こんにちは
パソコンで遊んでいる人の中には、黄金のレガシーになってfpsが落ちたと感じた人が多いと思います。
新しいパソコンを組んだので、今回はfpsの相性問題に定評のあるモンクを例に、黄金環境について確認していきます。
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ゲーム中のfpsの変化
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ゲーム中のfpsは、システムコンフィグの右上に表示されている値です。
描画制限の項目で切り替えることが可能です。
黄金のレガシー以前では、
4Kモニタ ウィンドウモード 解像度:3840x1600
のような設定でプレイしていました。
この設定で「絶竜詩」をプレイした際には、110~120fps程度出ていました。
一方、黄金のレガシー以降はfpsが70程度まで落ち込んでいたので、
fpsを上げるために解像度を2560x1080に変更してプレイしていました。
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fps低下による問題点
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ウェポンスキルは描画と同期して入力を受け付けます。
一番の問題は、GCDとfpsの組み合わせによって、アビリティを押すタイミングがずれていく点です。
たとえば60fpsの場合、1秒間に60回更新するので、1/60秒=0.01666秒ごとに入力を受け付けます。
この場合、GCDが1.94秒の場合には、実際の入力間隔が1.94666秒となります。
紅蓮が1巡するのは31GCD後なので、理論値では60.14秒、60fpsの場合は60.34666秒後となります。
これにpingの遅延も加わるため、紅蓮が返ってくるたびにGCD基準だと約0.56366秒早く押せるようになります。
これが積み重なると、4分後には1GCD分のずれが発生します。
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fpsが重要な理由
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄60fps GCD1.93秒の場合、紅蓮が返ってくるたびに約0.24333秒早く押せるようになり、GCD1.94秒の場合よりもずれが少なくなります。
しかしSSを積んでGCD1.93にしているので、同じスキル回しができるのであればGCD1.94のほうがサブステ分好ましいです。
GCD1.94の場合は60fpsではずれが大きいので、fpsを変えて1.94秒に近づける必要があります。
fpsを上げることでGCDのずれを緩和することができるため、モンクをはじめ多くのプレイヤーがSSを調整しているのです。
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モンクのfpsによるずれ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄モンクの場合、紅蓮と桃がウェポンスキルの更新と同期させる必要があり、紅蓮をGCDの後半に押すことが求められます。さらに、SSを極力積まないことで恒常的な攻撃力を高めます。
つまり、GCDごとのずれを知ったうえで自分の環境に合わせて選ぶことが重要になります。
以下がグラフになります
GCD1.93の場合:
ずれ幅 -0.2秒~0.2秒
GCD1.94の場合:
ずれ幅 0.2秒~0.6秒
GCD1.95の場合:
ずれ幅 0.5秒~1.0秒
この幅が問題です。たとえば、GCD1.94秒の場合、調整すればずれ幅を約0.2秒程度に抑えられます。しかし、GCD1.95ではそもそも改善しないため、GCD1.94かGCD1.93から選びます。
GCD1.94の場合はfpsを高めたり、もしくはpingと合わせてちょうどいいタイミングになることでずれにくくなります。
FF14の設定ではモニタに合わせるしかfpsを任意に固定できないため、fpsを高くすることができる高性能なPCが必要になるのです。
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FF14黄金環境におけるfpsの上げ方
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄今回私は、GPUは同じRTX3080(12GB)のままで以下を変更しました:
Ryzen 3700X → 9700X
DDR4 32GB → DDR5 64GB
M.2 SSD Gen3 → Gen4(R/W速度が約2倍)
FF14ベンチの結果は解像度ごとに
2560x1080 平均139.4fps、最低57fps -> 平均248.8fps、最低89fps
3840x1600 平均105.5fps、最低57fps -> 平均175.3fps、最低88fps
となりました。
最低fpsは解像度の影響を受けないようなので、CPUをさらに良いものにしたりGPUを買い替えることで改善するかもしれません。
いろいろなサイトやベンチマークの結果を見るとFF14の黄金環境は以下のような傾向があります。
1. 4kの場合はCPU性能の差が小さくなる
2. WQHD付近ではCPUが良いものほど顕著に差がでる。特にRyzen X3Dなどのゲーム特化CPUの良さも出る。
今回の私の場合はRyzen 3700Xから9700Xへのアップグレードかつ、
メモリも2倍、M.2 SSDの速度も2倍なのでかなりの差が出ました。
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fpsを上げることのメリット
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄fpsを上げることのメリットはGCD調整だけではありません。
以下の改善が見られました。
・アビリティがとても入れやすくなったfpsが150を超えたあたりから、余裕を持ってアビリティを挟み込むことができるようになりました。
・移動が滑らかになった描画が60Hzのままでも、移動入力の反応がよりキビキビとした感覚になりました。
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まとめ
 ̄ ̄ ̄ ̄黄金環境ではfpsが下がり、以前ほど快適にゲームをプレイできなくなりました。
しかし、今回PCを刷新したことで、以前以上に快適にプレイできるようになり、アビリティの挟み込みも容易になりました。
FF14はCPU依存度が高いゲームのようです。
fpsでお悩みの方は、PCのアップグレードを検討されてはいかがでしょうか?
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おまけ
 ̄ ̄ ̄ ̄今回、CPUを変更するにあたりマザーボードも変更が必要でした。
Ryzen 9700X、B650、DDR5を購入しましたが、WindowsがCPUとM/Bの変更に対応したドライバをインストールしてくれず、結局SSDを新しくしてWindowsをクリーンインストールすることに。
絶の練習もしていたので前のPCを残しつつ、グラボ以外はすべて買い替えることになりました。
最近はPCケースでピラーレスが流行っていたので、高かったけど購入。
マザーボードが白だったので、それに合わせてCPUファンも購入。
当初は光らせてどうするみたいな考えだったが、何もかも光る。
DDR5やM.2 SSD、GPUが光らないので逆に目立っている。
1日悩んで黒い電源ケーブルの代わりに白いケーブルを買って整えた。
見栄えのために結局お金を使った、このケーブルは4000円もする。
同じように悩んでいる人、ぜひ買ってみ。
組みあがった時、飛ぶぞ