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弔風のカトレア第八話「ラバナスタの悲運」

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ダルマスカ王国。
かつて、ラバナスタの地に王都を構え、千年もの間、独立を保っていたとされる国。

25年ほど前ガレマール帝国の侵攻を受けた王国は、見るも無惨に破れ去り、その王都はただの廃墟と化していた。

クガネ城主から受けた依頼のため、廃都を探して、数週間。
私とキリシロは、やっとの思いで廃都ラバナスタにたどり着いた。

「しかし、だ。……まいったねぇ、どうも」

物陰に隠れて、様子を伺う。

見えるのは複数の魔導兵器と帝国兵。
どうやら、彼らも何か探し物があるらしい。周囲を警戒しつつ、発掘作業を進めている。

「帝国があれだけ熱心に探してるんだ。お宝は確かに存在するみたいだね」

「どうしたものかねぇ……」

「隙をみて、廃墟の中に忍び込むしかないかな?キリシロ隠密行動は得意?」

「好きじゃあない。めんどくさいし肩が凝る。しかしまぁ、それしかないかぁ」

再び帝国兵の様子を伺う、発掘作業に必死で、こちらに気がつく様子はない。
こそこそ動けば見つからないだろう。

「よし、じゃあ行こう」

祖父からもらったとんがり帽子を深く被る。

ばれないように、慎重に。
体を屈めて、ゆっくりあるく。

こそこそと動く、エレゼンとヒューランの二人組。
十数分の時間をかけ、廃都の建物内へ侵入する。
なんとかうまく、切り抜けられたようだ。

「やれやれ」

ぱきぽきとキリシロが首を鳴らす。
忍ぶことが苦手なことがよくわかる。

「さ、早速お宝探しを始めよう」

廃墟の探索を始めようと一歩踏み出す。
しかし、踏み締めたはずの床が、あっけなく崩れた。

「のわああああああ」
「うっそおおおおお」

ドカドカッと大きな音をたて、私たちは地下に落ちる。
当然その音に反応した帝国兵が、廃墟にあいた大穴を覗き込む。
あ、今しっかりと目があった。

「…………!?何者だ!貴様ら!」

「……ははっ」

ひきつった笑いを浮かべて立ち上がり、全速力で走り出す。

「ついてねぇなぁ!」

「あぁもう!笑えないって!」

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