FF14とは関係の無い話です
私はオーディオも趣味にしています。
NASに入れた曲を ネットワーク・オーディオプレイヤー
>DAC>プリメインアンプ>スピーカー
で聴いています。細かい機種名は割愛します。
ネットワークプレイヤーはかなり安いモノです。
このジャンルの製品は安いのか うーんと高いのしかないです。
そこでグレードアップしたくて
MUTEC MC-3+ というモノを買いました。独逸製です。LEDが39個もついていて かっこいいですw
https://www.hibino-intersound.co.jp/mutec/3684.htmlマスタークロック・ジェネレーター/ディストリビューターという高精度のクロックを
他の機器に供給する機器ですが、ネットワークプレイヤーもDACもクロック入力が無いので、
本機の特徴であるリクロッカーとして使いました。
といってもネットワークプレイヤーとDACの間に同軸デジタルケーブルで本機を接続
するだけです。
安いネットワークプレイヤーの鈍ったクロックの信号を鍛え直してDACに送る みたいな
感じです。
結果 音の定位が凄く良くなりました。ボーカルは真ん中に定位し、
各楽器の位置関係とかも明瞭になりました。
できれば、クロックもMC-3+から供給したいのですが、
残念ながら安いネットワークプレイヤーやDACにはクロック/ワードクロック
入力はありません。
なおDACはバーブラウンのPCM1792Aを各ch1個 計2個使ったもので
もう13年くらい前のものです。古いのですがDAC以降のアナログ部が
ミドルクラスのプリアンプ並みの凝った造りで(もちろんディスクリート構成)、気に入っています。
DACの出力以降完全バランス構成なので、XLRのバランス接続でアンプに送っています。
なおMC-3+ USBというUSB入力が追加された機種もあります。
https://www.hibino-intersound.co.jp/mutec/4876.htmlPCでオーディオをやってる方はこれをPCと外着けDACの間に
いれると音質が改善するかもしれません。
それなりの機材を使えばFF14のゲームサウンドも、もっと良くなるかも?
さらに上を目指すならMUTECに、とてもとても高精度のマスタークロックジェネレーターが
あるので、それをMC-3+に送り込めば、さらなる高音質化が望めると思いますが、
40万円とか65万円もしますので・・・・。無理ぽ
追補
水晶発振器/振動子
水晶の振動を元にした発振回路は、通信機器などの周波数信号源、
時計(クォーツ)のタイミング源、テレビのカラーバースト信号源
デジタル回路のクロック源として、膨大な数が使われています。
もちろんPCにもゲーム機にも使われていますね。
パソコンのクロック周波数の元は水晶発振子で作られています。
LC発振、CR発振、セラミック素子等の精度がせいぜい一桁%なのに対し
水晶発振ではppmオーダの精度です。ケタが違います。
水晶振動子の原理と構造 ~
水晶の組成は、石英(SiO2:二酸化ケイ素)。現実の水晶振動子は人工水晶。
結晶軸に対してどのような角度で切り出すかで、周波数温度特性や振動モードが
決まる。薄くカットされた水晶片とコイル、コンデンサなどの共振回路を
ワンパッケージに納めた製品が多い。
精度を保証するため様々なパッケージがある。温度の変化に敏感なため
発振子を恒温槽(オーブンと呼ぶ)に入れたものもある。断熱材で囲んで
ヒーターで暖め温度を一定に保つ。これをOCXO (Oven-Controlled crystal Oscillator)
恒温槽付水晶発振器という。恒温槽を2重にしたものもある。
これを含め 様々なタイプがある
TCXO (Temperature-compensated crystal Oscillator)
温度補償型水晶発振器
VCTCXO (Voltage Controlled Temperature Compensated crystal Oscillator)
アナログ電圧で振動周波数を制御できる温度補償型水晶発振器
DTCXO (Digital Temperature Compensated crystal Oscillator)
デジタル型温度補償発振器
ATCXO (Analog Temperature Controlled crystal Oscillator)
アナログ型温度補償発振器
VCXO (Voltage-Controlled crystal Oscillator)
電圧制御水晶発振器
TCVCXO (Temperature-Compensated Voltage-Controlled crystal Oscillator)
温度補償型電圧制御水晶発振器
OCXO (Oven-Controlled crystal Oscillator)
恒温槽付水晶発振器
DOCXO (Double OCXO)二重恒温槽付水晶発振器
OCVCXO (Oven-Controlled Voltage-Controlled crystal Oscillator)
恒温槽付電圧制御水晶発振器
RbXO (Rubidium crystal Oscillators)
ルビジウム発振器と時々同期を取るようにした水晶発振器
MCXO (Microcomputer-Compensated crystal Oscillator)
マイコン補償水晶発振器
TSXO (Temperature-Sensing crystal Oscillator)
CDXO (Calibrated Dual crystal Oscillator)
私が買ったMUTECのMC-3+は XO(デジタル補正型水晶発振器)を搭載している
そうです。
追補2
長期間の安定性/精度はセシウムやルビジウムなどを使用した原子クロックが最高。
これらの性能は、衛星など電源を入れたまま10 年といった長期にわたる運用で有用。
デジタルオーディオを目的とする使用からは、やや外れる。非常に高価だし。
オーディオでは、アラン標準偏差等で表される、もっと短い安定性や、位相ノイズ特性の方が、
年単位の長期安定性よりも大事。
そういう用途にはそれなりに作られた水晶発振子の方が良いみたい。
買える値段ではないが、MUTEC社の65万円のマスタークロックジェネレーターには、手作りの
高品位なOCXO から更に厳しい基準に従って選定された超低位相ノイズOCXOを選別搭載。
している。
レコーディング系のメーカーではアンテローブ・オーディオも有名
さらに高価な物として オーディオ系メーカーのもので
dCS社のVivaldi Clock(238万7千円)
https://www.taiyoinc.jp/products/dcs/vivaldi-clock/には高精度温度補正 Dual VCXOが使われています。
日本のTEACの高級オーディオブランド ESOTERICの
フラグシップマスタークロックジェネレーター
Grandioso G1X Gold Edition 税別210万(完全受注限定生産)
https://www.esoteric.jp/jp/product/g1x_gold/topには
最大サイズのSCカット・クリスタル振動子
SCカット(stress compensated-cut)
ATカットで問題となっていた急激な温度変化によって引き起こされる周波数変動
(熱衝撃特性)が少ないカット方法。
また大きい方が色々利点があるみたいだけど、値段が跳ね上がります。
真空断熱技術を用いた大型チャンバーにより、クリスタル振動子および
周辺回路の温度を安定化。専用マイコンにてプログラム制御された
ヒーターにより、きめ細やかな温度管理 と書いて有るのでOCXOかDOCXOに分類されるのでしょう。
その他 クリスタル振動子・回路・ヒーターそれぞれに専用電源回路搭載、
クロックを担う大型のトロイダルコアとシステム制御用EIコアの
Wトランス構成により、相互干渉を抑えクリーンな電流を供給するなど凝った値段相応の構成です。
など オーディオ用のマスタークロックジェネレーターには
主に水晶振動子が使われていますなのん。