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【RTX3080 4K】PowerLimitを変えつつ漆黒ベンチ(11/1 実ゲーム動作追記)

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グラフィックスボードをRTX2080TIからRTX3080へ更新したので、漆黒ベンチマークを実行しました(/・ω・)/
PowerLimit60~90%における結果も確認し、とりあえずPL80%で運用してみることにしました。


〇システム環境
OS:Windows 10 Pro 64bit
CPU:Intel Core i9-9900K @ 4.8GHz HT有効 (2コア動作時5.0GHz、6コア4.9GHz)
クーラー:R1 Ultimate V2 (トリプルファン)
メモリ:DDR4-3200MHz Corsair VENGEANCE LPX
VGA:ASUS TUF-RTX3080-O10G-GAMING
M/B:ASUS ROG MAXIMUS XI CODE
SSD:Samsung 970 Evo 500GB/250GB (OS用/ゲーム用)
電源:Seasonic PRIMEシリーズ SSR-1000PD (吸気ファン下向き)
ケース:CoolerMaster MasterCase MC500P (トップ排気に140mm×2増設)
モニタ:Acer Predator XB271HK (3840*2160 60Hz G-Sync)
ドライバ:Geforce Game Ready Driver 456.71

RTX2080Tiでの4Kにおける紅蓮ベンチ結果はこちら(SCORE:12062、平均fps:79.981)


〇実行結果
ファイナルファンタジーXIV: 漆黒のヴィランズ ベンチマーク
計測日時: 2020/10/27 17:21:56
SCORE: 14826
平均フレームレート: 98.71867
最低フレームレート: 41
評価: 非常に快適
-非常に快適に動作すると思われます。お好みのグラフィック設定でお楽しみください。
ローディングタイム:
シーン#1 1.69sec
シーン#2 3.401sec
シーン#3 3.793sec
シーン#4 2.635sec
シーン#5 1.325sec
合  計 12.844sec

画面サイズ: 3840x2160
スクリーンモード設定: フルスクリーンモード
DirectX バージョン: 11
グラフィック設定のプリセット: 最高品質

最高温度:64℃
最高GPU消費電力:340W
平均GPU消費電力:308W

計測の度に多少スコアが上下するので、RTX2080Ti比で20~25%アップといったところ。
噂に違わぬ電気喰いですが、評判良好なTUFなので、これまた噂どおりによく冷えますヾ(⌒(_ ・ω・)_


〇PowerLimit時の実行結果
次はPowerLimit(以下「PL」という。)を90~60%まで掛けた場合の結果です。

上のグラフは、青い棒グラフがPLに対するスコア、赤い折れ線グラフがベンチマーク実行中におけるGPUの平均消費電力の変化です。
PL70%までは小幅の性能ダウンに留まるものの、60%で大幅にパフォーマンスが落ち込んでいます。
平均消費電力はほぼ線形に変化します。





こちらのグラフは、青い折れ線がPLなしを100とした場合の各PLにおけるスコアの比率で、赤い折れ線がスコア/平均消費電力(いわゆるワットパフォーマンス)です。
ワットパフォーマンスが最大化するのはPL70%のときで、60%になるとスコア低下により再度悪化します。
ただし、後述しますが、PL70%では高負荷な状況において絶対性能が不足する可能性が考えられます。



以下は各PLにおける実行結果の詳細です。
PL90%
SCORE: 14479
平均フレームレート: 96.37692
最低フレームレート: 40

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最高温度:63℃
最高GPU消費電力:308W
平均GPU消費電力:296W

PLなしに対して97.7%のパフォーマンスで、消費電力が30Wほど下がります。
温度はもともと低いので、PL60%まで大差ありません。

PL80%
SCORE: 13995
平均フレームレート: 92.91282
最低フレームレート: 37

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最高温度:61℃
最高GPU消費電力:274W
平均GPU消費電力:267W

パフォーマンスは94.4%で、消費電力が約60Wダウン。
最低fpsが少し下がったので、100人表示中のバトルや爆発エフェクトが重なるシーンなどで、若干重く感じられるかもしれません。

PL70%
SCORE: 13307
平均フレームレート: 88.06186
最低フレームレート: 32

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最高温度:59℃
最高GPU消費電力:241W
平均GPU消費電力:235W

パフォーマンスは89.8%で、90%を切りました。
最低fpsも32で、モブハントや南方ボズヤ戦線などでは重くなる可能性があります。
その代わり消費電力は90~100W下がっているためワットパフォーマンスは高いです。
スコア12000のRTX2080Tiでリムサエーテライト周辺が50~55fpsまでは下がるため、その10%アップと考えると、バトル中でなくとも密集地で60fpsを下回るケースが出てくるかもしれません。
8人バトルでも、ツクヨミ後半のような背景とエフェクトが重いエリアでは苦戦しそうです。

PL60%
SCORE: 10760
平均フレームレート: 69.74286
最低フレームレート: 25

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最高温度:58℃
最高GPU消費電力:208W
平均GPU消費電力:202W

パフォーマンスは72.6%となり、一気に悪化しました。消費電力は120~130W下がっています。
ベンチマーク実行中にクロックが不安定となり、最低fpsも25まで落ち込んでいます。
動作も安定感に欠けた印象であり、運用上問題が出るかもしれません。


〇概評
上記の結果を受け、PL80%で当面は運用することとしました。
これまで使っていたRTX2080Tiでは、リムサのエーテライト周辺や24人レイドの戦闘中、背景が重いエリアでの8人バトルなどで60fpsを維持できない場面が目立ち、モブハントなどの高負荷なバトル中は50fpsを下回ることもありました。
PL80%のRTX3080でひとまずリムサエーテライト周辺やガンゴッシュなどを歩き回ってみたところ、60fpsを下回ることはなく、実ゲームでも20~25%アップという額面通りの性能を発揮しています。
南方ボズヤ戦線やモブハントなどの高負荷なシーンではおそらく50fps台までは落ちるだろうと予測しているところではありますが、そのような場合であっても60fpsというのは次世代までお預けといったところでしょう。
結論として、事前情報のとおりの性能で、通常プレイの範囲内で概ね60fpsを維持できるようにという期待どおりの性能であるだろうと考えています。



追記:実ゲームの動作について
実際にPL80%でゲームを動かしてみました(4K、仮想フルスクリーンモード)。
100人の表示制限に達していてもバトル以外は60fpsを下回ることはありません。
モブハントで100人のバトル(自分とPTメンバーのエフェクト全表示、他人のエフェクト非表示)を試してみたところ、上記の予想どおり50~60fpsで推移していました。
2080Tiでは同様の状況で50fpsを下回って45fps程度まで下がることも多々あったので若干向上していますが、最低フレームレートはCPUの影響が大きいと言われているため、劇的な改善はありません。
参加人数が少な目で50人程度ならバトル中でも60fpsを維持できるようです。また、PLを外して100%に戻せば100人のバトル中でもフレームレートは50台後半~概ね60fps付近まで上がりますが、やはり最低fpsは50台前半です。
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