この物語はやる気のないララッ娘冒険者と、リテイナーによるダラケタお話なのん(ﾟДﾟ;)
登場人物
ぷり ：ららっ娘
プリリ：リテイナー
・・・・・・・・
ぷり 「(*'▽')！？」
ぷり 「ウチの日記が
“注目日記”になってるのん(*'▽')！！」
プリリ「おおー」
注目日記に取り上げられました↓
＜大興奮＞ スク水なのん( *´艸｀)！！ ＜もっちりぼでぇ～＞ぷり 「話題の
“スク水”日記( *´艸｀)」
プリリ「便乗したんですね」
ぷり 「(*'▽')」
ぷり 「(￣ー￣)」
ぷり 「最近、
抱っこしてくれるフレもいなくなって・・・」
プリリ「甘えっ子」
ぷり 「モチベが
減ってて・・・」
ぷり 「
リテイナーに“
スク水”着せて・・・」
ぷり 「
“ウチは一体何をしてるんダ”とか思ったりしたのんけど・・・」
プリリ「そう思うのなら、着せるのやめて下さい」
ぷり 「着せてよかった
“注目日記”( *´艸｀)」
プリリ「恥ずかしいんですが」
ぷり 「(*'▽')」
ぷり 「リテイナーって、
そういう商売なのんよね(*'▽')？」
プリリ「何の商売だよ」
ぷり 「
はっ(*'▽')！」
ぷり 「別世界のウチの
記憶が蘇るのん(・∀・)」
プリリ「何それ」
ぷり 「そうか、そういう事なのんね(￣ー￣)」
～～
それは、
暑い夏の日の放課後。
友達Ａ「どうしたの？ カナメちゃん、帰ろうよ」
カナメ「・・・」
カナメ「ウチの水着が
無くなってる」
友達Ａ「！？」
帰ろうとしていた人を呼び止め、緊急クラス会議が行われることになった。
私の名前は伏せられ、先生が事件の説明をする。
先生 「“体は子供、頭脳は
大人(アダルト)！”犯人は、だぁ～れだ？」
場を和ませたいのかどうなのか分かりませんが酷いギャグを飛ばした後、クラス全員を机に伏せさせ「心当たりの人は手を上げなさい」と、よく見るドラマのように先生は言った。
こんなんで犯人が手を上げるのでしょうか。
ちゃんと伏せてない人もいるでしょうに。
伏せてるふりをして教室を見ると、誰も手を上げる人はいなかった。
先生はクラス全員を見渡した後・・・
先生 「“犯人は
ヤス”！」
と、言った。
それが何のことなのか理解するのには少しネタに詳しくならなければなならなかったが、下校の解放感を止められた生徒にはそれなりに受けが良かったようで面白い思い出になったに違いない。私以外は。
友達Ａ「“ヤス”って誰なんだろうね？」
カナメ「・・・」
友達Ａ「カナメちゃん、大丈夫？」
カナメ「・・・」
カナメ「ウチ泳げないし、水着無くなって丁度いい」
友達Ａ「そ、そんなことないよ！？」
カナメ「泳げないのは事実」
友達Ａ「違うよ！ 水着が無くなって良いなんてない！」
カナメ「・・・」
たしかに窃盗だ。
欲しかったら売るから
１０倍の金払え。友達Ａ「カナメちゃんの
スク水はね・・・」
友達Ａ「“カナメちゃんが本当に困ったときに、絶対に
助けに来てくれる”んだよ！」
カナメ「・・・」
“犯人はヤス”より理解に苦しむ。
友達Ａ「“困ったときに手を差し伸べてくれるのが、
本当のスク水”なんだよ！」
カナメ「・・・」
何言ってるんだろう。この子。
ああ、そうか・・・
カナメ「それを言うなら“スク水”じゃなくて“友達”でしょ」
って、ツッコミをして欲しかったのね。
友達Ａ「
“スク水”のままでいいんだよ！！」
本当に何を言ってるんだろう。
その友達とはそれっきり。名前すら憶えていない。
この事件も私にとってたいしたことじゃなかったようで、先日まで思い出すことはなかった。
そう“注目日記”になるまでは。
ＦＦ１４のモチベが下がった時・・・
つまり“困った時”に来てくれたのが“スク水”だったって、本当の事だったんだ。
あの友達の正体は
“ＦＦ１４の精霊”だったのかもしれない。
～～
プリリ「いいえ、
スク水を盗んだ犯人(ヤス)です」
ぷり 「(・∀・)」
