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童話:わらしべ長者のヒカセン

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 あるところに『黄麻』を手に入れたヒカセンがおったそうな。
 そのヒカセンは、黄麻を手に入れたことを大層喜んでおり、いつもニマニマしておった。


 ある日、ヒカセンは黄麻を、同じFCのメンバーに気まぐれで配ったそうな。
 ケチなヒカセンが、ずいぶんと珍しいことをしたものである。


「ーー恵みじゃ、畑の恵みなのじゃ」


 ……畑で立派に取れたことを自慢しながら配るヒカセン。
 汚いなヒカセン、さすがヒカセン汚い。


 すると、その黄麻をもらったFCメンバーのひとりが、こう言ったそうな。
「ありがとう、お返しにこれをあげるよ」


 FCメンバーの手には『ふかふかクッション』が、しかと握られておったそうな。
 それを見たヒカセンは、とても驚いた様子で、


「いや、おかしくね!? 素材あげたら完成品で返ってくるっておかしくね!?」


 めっちゃくっちゃ、動揺したそうな。
 ……FCメンバーは、ヒカセンのその動揺した姿を見ると、面白そうにしながら言った。


「この前『グレイズナッツ』くれたから、作っておきました^^」


 なんということでしょう。
 畑自慢をする浅ましいヒカセンのために、心を込めた小粋なプレゼンツ。


 あまりに尊い行為に、ヒカセンは、すっかり心を入れ替えて、
 以降、畑自慢することをやめたそうな。


「もう二度と 畑自慢なんてしないよ」(世界○見え並の感想)


 そう……
 むかーしむかしのことじゃった(3日前)。


 ーーーー。


 うそです。
 これからも自慢します(台無し)
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