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弔風のカトレア第十八話「粛清の予感」

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自分の運の悪さをつくづく呪いたくなる。
レンテの涙の隠れ家へと向かう道中、私たち三人は帝国軍の斥候に捕まっていた。

「もう一度聞く。お前たちは何の目的でこの森へ足を踏み入れた」

「その問いには、さっきも答えただろう。俺たちは狩に来ただけだ。貧乏な難民キャンプじゃ、飯を買う金すらねぇ。だからこうして、戦えるやつが飯の調達をしてんだって」

「貴様らのような装備の狩人がいるものか」

「あぁーあ、聞いちゃいねぇ」

キリシロがこの場を切り抜けるため帝国兵とやり取りをするが、全くもって取り合ってもらえない。

どうしても、私たちを悪者にしたいようだ。

ガチャガチャと音をたて、斥候の背後から白い鎧を身に纏った女性が姿を表す。

あれは上官か。
まずったなぁ。
どんどん話がこじれていく。

「いつまで、そんなやつらに手間取っている!」

「申し訳ありません。リウィア分隊長。いましばらく……」

「お前は宛にならん。私がやる」

「ハッ……申し訳ありません」

リウィアと呼ばれた女が、私を睨む。
背筋に寒気が走るのを感じる。

「単刀直入に聞く。貴様らレジスタンスの一員か?」

「いいえ」

「嘘じゃないな?」

「帝国の士官相手にホラを吹くほど俺たちの肝はすわっちゃいねぇよ」

「口の聞き方には気を付けろ。貴様たちの生殺与奪は私が握っていることを忘れるな」

「物騒なこって」

「まぁいい、くれぐれも私たちに逆らわないことだ。反乱など、我が帝国の前には無意味なのだから………退くぞ」

そう言い残し、リウィアは帝国兵を引き連れて、私たちの前から姿を消した。

反乱。
先程の彼女の言葉から察するに、レンテの涙の計画は漏れている。

キャンプの意向を伝えにレンテの涙と接触するのは、やめておいた方がよさそうだ。

ぎゅっと。メリエッダの小さな手が私の服を握りしめる。
帝国兵との緊迫したやり取りは、彼女にとって、恐ろしいものだったのだろう。

「一旦キャンプに引くべきかな」

「だろうな。下手にうろついて、帝国とのいざこざに巻き込まれる訳にはいかねぇ」

「仕方ないね。メリエッダ、残念だけど仕事はここで中断。キャンプに戻るよ」

「はい……わかりました……」

帰ってきた声には、何時ものような明るさはない。

「さぁ、作戦の練り直しだ」

メリエッダの手を握りしめ、キャンプへ続く道を引き返す。
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