではなくまた別の正義なんだ、みたいな話はもう飽き飽きしてんのよ。じゃあそれと勧善懲悪以外で話作れんのかって言われたらまあ耳が痛いし、今更そんなことでやいのやいの言うことでもないからそこまで深く言わない。
ただ、エメトセルクもまさにそんな感じで、向こうからしたら一生懸命自分の世界を取り戻そうとしているのに否定されるって話。エメトセルク側にも正義はあったし、正義対正義だっただけのこと。
けれどそれでもこんなに僕の心に小骨のような何かが引っ掛かって取れないのは、きっと彼のせいなんだと思う。
人間的で、面倒がりで、戦わずとも解決出来ることはないのかと、互いを知ろうと言う。彼は一生懸命だったし、自分の世界が戻るのであればどんなことでもするのだろう。
結局、彼もヒカセンやヤミセンと同じなんですよ。世界のために自分なりに動いて、偶然その道が行き止まりになってしまっただけ。アルバートが道を譲ったからヒカセンが生きているというなら、エメトセルクもまた、ヒカセンに道を譲っただけ。譲った、というよりは奪い合ったわけだけど。
だから最後の「……ならば、覚えていろ。私たちは……確かに生きていたんだ」という台詞が、こんなにも重くのし掛かってくる。
すべての存在があって、今この瞬間が存在しているのだと、重い重い言葉が。
全力をぶつけ合った相手からの、酷く重い言葉が。
●水晶公
散々ヒカセンが主人公と言ったけど、漆黒は公の物語だったのだと思う。
繰り返すけど、間違いなく『漆黒のヴィランズ』の主人公はヒカセンなんだ。けれど、『漆黒のヴィランズ』は公の物語なんだ。エールくんマジでこういうのを説明するのヘッタクソなんだけど、漆黒クリアした諸氏ならわかってくれると思います。
というか、ヒカセンが主人公になって当たり前なんだよ。だって公にとってヒカセンこそが「英雄」なんだから。
英雄ならこうしてくれる、英雄ならああしてくれる、全部全部「一番憧れの英雄」のために用意した。
だから、憧れの人のために消えようとしたときの「さよなら」はきっと辛かったはずなんだ。
それから色々あって助けてもらって、憧れの人に「おはよう」って言ってもらえて、ようやくそこでグ・ラハ・ティアに戻れたんだろうなって。
『水晶公』の物語が、やっと終わったんだって。
ちょっとエールくん笑いはどこにいった。
オルシュファンもそうなんだけど、マジでこういう好きなキャラクターの話になるとあんまりネタが出てこないんだ。
◇
以上、感想でございました。
このゲームが遊べて本当によかった。
エメトセルクの言葉が未だにつかえてて、燃え尽き症候群も相まって、ちょっとコントローラーを握りにくいエールくんでしたとさ。