2019 3 6 初稿
2019 3 9 文末に追記作成ただ過去作ファンだからという、第三者からすると大雑把でおよそ価値のない理由で挑んだものの、
散々に敗北を喫し、瓦礫の塔の頂上に登る事は能わずして終わる事となったシグマ零式。そんな身の程を弁えない、無知で高慢な挑戦に挫折し、一時の休止を挟みました。
しかし何の因果か復帰をしたのは2018年も末の事。そしてほんの出来心から甚だ愚かしくも懲りずに挑戦してしまったアルファ零式でありましたが。
遂に、遂にクリア致しました……!11月中旬の挑戦開始から数えること約4ヶ月、転機となった個人的な騒動から実に3ヶ月弱……
3月3日、めでたく零式踏破。本当に長い戦いでした。
また、「アルファ零式の踏破」と併せて目標としていた「一定の火力ラインを越える」事も、なんとか達成出来ておりました。ありがたい事です。
私事に近い内容ではございますが、諸々の事情も鑑み、また私自身のひとつの区切りとして改めてご報告致したく、恥ずかしさを覚えながらこの日誌を記します。
ゼロ以下のスタート、蘇るトラウマ、コンテンツ中の苦痛の連続。
それら一切合切を咀嚼し、引っ掛かりながらもなんとか飲み込み、反芻し、少しずつ歩みを進めて。
無事、達成する事と相成りました。長い戦いと前述しましたが、終わってみればあっという間だったような気もします。
言いようのない高揚感と浮遊感。色々なしがらみに決着をつける事の出来た事への安堵。夢じゃないかと思い返してはロドストを開き、
バトル「被検世界アルファを完全制覇せし者:ランク1」をコンプリートしました。 燦然と輝く(ように見える)実績を見て、目尻を下げる、なんてことを繰り返していました。
お陰でその日は中々寝付けず、翌日寝坊しそうでした。
目標を達成した今、あまり輝かしくもなかった道程を振り返りましょう。
終わりよければ総て良しとは言いますが、正直に申し上げてしんどい事の連続でありました。
無謀にも「アルファ零式の完全踏破」を目標に打ち立てた事を非常に後悔した事もありましたし、オンラインゲームなんて手を出さなければ良かったと思う事も……自業自得とは言え、人の目をひたすら気にしながらエオルゼアを歩くのは中々心にくるものがありました。今になって振り返れば、自意識過剰の一言で済む愚かしい事であったと思います。
『こんな状況で、果たして零式の踏破など出来るのだろうか……?』そんな不安は常に付きまとっていました。
ただ、オンラインであるが故に救われた事もまた事実なのでした。Twitterを通して、些末な呟きにアドバイスをして頂ける方が居ました。視野狭窄に陥っていた私に、心強い指標を作って下さいました。
ご厚意で直接指導して頂ける機会にも恵まれました。こんな自分にここまでしてもらえるのは何かの間違いではないか、と疑う程の僥倖でした。
見ず知らずの私にわざわざTELLまでしてくれた方もいました。何を言われるのか分からず、震える手で返事をしたのを憶えております。
騒動に触れず、あえて知らない振りをして手伝ってくれる人が居ました。何のしがらみもない会話が、とても幸せな時間だと知りました。
知った上で、いつでも遊びましょうと声をかけてくれる方もおりました。寄る辺の無い私には、その心遣いがどれほど嬉しかったでしょう。
零式練習の中でこんな私とフレンドになってくれる仏のような方もいました。この出会いが無ければ、ここまでたどり着けなかったと言っても過言ではありません。
シグマ零式で挫けた後、アルファ編で零式への再挑戦を決めた時、誰も頼ってはいけないと思いました。無自覚だったシグマの時と違って、今は自分が迷惑をかける存在だという自覚があり、
そんな分際で誰かを頼るなどあってはならないと考えていたからです。更に付け加えるなら、過去ロドストで大恥を曝した経験のある身としては、人権なんて無いに等しいだろうとも思っていました。
そんな事で大丈夫なのか。否、大丈夫ではありませんでした。実際3層をクリアした……正確には出荷された時には、なんというか、結構なダメージを受けておりました。
大げさかもしれませんが、もう過去の宣言など全て反故にして、アカウント諸々消して辞めるかどうか悩む程に。
そんな苦い3層を越えた数日後、2月初週の事。
初めての3層消化こそなんとか出来たものの、4層の練習には足が向きません。
(3層でこの醜態なのに、4層なんて果たして挑んでよいものだろうか)
ずっとそんな事ばかり考えていました。
今でこそ「何事もやらなきゃ始まらない」と思い返す事が出来ますが、その時はただただ怖かったんですね。アルファ編より難易度に劣る(らしい)シグマ編ですら、
2か月を費やして前半すら越えられなかった自分ですから。
しかしいつまでもこのままではいけません。意を決して、PT募集を探します。
PT募集で募集要件を良く見ずにトラブルになる事が数多くあります。ですから何度も、何度も、何度も見返して、間違いなく「4層見学」と但し書きのある募集を発見。おまけに「初心者歓迎」の若葉マークもついている。
ここしかない! 私は「参加」のボタンを押しました。
結論から言うと、この募集で知り合ったご縁から零式の練習は少しずつ楽しいものへと変わる大事件が起きました。
アルファ零式に参加する中で、初めてフレンドが出来たのです。大事件というには表現が飛躍しすぎるきらいもありますが、PT募集はその時だけのお付き合い、というイメージを持っていた私にはかなり衝撃的な出来事だったんですね。本当に。
耐え難きを耐え、忍び難きを忍び……そんな苦行の如き気持ちが融けていったように思います。救われた、と言って良いかも知れません。野良で出会ったへったくそなプレイヤー捕まえて、フレンドにしよう!……なんて、酔狂な人などいるはずもないと思っていましたから。
とはいえ、事実そのご縁が最終的にこの零式踏破に結び付いた訳で。
クリア出来たという実績は勿論嬉しい事です。しかしながら、この
「喜びを誰かと共有できた、してもらえた」という事は、それにも勝る喜びがありました。結局の所、ここに至るまでに色々な方から手助けやらアドバイスやら頂いたので、当初の「誰にも頼ってはいけない」という無謀な誓いは達成出来なかったと言えます。ですが、それでよかったと思います。
結局、誰かと一緒に何かをやる、という事が嬉しかったのでしょう。
仮に野良でクリアしてしまったら、もしかしたら「解放された」という安堵の気持ちが勝っていたかもしれません。
独りでやらなくてはいけないと零式を始めておきながら、軸がブレまくっているのが良く分かると思います。弱い人間です。
いつも野良でやっていた私には、コンテンツのクリア後に写真を撮るという習慣がありませんでした。
詰まる所、これは初めての記念写真という事になります。
「記録を残したい」と思えるようになった出会いには、感謝しかありません。
涙が出るほど嬉しかったです。
零式踏破を目指す物語は終わりました。しかし私のFF14はまだ続きます。
最近、苦手としているDPSの練習を始めました。
具体的には黒魔導士をやっております。
「下手くその分際で何でそんなピーキーなジョブやってるの? 学習能力ないの?」ってご意見はごもっともです。お許し下さい……シリーズ通して好きなんです、魔導士の類が。
機工士も好きなので、いつかはきちんと使えるようになりたいですが、まずは黒魔導士を。
クソザコナメクジと言って差し支えないほどまだ下手くそですが、極々稀に上手く動けるときもあります。
些細な事ですが、やっぱり嬉しいです。
そういう小さな積み重ねが、これからのプレイのモチベーションに繋がればいいな、と。
いつかは色んなジョブでIDくらいには行けるようになりたいと思っています。ギャザクラもちょっとずつレベルを上げて、いつかは70カンストを目指したいですし、零式にかまけて全然絡めていないフレンドさんもいたので、これまでの分を取り返すくらいに遊びたい。インする時間帯の都合上諦めていた所もありましたが、深夜帯のフレンドさんも、これから少しずつ探したいとも考えています。もちろん零式の消化も、せっかくクリアしたので……心が折れない程度には、継続したいです。あと積んでるゲームがいくつかあるのでそれもやらせて下さい……やる事、やりたい事、なんだかんだ結構あるものです。
これをご覧になっている皆様とは、これから先何かの機会に出会う事があるかも知れません。
その時、私は一体何をやっているでしょう?
タンク? ヒーラー? DPS?もしかすると、皆様から見てまだまだ至らないへっぽこである可能性もあります。いや、恐らくそうである事の方が多いでしょう。
ただそれでも、その一期一会が楽しく過ごせるよう、下手なりに精一杯頑張らせて頂く所存です。
本来でしたらお一人お一人キチンとお礼をさせて頂きたい所ではありますが、その術を持たない私をどうかお許し下さい。
この場を借りて、お世話になりました方々へ、ただ一言だけ……
ご助言頂いた皆様、
お手伝い頂いた皆様、
日誌へコメントして頂いた皆様、
そしてこの日誌を読んで頂いた皆様、
本当にありがとうございました!!これからは、エオルゼアでのんべんだらりと過ごすWanderer Zweiを、どうぞよろしくお願い致します。
2019 3 9 追記:
過去に書かせて頂きました拙筆「零式において下手には下手なりに申し訳なく思う気持ちや、悩みもあるという事実をお伝えしたい。」にて、ご助言、激励、その他諸々のコメントをして頂いた方にクリアのご報告をさせて頂きたいと思い、今回この日記を綴らせて頂きました。
思い当たる方がもし身近にいらっしゃいましたら、一言「零式を踏破出来たのは、あなたの言葉のおかげです」と、お伝え頂けませんでしょうか。
こちらにコメントを残して欲しいという事はありません。ただお伝え頂くだけで結構です。
人探しの様な事をここにお願いするのは誠に恐縮ではありますが、もしよろしければご協力下さい。
何卒、よろしくお願い申し上げます。
文責 Wanderer Zwei(ワンダラー・ツヴァイ)2019 3 6 初稿
2019 3 9 文末に追記作成