モンククエ70まで終わったんですけど最高じゃないですか?
よくネタにされてますけどめっちゃいい話だった....
感動した点を忘れずに書いておこう(ネタバレあります)
全体としてモンククエはヴィダルゲルトが成長する物語というのがみそですね
・格闘士のクエが親切
エリックおじいちゃんの長話をいったん飛ばして、「知りたい人だけもう一回聞いてね」というのがとても親切。戦闘だけやりたいバトルジャンキーは聞かなくていいし、世界設定を知りたい人は面白い話をたくさん聞ける。
・50レベルのユニフォーム交換
ココはよく言われますが、そもそもヴィダルゲルトには道着を渡すつもりなんて最初はなかったので特におかしなことはないし、何より「自分はふさわしくないから道着を脱ぐ」というのを強調したかったのではないかなと。
道着=力の象徴=力によるアラミゴ復興を捨てたヴィダルゲルトが新しい目標と弟子を得て再起するのが52~60クエの話というわけですね
もっというとここではヴィダルゲルトは割と自分のことだけ気にしている(自分が道着を脱ぐ、という意識であってヒカセンを思いやる、という意識ではない)のもポイントです。
・60レベルクエ
弟子を得たがその弟子は陰の流派だったというお話....
なんですけど、ここではヴィダルゲルトは相手を殺して事態を収拾することしかできませんでした。
しかしここでヴィダルゲルトは新しい目標を得ます。
ラールガー教の再興ですね。
・70レベルクエ
60レベルクエまでで少しずつ成長してきたヴィダルゲルト君は、負けた時に「格闘ギルド」の戦い方を取り入れようとします。
仮面で顔を隠し、周りの人間を道具として扱う鉄仮面(偽)とは大違いですね。
だからこそ最後に格闘ギルドの、ヴィダルゲルトと長く交流のあるわけでもないおじいちゃんが助けてくれるし、勝った時に地元民から拍手までしてもらえる。
そして、ヴィダルゲルトはもう命を奪わないと勝てない人間ではなくなっているどころか、鉄仮面(偽)の手当てまで手を回す気の利き方。
もう汗まみれの道着をヒカセンに手渡したヴィダルゲルト君はそこにはいません。
なにより、こうして70クエで覚えるのが初めての全体バフである桃園結義というのがいいですね。
これまでモンクは自分のバフしか覚えないのですが、ここでついに全体バフ、人を強くする力を手に入れる。それは守るための力でもあり、他人を守る・強くすることは自分にも良い形で帰ってくる(データ的には闘気スタック)というのが強くメッセージ性を持っていると思います。
全体的にモンククエは一人の若者の成長物語として非常に面白く、暗黒クエと同じぐらい評価されててもいいと思うのですが、ネタにする風潮が多いのが悲しい...となって70クリアした勢いで書いてます