『Guardians』の皆さん、こんにちは!
マスターのヨーコです。
幣CWLSのコアメンバー3人体制による日記更新が始まっています。
お二人とも精力的に記事をアップしてくださり、有り難い限り。
私は相変わらずの遅筆ですが…がんばります_(:3 」∠)_
-------
さて、今回のテーマは
「レベリングIDのまとめ進行」に関するお話です。
以下の流れでお送りいたします。
【レベリングIDではまとめるべきではない ~ 前編】
≪なぜレベリングIDではまとめるべきではないのか?≫
1. ILに余裕がない
2. 要求される立ち回りの水準が高く対応が難しい
3. いちばん苦しい思いをするのはヒーラーである
4. 超ハイリスク、超ローリターンである
≪エキルレIDやカンストIDではまとめてもいいのか?≫
1. ILに余裕がある
2. 要求される立ち回りに対応できる
≪前編総括≫
【レベリングIDではまとめるべきではない ~ 後編】
≪提案1:「まとめない」という選択・決断をしよう≫
≪提案2:まとめ進行をしてもいいか(希望するか)聞いてみよう≫
≪提案3:改めて「タンク」というロールの役割を考えてみる≫
≪総括・まとめ≫長くなりすぎて前後編という形になりました。
今回は前編をお届けします。
(2022/09/25)
後編を公開しました。
-------
おことわり・本件は、あくまで私の一個人の見解あるいは意見です。
また、特定個人・特定コミュニティを非難するような意図はございません。
予めご理解ご了承の程、お願い申し上げます。
・各用語を詳しく解説はしませんので、
気になるけど分からないという方は、ご自身で調べる等、ご対応ください。
・超長文です。ご了承ください。
レベリングIDではまとめるべきではない ~前編
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄最近、
IDでのまとめ進行が非常に多く見られます。
それも、エキルレIDや50607080ルレ(以下カンストルレ)IDで「ではなく」、
レベリングルレの対象ID、いわゆる「
レベリングIDで」です。
結論から言えば、テーマタイトルの通り、
レベリングIDでは、まとめ進行はするべきではありません。レベリングIDでのまとめ進行は、
他のメンバー(特にヒーラー)に、
「ID怖い、もう行きたくない」という
トラウマを植え付けている可能性があります。
ひょっとすると「もうFF14は怖いからやめよう」と、
引退に追い込んでいる可能性すらあります。
そこまでではなかったとしても「IDは辛い」と一定のストレスを与えている可能性は高いです。
また、いわゆるまとめ記事等で「
まとめないタンクは下手」というような内容を見て、
それを鵜吞みにしてしまい「そういうものなんだ」と深く考えずまとめ進行をしている方は、
一定の層から
むしろ「このタンクは下手だな」と思われてしまっている可能性があります。
もしも、あなたがレベリングIDで明確な確証や根拠もなくまとめ進行をしているとしたら、
あなたはそのために、(意図せずとも)
誰かを精神的に追い詰める加害者となっていたり、
上手でありたいと望んでいるのに
逆にネガティブな評価を下されているかもしれないのです。
本意ではなく意図したものでもなければ、それらはとても残念だし、悲しいことですよね。
とはいえ、今時点で上記に思い当たるところがあり、「そんなタンクにはなりたくない…」
と思われる方は、以下の内容をぜひ心して読んでいただき、行動を改めていただけると幸いです。
≪なぜレベリングIDではまとめるべきではないのか?≫これには明確な
4つの根拠があります。順番に説明します。
1. ILに余裕がない(IDの水準に対して)レベリングIDでは突入の際に、自キャラのレベルと装備ILが制限されます。
ID毎に突入可能レベルが設定されており、その枠内でIDに挑戦することになるわけです。
例)
Lv47ID(霧中行軍 オーラムヴェイル)
突入可能レベル:47 (下限、IL47?)= HP:
3,566 ~49(上限、IL49?)= HP:
3,981例えば47ID(霧中行軍 オーラムヴェイル)の場合、自キャラのレベルが49であれば、
突入可能レベルの上限ということで、下限と比較すれば多少パラメータに優位はありますが、
実は、HPだけ見ても「下限と上限でほとんど差はない」ということが分かるでしょう。
つまり
「レベル上限であっても(パラメータ的な)余裕はない」ということです。
一方、
エキルレIDやカンストIDの場合、レベルは都度のカンストレベルで固定となりますが、
このカンストレベルには、各シリーズの終盤に実装されてきた
高IL装備(※)が存在します。
これを装備して臨めば、IDの水準を大きく上回るパラメータを有することができます。
例)Lv50ID(旅神聖域 ワンダラーパレス)※ILシンクあり
突入可能レベル:50(下限、IL45?)= HP:
3,882 50(上限、IL110)= HP:
6,366(※)いわゆる
トークン装備を指す。
レベル50ではガーロンド一式、レベル60ではイディル一式、等。
例えば50ID(旅神聖域 ワンダラーパレス)の場合、レベルは上限下限ともに50ですが、
ILの上限は110となっており、この時のHP値は、下限と比較して倍近くもあります。
同IDにおいては、
レベル上限であればパラメータ的には相当に「余裕がある」と言えるでしょう。
これが、エキルレIDやカンストIDならまとめ進行が許容される理由のひとつです。
つまり、上記のように
まとめ進行は「ILに余裕がある(=パラメータがIDの水準より高い)」
という背景があればこそ、はじめて成立し得るものだということです。
一方、
ILに余裕がないレベリングIDでのまとめ進行は、はじめから大変なハンデがあるわけです。
具体的には、ILに余裕がないため、被ダメは大きく、殲滅は遅く、回復量も物足りない状況です。
その中でヒーラーは、タンクを、ひいてはパーティを支えることを否応なく強いられるのです。
2. 要求される立ち回りの水準が高く対応が難しい(全ロール)レベリングIDでのまとめ進行下では、ヒーラーは以下のような行動を求められます。
・「ロールの役割を正しく認識した適切な立ち回り」をする
・その時使える「すべての」スキルを「ひとつも腐らせることなく」使う
・スキルは「迷わず迅速に」使う
・スキルの効果を「正しく把握したうえで状況に応じて効果的に」使っていくなぜ、これほどの出来を求められねばならないのか。
それはとても単純です。というのも、
これくらいの立ち回りができなければ、前述の通り大きなハンデのある中で、
タンク(とパーティ)を支えきることは難しいからです。
これはまさに「(私が思う)
エンドコンテンツに準ずるレベルの立ち回り」です。
これができれば、エンドコンテンツに挑戦してよい、と言える水準のものです。
レベリングIDでのまとめ進行では、それだけの行動をヒーラーは求められるのです。
そして実は(というか考えてみれば当然のことですが)この水準の立ち回りは、
タンクとDPSにも同じように求められます。でなければ、まとめ進行は成立しません。
ヒーラーだけが頑張ればどうにかなるものではないのです。
ちなみに、タンクに求められるその水準の具体的な行動とは、私が思うに以下の通りです。
・DPSとヒーラーの足並みを確認しつつ、一定の遠隔距離から攻撃開始
・すべての敵のヘイトを速やかに回収(漏れてもすぐに気付いて拾う)
・すべての敵のヘイトを維持したまま次の敵グループのヘイトも速やかに回収
・DPS,ヒーラーが全力を出せるタンクとしての立ち位置をキープ
(常に敵の背中が向いている、範囲攻撃が当てやすい敵の配置になっている等)
・すべてのバフを駆使して被ダメージを最小限に抑える
・上記に並行して、すべてのスキルを駆使して最大限の攻撃を継続する
・各敵グループを考慮したバフローテーションを組み、計画的にバフを使うこれも正直、エンドコンテンツに準ずるレベルであろうと思います。
しかし、
いずれの項目も、欠ければヒーラーやDPSに一定の負担をかけることになります。
まとめ進行時には、タンクはこれらを自主的に意識して実践し続けなければなりません。
【
TIPS:DPSに求められる立ち回り】
Cliquez pour afficherCliquez pour cacher
さて、タンクとしてまとめ進行を決断するあなたは、
これを自信を持って「できる」と言えるでしょうか? また実際にできるでしょうか?もっとも、できなくても何ら不思議ではありません。できる人の方が少ないはずです。
いくら最近エンドコンテンツをプレイする人が増えたとはいえ、そうでない人の方が大半です。
ましてや、レベリングIDに来るということは、申請ジョブは練習中の人がほとんどでしょう。
そんな中でまとめ進行を決断することがいかにリスキーであるか、想像がつきますでしょうか。
また、それ以前に、
あなたはヒーラーに強いる立ち回りに応え得る立ち回りができるでしょうか?3. いちばん苦しい思いをするのはヒーラーである(タンクではない!)前述した、ILの余裕、求められる高い水準の立ち回り。
これらが不足していた場合に生じる
負担を一身に背負うのは誰なのか?ここまでの内容を読んでいただいて、お気付きの方もいらっしゃるでしょう。
そう、
ヒーラーなのです。
なんということか、まとめ進行を決断して実行する
タンク(自分)ではないのです。
しかも、万が一まとめ進行に耐え切れずパーティが全滅してしまった場合、
それは、
さもヒーラーの責任であるように見えてしまいがちです。なぜなら…
タンク :
最低限ヘイトを集めていれば役割を果たしている(ように見える) DPS :
とにかく攻撃し続けていれば役割を果たしている(ように見える) ヒーラー:
全滅という結果であるゆえに役割を果たせていない(ように見えてしまう)というわけです。こんな理不尽なこともなかなかありません。
仮にまとめ進行が成功したとしても、その心労は結構なものです。
ましてや、うまくいかなかったときの精神的なダメージは、それは相当なものでしょう。
個人差はありますが、真面目な人や経験が浅い人ほど、真正面から受け止めてしまいがち。
少なくとも
「支えきれなかった」という現実は、ヒーラーにとって重いものです。
その状況で、冷静にロジカルに自分の外側に原因を見出すことは、簡単なことではありません。
ヒーラーをそのような状況に立たせるのは、まとめ進行を決断するタンクなのです。
さらに言えば、レベリングIDでのまとめは、繰り返しているように、
最初から大きなハンデがあり、かつフォローも必ずしも期待できない、分の悪い勝負です。
ヒーラーにしてみれば概ね
「さあ、苦しんでください」と押し付けられているのと同義です。
レベリングIDでのまとめは、ともすればそういう行為である。まとめを決断し実行するタンクの皆さんには、そのような認識はあるでしょうか?
4.超ハイリスク、超ローリターンであるここまで、レベリングIDでのまとめ進行がいかにリスキーであるかを述べてきました。
では一方、そこまで一生懸命に実行しようとするほどの、大きなメリットはあるのでしょうか。
まとめ進行のメリットを考えてみましたが、
言ってしまえばこれだけではないでしょうか。
・攻略時間の短縮
・通常より難易度の高い立ち回りを強いられる楽しさ
・一気に殲滅できる快感
・上手に捌ければカッコよく見える(かもしれない)
まとめ進行のデメリット、リスクの大きさはお伝えしてきた通りです。
それに比べて
得られるメリットのなんとささやかなことか…。
それほどまでに時間を縮めたいという方は、今は遊ぶ時ではないのではありませんか。
高難易度を欲するという方は、エンドコンテンツに行って求めてはいかがでしょうか。
あるいはそのような遊びがしたい身内の方同士だけで済まされてはいかがでしょうか。
ともすれば誰かを傷つけてしまうリスクを負ってまでやることではないと、私は思います。
-------
以上の理由から私は、
レベリングIDでは、まとめ進行はするべきではないと考えます。
デメリットとリスクばかりであることが、少しでも伝われば幸いです。
≪エキルレIDやカンストIDではまとめてもいいのか?≫ここまで「レベリングIDでは」という前提でお伝えしてきました。
「それならレベリングIDでなければ、エキルレIDやカンストIDではまとめてもいいのか」ということになるわけですが、結論としては、
状況次第では許容されると考えます。
それはなぜでしょうか。
1. ILに余裕がある(場合がある)前述した通り、
まとめ進行においては装備ILに余裕があることが不可欠です。
そして、エキルレIDやカンストIDは、タンクを含めたすべてのメンバーが、
これまた前述の
高IL装備でコンテンツに参加されることが期待できます。
その場合は、
パラメータ的に大きなアドバンテージを持つことができ、
結果的に難易度が相当に緩和されるため、まとめ進行を検討してもよいでしょう。
ただし、一部のエキルレIDやカンストIDには、ILシンクが設定されています。
この場合はパラメータが若干抑えられるため、注意が必要です。
2. 要求される立ち回りに対応できる(見込みがある)これも前述した通り、
まとめ進行においては高度な立ち回りが要求されます。
その点、エキルレIDやカンストIDでは(もちろん一概には言えませんが)、
レベリングID(でのある種の練習)を経て
一定の立ち回りのスキルを獲得した方、
トークン目当てに参加する
エンドコンテンツ勢の方が一定数いることが期待できます。
目に見えないものであるため、実際にまとめ進行を始めてみて、
体力の減り具合や殲滅速度から判断するとよいでしょう。
-------
以上の理由から、
エキルレIDやカンストIDでは、状況によっては、
まとめ進行は、そのリスクを抑えながら実行できるものになり得ます。
ただし、他メンバーの装備を確認したり、体力の減り具合や殲滅速度を見て、
まとめ進行が難しい(ヒーラーの負担が大きくなることが避けられない)と判断した場合は、
速やかにまとめ進行を中止するべきだし、判断できるようにしておきたいところです。
その判断を確かなものとするためにも、まず
自分(タンク)の立ち回りを、
前述の内容のようなレベル感で常に発揮できるようにしておくことは、重要なことです。
そうすることで、
懸念事項がひとつ減るとともに、変化に気付きやすくなるからです。
もしまだ自分がその水準にない、判断も難しい、と感じるようであれば、
エキルレIDやカンストIDであっても、まとめ進行はしない方が賢明でしょう。
「まとめない」という選択ができることも、とても重要かつ大事なことです。
自信を持って通常進行していただければと思います。
≪前編総括≫なぜか近年、ID進行は、その種類(エキルレ・カンスト・レベリング)を問わず、
いつの間にか「とりあえずまとめるもの」になってしまっている感があります。
拡張パッケージの実装等のアップデートに伴い、ジョブ性能や戦闘システムの緩和措置が行われ、
確かに、以前よりは戦闘が(過去と比較して)シンプルになり、易しくなった面はあります。
しかし、それでも
何も考えずに「とりあえずまとめておけばよい」ということは有り得ません。念のためですが、まとめ進行そのものを否定するつもりはありません。私もまとめ進行はしています。
私がお伝えしたいのは
「まとめ進行をしてよい状況かどうか」は適切に見極めなければいけない、
ということです。その理由はお伝えしてきた通りです。
適切な知識・実力と、経験則に基づく判断。これを欠いたまとめ進行の決行は、
ある種の迷惑行為です。
そしてまた、
無責任にまとめ進行を煽る言動や情報の発信もまた同様である、と言えるでしょう。
冒頭「まとめないタンクは下手」という声があると申しました。
皆さんはもうお分かりですよね。「まとめないタンクが下手」なのではありません。
「まとめてよい状況かどうかを考慮しないタンクが下手」なのです。
その点を踏まえて、ご自分がタンクを務める際、
ID進行はどうするべきなのか、今一度考えてみていただけると幸いです。
----------------------------------
前編の内容は、これにて以上です。
長々お付き合いいただき、ありがとうございました。
次回、後編は、現状はびこる「まとめ進行を推奨する風潮」にどう対処していくべきか、
についてお話しします。
どうぞお楽しみに!
(2022/09/25)
後編を公開しました。
【日々是タンク道11】レベリングIDではまとめるべきではない~後編【タンク愛好会Guardians】----------------------------------
【関連リンク】
◆
【タンク愛好会 Guardians】日々是タンク道 バックナンバー【リンク集】◆
【タンク愛好会(タンク部)CWLS】『Guardians』活動概要◆
【タンク愛好会 Guardians】ガーディアンズレター&活動記録【リンク集】◆
【タンク愛好会 Guardians】タンク練習に必携!役に立つ読み物【リンク集】
・都度の最大火力を出せるスキル回しを把握しており、すべての局面で実践できる
・回避不可な攻撃以外で被弾しない(不要なヘイトを取る行為を含む)
・すべてのスキルをフル活用し、状況に応じて適切に使用する(軽減等も含む)
・常に最速で殲滅することを追求する
一見シンプルに見えますが、故に逆にシビアであると言えます。
ノーマルコンテンツではスルーされがちですが、責任の重さはタンクやヒーラーと変わりません。
その責任をいかに強く自覚し、ストイックに追えるかを問われるロールであると言えますね。