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Kaz Sunligt

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マヌケな勇者の小話5-2「偽物と鍋」

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※このシリーズは酒場の勇者の冒険譚(自称実話)を集めたものです。

マヌケな勇者の小話
5-2:偽物と鍋


同じ牢に放り込まれたエセ勇者は、
殴られたのか頬が腫れていた。
こちらを見て、にこりと笑い
「大丈夫か? 助けに来たからもう安心だ。」
この状況でそう言い張った。
思わず「ふざけないで!」と怒鳴った。


手は背中で、ロープで固く縛られていた。
勇者はこちらへ近づいたかと思うと、
後ろ手のまま…私のロープを解いてしまった。
自由な手で勇者のロープを解く私のほうが遅いくらいだった。
そして…エセ勇者は…
その場に寝転んで泣き叫び始めた。
「うわぁぁぁぁぁ!! やめてくれ、殴らないでくれ!!!!」


大声を聞いて下っ端がやってくる。
中と見ると驚いて「お前ら…何してやがる!?」と、
カギを開けて近づいてきた。
突然勇者は起き上がり、さっと下っ端の腰の剣を鞘ごと奪った。
そして、ぴしゃっと顔をはたいて、ニタリと笑ってみせた。
「はははははははは!! 今夜はホームランだ!! あーっはっはっは!!」
半ば笑い、半ば叫びながらエセ勇者は走り出す。
はたかれた下っ端は一瞬困惑しつつも、すぐさま勇者を追いかけた。
…私は、置いてけぼりだ。
はっと我に返り、入り口まで恐る恐る進んでいくと…
誰一人も海賊はいなかった。


ぼうぜんとしたまま町へ帰った。
帰って落ち着くと、当然、勇者のことが心配になった。
女将さんは
「よくわからないけど、なんだか大丈夫な気がしちゃうわ。」
なんて言っていた。
私の考えていた勇気とは、なんだったのだろう。
本当に、無事で済んでくれるのだろうか…?

翌日。ボコボコにされて縛られた勇者が浜辺に漂着していた。
恐ろしいことに生きていた。
鎧の下に、1枚の平鍋を持って。


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