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Mandragora [Meteor]

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多感な時期

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霊3月5日

 もう6日の昼だけど。
色々感じすぎて、どれから手をつけたらいいか分からなくなっちゃった。
どれも共通して「俺はこのまんまでいいのかな」「俺は良くても、周りはどうかな」
「周りがダメって言ったらやめるのか?」って言われたら、やめられない……?

逆に考えよう。

「何でそれをやりたいのか」

俺が楽しいから。俺が楽だから。俺がやりたいから。
俺俺俺。

 まァ、俺俺俺でしかないから、これでいいのかって考えてるンだよな。

「他人」って無数にいるンだけど、その、どの他人に合わせる気なのか。

全部の他人に合わせるのは無理だ。進みながら止まったり戻ったりはできない。
だから結局、俺がどうしたいかに集約されるンだが。
俺がやりたいコト、周りが認めてくれるか分からない……ってなってるンだな。

すっかり若葉のソレだなァ……。
ちょっと任務に出るダケで「ごめんなさい」ってなってた時の精神感だ。
「よく分からないケド、俺が足を引っ張ったンだ」って無根拠に思うやつ。
「分からないのが《察せないのが》悪いんだ」って妙に重圧を覚えてる状態。

……この場合「俺に認知できない何かがあるはずだ」自体が妄想なんだよな。
いや、あるかもしれないケド、認知できないモノは気にしきれないし。
何か分からないケド、何かあるかもしれないって、ずっと気にしてたら疲れる。
疲れてる。遊びたい気持ち、頑張りたい気持ち、そして疲れの三重奏。



「なんで、どうして。みんな自分の身を守らない?」



「自分の身を守るのは自分なのに、鍛錬を怠って他人に命を預けてる。
 自分に可能性なんか無いって諦めてるみたいで、見ていて死を感じる」



「努力なんて、戦いなんて、鍛錬なんて、馬鹿馬鹿しいことか?」



「効率の話はしてねェ。ヒトの価値の話もしてねェ。
 やれるコトは、やっとこうぜ。その方がカッコイイじゃねェかよ」

――――――――――――――――――――



「……戦うって、楽しくないのか?」



「胸を張って立派な冒険者になるコトが、そんなにイヤか……?」



「誰も助けちゃくれねェはずだ」



「助けてくれるカラって甘えてたら、その先にあるのは死だ」




「甘えていいのかな。助けてもらっていいのかな」



「………………………………。
 100%甘えて良いコトはない……。他人にも事情がある。疲れもある。
 できるだけの努力はするンだ。……努力は。努力は……。努力は」

G.T.は苦しげに胸を押さえた。呼吸が荒くなる。

――――――――――――――――――――



「努力は、甘えを、否定する。甘えていい、好意を突き放す。悪い。
 自立する、ことは、助けたい、ヒトを、悪くして、しまう……」



「共依存になるのは余計に悪い。自助努力はしていい。甘えてもいい。
 努力しながら、甘えるトコは甘えていい」




「難しい。どこまで甘えてよくて、どこまで自分でやっていいンだ。
 私のコトなんて要らないんだ、私なんて役立たずなんだって、
 手を貸させない状態は、……わる、い、のか?」



「ああ。クソ。これだから『情』ってのは面倒なんだ。
 他人が手を取ってくれなかったら、他の他人に手を伸ばせばいいコトだ。
 何でずっと俺に手を伸ばそうとするンだ」




「俺、かわいそうなのかな。フコウなのかな。
 助けてもらわないと、いけないのかな」



「助けてもらったほうが良いところ、早いところはあるだろう。
 タンクはヒーラーのように癒しを届けるコトはできないし、
 ヒーラーはタンクのように敵視を集めて耐えられはしないし、
 DPSの攻撃力はヒーラーにもタンクにも無いものだ。
 役割分担が何のためにあるかって、助け合うため、補い合うためだ」




「それはそうだ」

――――――――――――――――――――



「他人が何を考えているか分からない。特に感情的な部分。
 俺に何を求めているのか、まるで分からない」


G.T.の内側に残っている「若葉心」は怯えた。



「存在価値を担保するための存在には絶対になりたくねェ。
 自分の存在は自分で肯定しろ。他人の世話に、俺に依存するな。
 他人が自立したら無くなる存在意義なんて、はじめから無だ


G.T.は頭を抱えた。他者を否定する言葉は精神力を使う。

――――――――――――――――――――



「放っておいて。自分で出来るから。ごめんなさい。お世話を断って。
 違うンだ。アンタから学ぶコトがないとか、アンタが俺以下とか、
 アンタが役立たずとか、そういうコトを言いたいンじゃァなくて」



「なッ、ン、なンだよォオ……ッ!! 被害妄想って知ってっか……!
 俺は、自分で、頑張る。頑張れる。頑張って。頑張って。それで。
 アンタ、と。アンタたちと。アンタたちに。俺は――……ッ」

G.T.は膝をついた。向き合う度に真相《深層》に近づいていく。



「「頑張ってるね。頑張ったねって。言われたかった」」

G.T.は蹲ったまま震えている。

――――――――――――――――――――



「肩を並べたかったンだ」「ウン」
「強くなっていくのを認めてほしかったンだ」「ウン」
「自分なりに頑張って、楽しんでたンだ」「ウン」



「努力って、他人からしたら、嫌なものなのかな。
 自分が努力するだけじゃなくて、他人が努力するのもさ。
 俺を見てると、努力してない自分がイヤになるんだって。
 俺を見てると、努力してなかった過去を思い出してイヤになるンだって。
 俺を見てると、俺が生きてるのを見てると、イヤになるンだって」




知るかアァァーッ!! 俺はてめェらを殴り飛ばすのに、
 精神的苦痛を与えるのに努力して生きてるワケじゃねェし!!
 楽しいからやってるだけで、言うほど努力してる感ないし!
 上手く出来たら楽しい!分かってきたら楽しい!
 錯覚かもしれねェケドよ! 錯覚かもなあって不安になったら、
 それはそれ、ちゃんと出来てるかどうか聞……ヒッ」


G.T.は何かを思い出した。思い出したくないことを思い出した。
何度も思い出して、何度も忘れて、何度も思い出す。向き合うべきところだ。




「できてるって。先輩よりも出来てたって。
 ……先輩、俺と同じジョブやるのやだって。
 俺のほうが上手かったから」




なんで!! なんで!! なんで!! なんで!! なァあンでッ!!
 なんのために! なんで! なんで俺が頑張ったと思ってンのッ!!
 俺は戦うために、ヒトと一緒にッ、強いの倒したくて――ッ!!


G.T.は床に拳を叩きつけた。何度も。何度も何度も叩きつけた。

おれが、せんぱいのだいすきな、しごと。やくわり。
めいんの。やつ。うばっ、っちゃ。った。


――――――――――――――――――――



「畜生。畜生。てめェ、ヒトらしいココロなんか無いくせに、
 なんでセンパイに……『兄弟』や『オトナ』に懐くのは出来るンだ」



「部族から追放されたカラだろ。トゥルフールを名乗るのも、本来はするべきじゃない。
 俺は死んでるハズなんだから」



「……強い戦士になれたら。認めて。くれるかな……」



「…………ヒトの役に立つように、異国で働いたなら。許して、くれるかな。
 消しちゃった魂を、死を、かき消す研究が、進んだなら。完成したなら」



「■■■みたいに、強くて、優しい戦士に、なれたら」



「無理だよ。■■■を食べたって、何も分からなかったじゃないか」
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