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旧から新への立て直しの舞台裏を垣間見た、本「吉田の日々赤裸々。」(吉田 直樹(著))

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 吉田 直樹氏(FF14のプロヂューサー兼ディレクター)がFF14について書いている本があると知り、「吉田の日々赤裸々。~『ファイナルファンタジーIV』はなぜ新生できたのか~」を読んでみました。

 「『FFIV』から『新FFIV』までのあいだに、スクエア・エニックス車内と「FFIV」開発チームにとって、どんな出来事があったのか、それが“赤裸々に”綴られているのが本書です。
(本書より)

 私がFF14を始めた時は、既にFF14の漆黒が発売される前でした。
 そこから、FF14にハマっていったのですが、過去のFF14の歴史も気になっていきました。先輩ヒカセンたちとの会話やHPなどから、昔のFF14の話を聞いたりしたものです。
 そして、その製作側のお話が、この本で知ることができました―――旧FF14から新FF14までへの展開の開発側の話が、本書には書かれていて、すごく面白かったです。

 ゲームを扱う週刊「ファミ通」に、隔週連載で掲載されたコラムを本にした形です。連載の1~44回特別編特別企画「新生秘話」が収録されています。
 特別企画の「新生秘話」では、吉田氏と髙井 浩氏と皆川 裕史氏の対談が楽しめ、「FFIV」復活への裏で繰り広げられていた、経営陣と開発者たちの苦悩や葛藤が描かれていました。
 内容は、旧FFIVから新FFIVに向けての開発の裏側がいろいろ取り上げられていて、すごく興味深い内容となっていました。


  今では、当たり前のようになった「PLL」(プロデューサーレターライブ)の成り立ちといった話や製作の裏側の話の他に、2012年11月11日に行われた「旧FFIV」のサーバーシャットダウン(クローズ)の舞台裏の話は読んでいて、経験してないまでも熱いものを感じました。
 少しここに書くと、モンスターが都市を襲って、街の中へと侵入し、暴れまわる。そのモンスターをヒカセンたちが連携してモンスターに向かっていくという展開。詳しくは書きませんが、当時の雰囲気が伝わってくるようで、ジ~ンとくるものでした。製作側とプレイするヒカセン側のどちらもその展開を楽しんでいるのがわかりました。

 興味深かった製作の裏側の一コマでは、旧FFIVの立て直しの際の現状分析で「理想-現状=問題」という方程式をあげていました。
 開発コアメンバーが調査してくれた現状と、吉田氏がひとまず出した理想の比較することで、問題が浮き彫りになる、という「理想-現状=問題」。
 吉田氏は「本来はどうあるべきかを考え、現状を正しく分析し、ひとつずつでも改善すれば、地道ではありますがゴールに向かうことができます」(本書より)と書いていますが、すごく大切なことだと思います。
 最後に吉田氏は「けっきょく、当たり前のことをするだけなんだよなぁ」と思うと同時に、「当たり前のことがいちばん難しい」と書いているのも、、、確かに(笑)。

 製作の話が書かれつつ、自己啓発などといった面もあり、吉田氏の考えなどもいろいろ書かれていました。
 例えば、「困難にぶつかった場合は、いったん立ち止まってみて、何が困難なのかをしっかり定義することをお勧めします。自分に対して質問をし、それに回答していく、というのが非常に効果的です」(本書より)。
 「自問自答しようとしたとき、自分が満足のいく回答を得ようとしたら、定義をはっきりさせるために、問題や困難の分析をしようという意識が働きます。結果、問題の要因が細分化され、やらなければいけないタスクが細かく見えてきます」(本書より)。
 困難にぶつかったら、一度立ち止まって分析してみる。そして、その分析は自分に対して質問し、その回答が自分が納得できるところまで考えてみることが重要だということだと思いました。納得できるところまでくると、問題に対してその対策、細かいやるべきことが見つかってくるのだと。

 その他には、ゲーム業界に興味がある人へのアドバイスも(笑)。
 まずはPCを買って「FFIV」なりゲームを嫌ってほどプレイして、PCを扱えるようになる。その後、プログラムを書く
 本書ではもっと詳しく書いているので(笑)。これは、お子さんがゲーム業界に興味があるという親の相談を受けたことへの吉田氏の回答で、「まずお子さんにPCを買ってあげましょう! そして、『FFIV』を与えて、嫌ってほどプレイさせて、PCを扱えるようになってもらいます。その後、プログラムを書くように勧めましょう!」(本書より)。
 なるほど! ゲームが好きでやりこめば、そのゲームやその先には、ゲームがどうやって成り立っているのか、などまで知ろうとするかもしれませんね。


 製作の裏側だけではなくて、他にも様々なエピソードが書かれており、自己啓発やちょっとした吉田氏の思ったことなども盛り込まれていました。
 製作の裏側という点ではなく、吉田氏の文章センスもよくて、読みやすく楽しめる内容となっていました。
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