今日は少し祖堅さんの音楽の話を。
と言っても、FF14に限って言えば曲が膨大にあり過ぎて、全て把握できていないがために色々と見当違いなことを言ってたらすみません。
■新生~漆黒
祖堅さんの曲、良い曲多いですよねぇ。
個人的には好みとは違う音楽が多いので、正直ヒットする曲は少ないのですが、
ヒットする曲はすごいヒットします。
新生の頃は正直どれもパッとしないなぁって思っていたんですけど、蒼天、紅蓮、漆黒と向かうにつれて良いと思う曲は増えてきました。
特にメロディーは、新生と比べて蒼天・紅蓮・漆黒では力強さや存在感が徐々に増してきていると感じて、さすが植松さんを尊敬されているだけあると思いました。
■冥き水底
漆黒のテンペストで流れる人気曲ですね。
音楽はよく時間芸術ともいわれますが、
音と音の行間でこれだけ語れる音楽は、なかなか無いですよね。
海の底を感じさせるピアノの打鍵とサスティーンをあれだけ効果的に演出させられるのはさすがです。
海の底に漂い、飄々とそびえ立つ街と人
時計を思わせる秒針の刻みから時の流れを辿らせ、
不可逆的な時間概念に対し、信念を変えることなく過去と未来を俯瞰して見ながら、
過去ではなく未来を変えるために、悲観する。
ニヒリズムチックでありながら、クラシカルジャズといったある意味で権威主義的な音楽との対比が、エメトセルクの葛藤を思わせます。
と、思わずポエム臭くもなっちゃいます。
深くストーリーを追えていないので適当です、すみません。
ともかく、色んな事を考えさせてくれる曲でした。
この曲のバンドアレンジであるウォーリア・オブ・ライト討滅戦の曲とか、よくこんな曲をバンドアレンジとして上手く混ぜ込めたなぁと思いました。
歌物楽曲の際にその練度をみる上で「ハモリの生かし方」は重要な要素の一つなのですが、まあ素晴らしいですよねぇ。
このお方はきっと、作曲も素晴らしいのですが、アレンジ力の方がすごいのではと思った次第です。
■パクリ疑惑
過去の曲とかでパクリ疑惑があったようで、色々と聞いてみました。
かなり似ていますね(笑
まあでも、このご時世全く似てない曲を作ることなんてかなり至難の業で、知らず知らずといったこともあるかと思います。
聞いた限りで著作権違反にはならないのかなっとは思いますが、そんなのプロじゃない、という意見もあると思います。
作曲家の基本的な作曲能力の土台は、過去先人が作られてきた音楽で構築されています。
それこそ先人の1曲1曲を散々聞くし分析します。それでもやっぱり、ある程度何月が経つと気づかずにそれらの曲に寄せてたなんてしょっちゅうです。
それで、作った曲が盗作にならないか、そういったことにも割とシビアに考える方が作曲家には多くいらっしゃいます。
いまはSoundHoundやShazamといった音楽認識アプリとかで類似楽曲の検索が簡単にできますが、難しいですね。
それに、PLLでもよくご本人がおっしゃられていますが、納期2,3日前に修正案件が出されるとか、理不尽なスケジュールだとか。
もし似すぎていることに気付いたとして確認する時間や修正する時間はほとんどなかったのだと思います。これもまたプロとしての葛藤でしょう。
ともかく、これだけの曲数を制作されたのは、感服するばかりです。
■オーケストラコンサート
もしオーケストラコンサートを開催するならば、バンド付きのオーケストラ一択ですね。
選曲も、個人的には紅蓮、漆黒メインでやりたいです。
その理由としては、あまりFF14を知らない方でも楽しめる曲が多いのが紅蓮と漆黒の曲群だと思うからです。
新生も、いい曲は多いのですが、聞き慣れ補正がかかっている曲ばかりなので、インパクトは薄いのかなとは思っています。
もちろん、来場者様の多くはFF14をやり込んだ方々だと思うので、要所で重要な新生・蒼天の曲はプログラムするべきとは思いますが、
基本は紅蓮、漆黒メイン。
やりたいなぁ。
■FF16
FF16のPVみました。音楽は祖堅さん絡んでるっぽいですね。
コード進行が蒼天、紅蓮、漆黒の重要な曲でも似た形で一部使われています。
までもよくあるコード進行なので違う方がオマージュしただけの可能性もありますが。
もし祖堅さんなら、FF14をオマージュさせてるあたり(オマージュと呼べるか微妙なレベルの寄せ方ですが)、
ストーリーとかもFF14を絡ませてくるような場面があるかもしれませんね。